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1.  第三の男 《ネタバレ》  <第三の男>は、何時の世にも共通な人間の愛憎、信頼と裏切り、そして良心が生み出す虚しさを語りかける。だからこそ時代背景が半世紀前であろうと、虚無を経験した人がこの映画を見れば、「やはりなあ」とか、「そうなんだよね」と感じ入るのだろう。ハプスブルグの栄光が破壊され、英米仏露に分割統治された敗戦直後の混乱の街ウィーンは、陰影が豊富で将にその舞台に相応しい。  アンナはチエコの生まれ、戦後の不安定なウィーンで、オペレッタ女優として生きている。どさくさに紛れ、オーストリア人のふりをして。アンナの恋人(米国人ハリー)が突然に亡くなり、彼女は失意の内にも自分に降り掛かる困難に耐えようとする。ハリーの侘しい葬式の日、突然に恋人の親友ホリーが現われ、彼は不自然さから親友の死の原因を稚拙な形で追っかける。ホリーは、半分同情心で半分は恋慕でアンナに接するが、彼女はハリーの想い出を部分的に共有するホリーに仄かな好意を寄せ始める。  ホリーの悪戦苦闘の結果、ハリーが生きている事を掴み、チエコに追放寸前のアンナも悦ぶ。やがてホリーは、親友と思い込んでいたハリーの醜悪な実態に気付き、アンナの苦境を助けるためにも英国憲兵隊に妥協してハリー逮捕に参加、結果的にはハリーを自分の手で射殺する。しかし、アンナはハリーを一途に愛するが余り、自分の苦境を救ってくれたホリーの裏切りを絶対に許せない。そんなアンナを忘れられぬホリーは、本当の葬式の日に彼女が思い直す事を密かに期待して彼女の行く手に佇むが、アンナは亡くなったハリーの記憶を総べて消し去るかのように、ホリーを一顧することも無く静かに立ち去って行く。  名優達の素晴らしい演技、芸術とも言われる白黒画像形成とその組み立て、隙が無くテンポの良いシナリオ、そして伝統楽器チターによる「ハリー・ライムのテーマ」が響きわたり、忘れ得ぬ映画となって<第三の男>は私達の心に突き刺さる。軍司貞則氏は、原作・脚本のG.グリーンが「第一の男」、監督のC.リードが「第二の男」、作曲・演奏のA.カラスを「第三の男」と述べたが、確かにカラスの音楽抜きにはこの作品を語れないだろう。  映画撮影以来60年近く経過した現在も、プラーターの大観覧車(内部は落書き多し)、中央墓地の並木道(Tor 1 から入る)、ホテル・ザッハー裏手のカフェ・モーツアルトなどは健在である。 [DVD(字幕)] 10点(2005-10-11 00:15:44)(良:2票) 《改行有》

2.  サウンド・オブ・ミュージック  封切り館の大スクリーンで最初に見たのが、今から41年前。マリアが子供達に音程を教え、巧みにメロディーを作り、歌詞を付けて行くシーンに感動する。その時は、剽軽な「一人ぽっちの羊飼い」、静かに歌われる「エーデルワイス」が気に入った。  それからTV、ビデオなどでこの映画を何度見たかは忘れたが、次第に「全ての山に登ろう」や「もうすぐ17才」が印象に残った。J.アンドリュースも、C.プラマ-も英国の舞台俳優で、英語発音が極めて分りやすい。この映画の好きな場面は沢山あるけれども、最近は舞踏会の場面でマリアとトラップ大佐がレントラー(オーストリアの古式フォークダンス)を踊る様が想い出に残る。二人共姿勢正しく3拍子で踊るのだが、軽妙なステップは勿論彼らの手付きが素晴らしい。そして踊りながら、互いにじっと見つめ合う。次第に盛り上がる互いの思いが見事に表現され、靜と動の美しく調和したシーンである。  ザルツブルグに滞在し、ザルツアッハ川に架かるモーツアルト小橋(ドレミの歌を唄いながら渡る橋)、華麗なミラベル庭園、レジデンス広場の馬噴水、主撮影場所となった池に面する宮殿近傍、音楽祭会場(フェルゼン・ライト・シューレ)などを訪れた。何処にも親近感を覚えた。ガラス製傘亭のパゴダは、市内から離れたヘルンブルン庭園にあって、リースルとロルフが元気に踊る姿を彷佛とさせる。これは、撮影終了後、20世紀FOXのスタジオから移設された。  あの心に残る結婚式を行った場所は、ザルツカマングートにあるモントゼー教会であったが、内部の荘厳な造りに比べると外装はテレジアンカラーのあっさりしたものであった。リースルに導かれてマリアが清涼な花嫁衣装姿で歩いた通路を辿り、祭壇まで行ってみた。ふと思ったのは、結婚式の男装はやはり軍服姿が良いなと言うこと。この教会の広場に大きな日章旗が翻っていた。ここを訪れる日本人が多いためらしい。  オーストリア発行のユーロ2セント硬貨には、この国の国花エーデルワイスがデザインされている。愛国を訴えて熱唱したトラップ一家の想いは、そんな所に今も生きているように感じる。この映画の素晴らしさは、40年経過してもリメイクされない(多分出来ない)所にあるのだろう。監督、俳優達、そしてスタッフの熱意が打ち揃って、世代を越えながら見る人達にひしひしと訴えかけて来る名画である。[映画館(字幕)] 10点(2005-09-27 04:34:17)《改行有》

