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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. プライベート・ライアン スピルバーグらしくイライラしない作りの、映画を観ながら考えたことも含めて作品であるといったタイプの一本だった。あのビーチだけで2500人が死んだとはいえ、連合軍は敵地に踏み込んだわけで、優位に立っている。だからこそ兄弟を失った兵隊を呼び戻すといったことが現実にも行われたわけだが、現場の人間にしてみれば恐ろしいプランだろう。冒頭の激しいシーンは、そのことを実感させる。ライアン一人を救うために危険を冒す、理不尽な感じ。誰でも自分の目先の命が大事だ。だけど、そもそも目先の人命が一番大事ならば、はじめから戦争をやっていない気がする。つまり一番大事なのは何かということが流動的になってしまった状態が、戦争というものなのかなと思った。たとえばナチが原爆を完成させてしまったら、アメリカにいる家族だって危ない。そういった身近な感情が集まって、たとえば戦争全体を動かしていたはずで、それは結局、ライアンを助ける行動にもつながりうる。兵士たちの心の動きは自然で、おかしいとは思わなかった。それに、見終わって納得がいったり純粋に感動に包まれたりしないことも、物足りないとは思わず、むしろフェアーだと思った。9点(2004-10-14 19:21:04)(良:1票) 3. 恋するための3つのルール タイトルが悪いっていうのは指摘のとおりですが、問題は日本人には、これをコメディなお芝居として普通に楽しめないがゆえに、ラブストーリーとして売るしかないつうことかと思いました。一般論ですが字幕が頼りのうちは、簡単に「つまらん」と言ってはいけない気がします。うちの嫁さんはロマンスが足りないということで不満顔でしたが、自分はかなり笑えました。結婚式のヒュー・グラントのスピーチもよかった。もちろんジェームズ・カーンもいいです7点(2004-03-07 02:18:25) 4. アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 公開当時、ほぼ無重力のはずの宇宙空間なのに涙が落ちるのはおかしい云々と、しきりに細部が突っ込まれていました。僕自身は、いろいろなものが盛り込まれたハリウッド映画なのに、この物足りない感じは何なのだろうと不思議でした。その物足りなさこそが実は、細部にツッコミを入れたくなる原因になってると思われる…この映画と、たとえばあの豪華客船が上下ひっくり返る映画との違いは何なのか?…それは結局リアルな感じにつながる「キャラクターの魅力」でしょうかね。6点(2004-02-09 21:26:38) 5. ノッティングヒルの恋人 家内に勧められて観ましたが、ジュリア・ロバーツのうまさ、ヒューグラントの目つきにしびれました。主役のスターが書店主に恋をする心の動きが今ひとつ描かれてないような気もしますが、メイキングでロバーツが語っているように二人はユーモアのセンスが一致したのかもしれないですね。そういえば出だしからナンセンスな会話が続出していたけど、英語の会話に込められた微妙なウィットが、僕にはよくわからなかったのかも。8点(2004-02-08 01:32:15) 6. GODZILLA ゴジラ(1998) 水の中に逃げるゴジラがかわいそうでほとんど泣けた。やさしい生物学者のマシュー・ブレデリックはハマっていた。わざわざ1点を入れにくる「オリジナルのゴジラを知ってます派」が多いんですね。この平均点は。8点(2004-01-23 20:04:52) 7. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 よくできた映画かと思うけど、同じ監督の「グリーン・マイル」と同じで、小説の映画化以上のものではない感じがしました。ストーリーのアラもそのまま…主人公が幸せを得る方法として、どうしても納得いかないです。単なる穴掘り。 その後のコメントを観ていて気づいたのですが、高評価している方がよく「希望を持って生きること」の大切さ、を感じたようです。そして僕も同じように感じたんですが、ただそこで期待した解決が「自分で脱獄すること」ではなかったのだと思います。何か神秘的なほどの偶然で釈放されるに至るとか、を期待してました。7点(2004-01-07 11:10:06)《改行有》
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