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プロフィール
コメント数 2026
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/m_motoya
年齢 52歳
自己紹介 1回しか見たことないんだけど、3Dはちょっと苦手
あと、ホラーはかなり苦手
それ以外ならなんでも見ますよ

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1.  ソング・オブ・ザ・シー 海のうた まるで絵本が動き出したかのような幻想的な世界観に癒されます。 物語は少し悲しい展開を辿るのだけど、キャラクターがそれぞれに愛らしくて温もりが感じられる。 アイルランド神話になぞらえた家族の絆の物語に心から感動しました。 何か悩み事が出来たときにまた見直してみたい心の治療薬のような作品です。 最新の映像技術を駆使した3DCGアニメが全盛の時代だけど、トム・ムーアはアニメの新たな可能性を切り開いたような気がします。 作品の端々にジブリを思わせるシーンがあり、その影響力の大きさに改めて感心するのだけど、一方で近年のジブリが本来の輝きを失っているような気がしてもどかしい。 逆にこういった良質の作品が刺激になって、また素晴らしい作品が生み出されると嬉しいんだけどね。[DVD(字幕)] 10点(2017-04-27 17:39:01)《改行有》

2.  きみはいい子 正直言って、前半は苦しくて仕方なかったです。 虐待される子役が可哀想で直視してられなかった。 演技なんだ、フィクションなんだ、と自分に言い聞かせながら見てたけど、苦行のようでした。 僕も小学生のとき、授業中にお漏らししたことがあって、クラスメートが雑巾とバケツを持ってきて掃除してくれたことをよく覚えている。 もし逆の立場だったら、僕は掃除してあげられただろうかと考えさせられます。 中盤以降、この苦行の解決方法が提示されるわけですが、涙が止まりませんでした。 この作品は子を持つすべての親と教師に見てもらいたい。 こういった問題はケースバイケースで、同じ方法ですべてが解決するとは思わないけど、この方法で救われる人が少しでも居るのなら、作品を見る価値はあると思います。 いい役者を揃えた良作で、それぞれ素晴らしい演技をされていましたが、どんなに演技力の高い俳優さんも子役の笑顔には勝てませんね。 作品を見終えて、なんだか心が穏やかになったような気がします。 何かが僕を抱き締めてくれたのでしょうか?[DVD(邦画)] 10点(2017-01-21 15:38:07)《改行有》

3.  イニシエーション・ラブ 《ネタバレ》 コメディなら笑わせるのが目的で、ホラーなら怖がらせるのが目的で、本作の目的は騙すことなんだろうけど、完璧に1000%騙されてしまったので、この点数にしておきます。 日焼けの水着跡とか、コーラで汚れた服とか、着てきた服が買って貰った服だったり、借りた本があったり、妊娠したりとか、ヒントはいっぱい仕込まれてたけど、そもそも松田翔太になった時点で気付かないといけないわけで、それを勝手にそういう演出なんだと思い込んで騙されてしまうなんて、心の隙を突かれた感じです。 挙句の果てには、大学の専攻も違うし、下の名前も明かされるのに2人がぶつかるまで気付かなかった。 一旦信じてしまうと、とことん騙されてしまうんですね。 もうオレオレ詐欺で騙される人を笑ってられないです。 少し言い訳をするなら、物語自体が面白くて、この三角関係がどうなってしまうのか興味津々で、謎解きどころじゃなかったというところでしょうか。 前田敦子の醸し出す昭和感が魅力的で一気に物語に引き込まれてしまうんだけど、それを上回る木村文乃の平成感が刺激的で心が揺らぐ。 まあ、木村文乃もがっつり昭和の女なんだけど、東京の女は時代を先取りしてるんだろうね。 もう1回最初から見たら、騙されてた自分がアホみたいに感じられて、笑いが止まりません。 人ってこんなにも変わってしまうもんなんだなぁって納得してた初見の自分に、別人ですから!ってツッコミを入れてる2回目の自分が居ました。 騙しの小道具にもなってた電話の使い方が上手くて、携帯の無い時代の恋愛ってこんな感じだったなぁって懐かしかったです。 あと、冷静になって時間軸を考察してみると、正式に付き合い始めたのは別れた後のようだから、ギリギリセーフで二股じゃないような気もする。 前田敦子の視点で構成されたバージョンがあれば、心の移り変わりを垣間見られて、また違った面白味がありそうですね。[DVD(邦画)] 10点(2016-08-18 15:33:25)(笑:1票) 《改行有》

