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1. クローサー(2002)
《ネタバレ》 ヴィッキー・チャオを少林サッカーで見て、その特典映像での可愛さにやられて「クローサー」のDVDを800-も出して買いました。
ホットパンツから覗くフトモモ、ムチムチのケツ。つい一時停止ボタンやコマ送りボタンを使いそうになりました。
見所はヴィッキーの号泣シーンとラストの倉田氏との殺陣。号泣シーンでは胸が熱くなり、殺陣は大迫力。同じ日本刀アクションでも日本映画の殺陣は流れ重視というか、しなやかな柔の殺陣。切れ味で勝負のようなところがありますが、この映画の殺陣は剛の殺陣。スピードがありながらも力強く、その中にも小技がちりばめられていたり、迫力も感じられます。「斬る」ではなく、「叩き斬る」という感じでしょうか。
主演女優3人の「華」と倉田氏の「男臭さ」を満喫できる佳作だと思います。単純にわくわく見れたので高得点。7点(2004-01-21 09:16:13)《改行有》
2. 鬼が来た!
《ネタバレ》 確かに中国共産党軍が絡んでこないことは不満である。また、日本軍は虐殺をする非道な軍隊である、という前提の下で物語を作り上げていることも不満です。親日派の監督でありながらも、潜在的に中共の宣伝戦(日本人の虐殺は当たり前のようにあった行為であるという宣伝)に毒されてしまっているのは悲しくもある。
しかし、虐殺にいたるまでの日本軍は今までの中国映画での表現とは違い、規律を重視し農民と交流を持つ余裕もある軍隊として描かれているというのは素直に評価できる。虐殺へ至るきっかけと、その理由付けもなされているのも良いと思った(農民をテロ分子とみなして殺戮をしている)。単なる凶暴で極悪非道な無差別殺戮者集団として描かれてはいない。
日本軍による虐殺シーンだけを見て「やっぱり日本軍は鬼だなー」なんて、ここで思考停止してしまってはもったいない。
鬼って誰かな?「私」?「照屋」?「日本軍」?「主人公の農民」?「国民党」?
戦時下では誰でも『鬼』になりうる可能性があるのです。
反戦映画を名乗りつつ、結局は名ばかりで一方を悪人に仕立て上げるだけの映画がほとんどだが、この映画は違う。そこが素晴らしい。
※隊長:澤田謙也がかっこいい!変な趣味はないけど惚れた。8点(2004-01-21 08:41:37)《改行有》
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