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1. 時をかける少女(1983)
若い頃、瀬戸内の穏やかな風景や尾道・竹原の古い街並に魅了されて「尾道詣」をしたことを懐かしく思い出します。観光協会で借りた、大林監督自身が吹き込んだ「尾道案内」のテープを聞きながら坂が多く道が狭い街を散策したっけ。筒井康隆の原作から引用しているのはプロットくらいなもので、見事な青春映画に仕上げているのは大林宣彦の手腕によるところが大きいでしょう。最後のユーミンの音楽にのって流れるオマケのNG集が楽しい。7点(2004-08-13 18:25:22)(良:1票)
2. さびしんぼう
《ネタバレ》 初めて見たとき全然期待しないで観たのに非常に感動したことを覚えています。そして感動のあまり物語の舞台となった西願寺へでかけたのを思い出します(西願寺が意外と小さかったのも懐かしい思い出です)。狭く坂が多い道々や向島への桟橋など、この物語は尾道の風景なしでは成立しない気がします。三部作の中で最も大林監督の極私的映画といわれる所以もわかります。ヒロキ役の尾美としのりさんと当時無名だった父親役の小林念待さんがお風呂で語り合うシーンが特に印象的です。富田靖子さんも輝いていました。尾道三部作の中では一番好きな作品です。[ビデオ(邦画)] 9点(2004-01-07 17:37:57)
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