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1. アマデウス
脚本を書いたピーター・シェファーは「伝記ではない」と語っているが、多くの人にとってはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという天才の生涯を知る最良の作品なのではないだろうか。そこにアントニオ・サリエリという音楽的才能に恵まれながらも、音楽史上最高の天才と同時代に生きなければいけなかった人間の苦しみをスパイスとして加え、映画としての楽しみも付加している。個人的には、映画の中の「凡庸」な人たちと同じようにモーツァルトの音楽は「音が多い」と思うのであまり好きではないが、分かる人には無駄のない完璧な作りだと分かるのだろう。「自分の仕事には1点の隙もない」なんて言ってみたいものである。9点(2004-01-11 01:17:45)
2. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
長い。すごく凝ってるのは分かるが、それほど共感できるストーリーではなかった。振られた後に車でレイプする意味もさっぱり分からない。副音声で解説してくれるDVDの出来は良い。5点(2004-01-07 20:31:27)
3. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 個人的に歴代最高と思っている作品の1つ。映画への情熱、アルフレードとの心の絆、エレナへのひたむきな愛(オリジナル版では単なる失恋で終わってるが・・)と、人間として生きていく中で必ず経験する情動みたいなものが凝縮されている。エンディングも最高。人生の苦渋を味わった主人公が、最高の宝物を観て胸を詰まらせる姿に感動する。10点(2004-01-07 00:09:35)
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