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1. ストリート・オブ・ファイヤー
監督のウォルター・ヒルは、この前に「ウォーリアーズ」も手がけており、青春期のダークでアグレッシブなパワーを若者の立場から見事に描いていると思いました。
また彼は、この映画の完成後、「アメリカン・コミックス」の展開でヒーローを描きたかったと言っていますが、確かにマンガのようなタッチを意識したことが感じられます。
ダイコンのマイケル・パレがあんなにカッコ良く見えるのは、もう監督のマジックでしょう。音楽も楽曲が素晴らしく最高の仕上がりと思います。9点(2004-06-09 04:52:49)《改行有》
2. アンタッチャブル
子供の頃は訳も分からず、このテレビ番組に釘付けになっていた記憶があります。
ブライアン・デ・パルマ監督らしい、見る側の神経と心理をを巧みにイジリまくる手法は、正に芸術と言えるでしょう。ケビン・コスナーが他の俳優陣に食われているのがかえって良かったかも知れない。9点(2004-06-09 04:40:34)《改行有》
3. U・ボート
《ネタバレ》 敵国イギリスの歌を潜水艦の中で流す場面がありますが、戦争中であっても歌には国境が無かったと言う事でしょうか。
連合軍駆逐艦隊との遭遇で、限界まで潜航するシーン、水圧に耐え切れず軋む船体、
「コーン・・・コーン・・・」というソナーの音、弾け飛ぶボルト。
潜水艦独特の密閉された空間は、見る者には語りつくせない閉塞感と緊張を、これでもかと言うほど見せつけます。
戦争の悲惨さを、最後には戦死する主人公(艦長)の目で最後まで追い続けるラストは重厚。メインテーマの音楽も勇ましく、耳に残ります。9点(2004-06-09 04:21:26)《改行有》
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