3.  ブラザー・サン シスター・ムーン 映画館で見たのは、1974年。生まれたままの姿になるフランチェスコ、金髪の輝くクレアの断髪シーン、教皇インノケント13世との劇的な謁見が忘れられない内容です。そして、多くの人達がコメントするあの優しい音楽。それは、シンガー・ソング・ライター、ドノヴァン・レイチがギターを奏でて唄っている主題歌。静かな曲だけれどずうーっと耳に残っている。その後、この映画をテレビで何回か見たが、清らかになる気持は同じであった。  今度DVDが出たので、早速購入。見終わって、30年前と全く変わらない感想です。<アッシジのフランチェスコ>と言えば、殆どのカソリックの人達は巡礼聖人として良く知っている。彼を支えた聖女クレアの名前と共に。でもこの映画は、クリスチャンであるかどうかに関係なく、フランチェスコとその周囲の人達が示した暖かい思いやりに心を打たれる。フランチェスコを演じたグラハム・フォークナーも、クレアになった女優ジュディ・ボウカーも新人俳優で、二人とも新鮮そのもの、そして眼の輝きが素晴らしい。昨今の若い人達に是非見て欲しい秀作だと思いますね。  10点(2004-09-08 18:31:06)(良:1票) 《改行有》

4.  チャンプ(1979) 《ネタバレ》 とても良い映画だと思います。まずは、ティモシー・ジョゼフ(TJ)を演じたリッキー・シュローダー君に心から拍手を送りたい。とても8歳の子供の演技と思えないリアリティに富んだ所が幾つかある。アカデミー助演男優賞を貰って当然と思うが、現実はそうならなかった。男親が子供に対して出来る事は限られているんですね。息子だったら、それがもっと絞られる。男らしく生きなければいけない、そして離婚した時にはお前の母親を大好きだったんだよとどこかで言う必要がある。この映画は、その二つを明確に示していた。多分、今の日本で一番必要な心の在り方を教えてくれているように感じますが、如何。何気ない会話が、次の場面、あるいは後で意味あるように心配りを持って作られているのが優れている。この監督さんは、きれいな画像をとても大事にしているように受け止めました。それとは別に、田舎酒場、競馬場、ヨット・ハーバー、そしてボクシングの会場風景は、米国の持つ特徴を巧みに表している。フエイ・ダナウエイが演じる成功したキャリヤー・ウーマン(主人公の元妻)の身勝手な気持を理解してあげたいんだが、どうも疑問が残る。女性は一般に、生活リスクを嫌うから(一度なりとも得た安定な家庭生活を維持したいとの願望?)可愛い盛りの息子に出会いつつ、母親と認めて貰いたい気持を持っていても、戻ってくれよと訴える主人公とよりを戻して息子との生活に踏み込めない。そのくせ、息子に出会うとべたべたするのは、母性本能と言うものなのでしょうか。この映画の監督は、どうもストイックな男の生き方に強い関心があるようで、元妻をリッチな存在にさせつつ、貧しい主人公(ジョン・ボイドが好演)が彼の唯一の晴れの場であるボクシングの結果死なせることにより、男はかくあるべしと主張している。その感覚は、状況は全く違うけれど、古くは<望郷>、あるいは近くの<ライフイズビューティフル>の主人公に繋がるものがあるように感じます。実は、私はそれが大好きなのですが。達者な俳優さん達が、皆映画にのめり込んで参加していて、子役を引き立てながらこの世も棄てたものでは無いよと訴えているように思いました。多分、それが皆さんの涙腺を強く刺激するのでしょう。主人公と対戦したボクサー、人は良さそうですが何だか体格が良過ぎて、ウェイト・ランクが一つ上のタイプと思ったのは素人考えと自覚しています。9点(2004-08-15 02:25:04)

5.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》  人々の間にある信頼感を思い出させてくれる名画。この映画を何年か前TVで観ましたが、日本で初めて公開されたのは、何時なのでしょう。猪俣勝人氏の「世界映画名作全史(戦後編)」(1974)に全く記されておらず、映画通(?)366人が選んだ「大アンケートによる洋画ベスト150」(1988)には、一行も書かれていない。日本では、ずうーっと無視されていたみたいですね。60年近く経過して、自らの癒しを求めたり家族や弱い立場の人々を思う風潮が少しずつ復活して来たことの現れなのでしょうか。この映画、今でも米国ではクリスマスの頃に皆さんが見ると聞きました。あの金持ちの欲張り爺さんは、新聞に挟まっていた8000ドルを手に入れて、返さないままにしていたのだとしたら許せないな。10点(2004-02-13 08:46:06)

6.  スティング 《ネタバレ》  小粋で軽快な娯楽作品。ギャングの大ボス、ロネガンは、最初に組の金を11、000ドル掠め取られ、次に、フッカー/ゴンドーフに財布の金を15、000ドル程むしられる。馬券で、フッカーの勝ち金から15、000ドル取り返すが、これは釣り針。挙げ句に50万ドル持って行かれるんだから、踏んだり蹴ったり。  主演の3人の俳優は、持ち味が出ていて良いし、傍役達も実に達者な人達ばかり。1930年代のシカゴのダウンタウンの雰囲気がループを中心に良く出ていると思う。この頃、アメリカの男共は皆中折れ帽子か鳥打ち帽をかぶっていたんですな。フッカーの走り回ること、あれは合計すると相当な距離でしょう。皆さんの言うように、スコット・ジョプリンの演奏する<エンタティナー>の曲が映画にぴったりですね。観た後、不思議な爽やかさが余韻として残る。10点(2004-01-31 20:35:13)《改行有》

7.  ペーパー・ムーン  時間が経っても、忘れられない秀作。白黒で撮影されているのがなお良いと思う。聖書売り屋が詐欺師と言うのが、いかにも米国らしい。アディが三日月のペーパー・ムーンに乗かって、写真を取る所は何やらジーンと来ますね。子供らしさと大人のずるさをまぜこぜにしながら演じた名子役ティタム・オニールは、今後誰も真似が出来ない程の素晴らしい演技力を持っている。兎に角、全体がほのぼのとしていて、楽しい映画だと思う。レンタルビデオも本数が少ないようだし、DVDをなるべく早く出してくれると、評価する人が沢山増えるのになあ。10点(2004-01-26 16:45:39)(良:2票)

8.  U・ボート 潜水艦映画の中では、最も現実感に溢れていて秀逸。Uボートの詳細な構造、その戦いぶり、乗組み員の生活などが良く分る。<眼下の敵>とは異なる捉え方をしている。苦労して部下を連れ帰った艦長(ユルゲン・プロホノフが好演)は、最後のシーンで何を考えていたのだろうか。10点(2004-01-05 13:12:25)

9.  フライド・グリーン・トマト 女性間の友情を描いた心暖まる映画。舞台はアラバマ州。現代の話と半世紀前(1920年代)の出来事を行ったり来たりするのも面白い。メアリー・スチュアート・マスターソンは、イジーと言う当たり役を得たようです。昨今は、仲々このような上質の映画が無いですね。 10点(2004-01-05 12:55:52)

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