4.  神さまがくれた娘 《ネタバレ》 これは泣きました。 涙の止め方がわからなくなるくらいに泣きました。 でも、ただ泣かせるだけじゃなくて、いろいろ考えさせられる深みもあるし、映画としての面白味を増すような構成の巧みさにも感心させられました。 インド映画らしく突然歌い出したり、バカみたいなコメディ演出があったり、法律を無視した法廷闘争があったりと盛りだくさんな内容だけど、単純に要約してしまえば、クリシュナとニラーの心の絆を描いた愛情物語なんですよね。 それなのにその肝心のニラーがなかなか登場しない。 冒頭、意味不明なシーンに始まってニラーニラーって名前だけは散々出てくるけど、本人が登場しないまま話が進む。 下手すると牛かヤギの名前かも知れないと思わせつつ、どうやら人間の女性の名前らしいということが見え始めるまでにたっぷりと時間を要する。 そして、満を持してのニラー登場でまず号泣。 ここまでの話で1本の映画にしてもいいくらい悲しい物語なんだけど、本作はここでやっとスタート地点というのが末恐ろしい。 ここからクリシュナとニラーの絆の構築にたっぷりと時間を費やして、冒頭のシーンへと繋がる。 意味不明なシーンとか思ってた自分が恥ずかしくなるくらい悲しいシーンだったことに気付いて更に号泣。 ここから先の法廷闘争は、会えそうで会えない2人の悲しみに号泣、それを助けてくれる人たちの優しさに号泣、そして、ようやく会えたと思ったらニラーの愛らしい仕草に号泣。 これはもう反則的な愛らしさです。 正に神さまがくれた娘ですね。 この作品が恐ろしいのは、これでハッピーエンドにしないところで、その先に待ち受けてるラストシーンでやっぱり号泣させられました。 愛情が勝つのか、法律が勝つのか、その二択で散々引っ張っておきながら、最後には現実が待ち受けてるんですね。 これはもう正しいとか間違ってるとか言えない話で、それが現実なんだと思い知らされます。 それでも、強盗ですらいい人というインド人の優しさに触れられたので、クリシュナとニラーはきっと幸せになるだろう、きっと悪いようにはならないだろうという安心感のようなものもありました。 これからは月を見上げる度にニラーのことを思い出して泣いてしまいそうですけど、きっと幸せに暮らしてると信じたいですね。[地上波(字幕)] 10点(2012-06-17 09:53:39)《改行有》

5.  高校デビュー どうしよう??? 好きになっちゃ駄目な映画を好きになっちゃった。 ベタだし、すべってるし、恥ずかしいけど、どうしようもなく好きです。 これだけ駄目な要素が満載なのにそれでも好きでいられるというのは、もう運命の出会いとしか言いようがない。 冒頭ユニフォーム姿が凛々しくて、僕としてはもうそのままでOKではあったけど、恋のサクセスストーリーを歩んでどんどん可愛くなっていく過程も良かった。 主演に新人を起用するなら両親や教師といったところにベテランを配してがっちりサポートするもんだと思うけど、映画デビューという壁を乗り越える為のコーチらしきキャストが見当たらない。 ざっと見渡す限りキャリアだけは長そうな温水ですら足を引っ張ってるように思えてならなかった。 次から次にすべるお笑い芸人の小ネタにもめげず、そんな四面楚歌の状況下でも我が道を突き進み困難を乗り越えていく姿に感動すら覚えます。 見え見えの予定調和なラストシーンも一生懸命に頑張ったご褒美なのかなと思えて微笑ましかったです。 基本的におバカコメディなので真面目に見ちゃいけなかったのかも知れないけど、恋に落ちるまでの過程とか納得できたのですんなり感情移入出来たし、一生懸命に頑張っていればきっと夢は叶うというテーマに共感も出来ました。 ラブコメとスポ根を融合させたラブ根という新たなジャンルを切り開こうとした意欲作とまで言ってしまうと褒めすぎか? これからの人生で好きな映画を聞かれる度に高校デビューと答えなくちゃいけないのは恥ずかしいけど、好きになってしまったものは仕方ない。 この作品が好きなんじゃなくて、大野いとに恋してしまっただけという可能性も否定できないけど、これ以外の大野いとを知らないので真相は定かではない。 あと、少女漫画とかほとんど読んだことないけど、これは原作も読んでみたくなりましたよ。[DVD(邦画)] 10点(2012-05-22 18:03:35)(良:2票) 《改行有》

6.  キック・アス 何の予備知識もなしに見始めたので、序盤はどんなスタンスで観賞すればいいのかわからなくて戸惑った。 でも、死んでもいいんだって開き直ってからは最高に面白かった。 コメディは笑えるし、アクションの迫力も抜群で、殺戮のギミックも凝っていて斬新だった。 あと、感動で泣けるシーンもあり、切なくて泣けるシーンもある。 ここまでいろんな要素を盛り込んでるのにシナリオに一本筋が通っていて見事に展開していくのが素晴らしい。 キャラも魅力的で最高。 キック・アスはずっこけヒーローではあるけど、その理念には思わず感涙してしまったし、終盤はかっこよくさえあった。 そして、やっぱりヒット・ガールが超絶クール!! しかも、かわいい♪ 日本のアニメならここに+αしてミニスカートでパンツ見せるのだろうけど、そんな些細なことで減点したら僕の人間性が疑われそうなので、とりあえず満点にしておきますね。[DVD(吹替)] 10点(2011-04-11 16:36:56)(良:1票) 《改行有》

7.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語 TVシリーズを1話ずつ見る方がいいと思ってるので、満点は付けられないけど、ほぼ遜色のない完成度だと思う。 前編で多少カットしたお陰で終盤の大切なシーンをすべて盛り込むことが出来てる。 TVシリーズなら1話見終わる度に1週間の猶予が与えられるので、いろいろと考察したり、もう1度見直したり出来たけど、4話分一気に見てしまうと理解が追い付かなくなるんじゃないかとちょっと心配になる。 本作は初見だけど、TVシリーズを何度も見直したので、もうそれほど感動とかは無いんじゃないかと思っていたけど、それでもやっぱりまた泣いてしまった。 総集編の劇場版には否定的な感情があったけど、また改めて見る機会を与えてくれたことに感謝したい。[インターネット(邦画)] 9点(2023-07-09 13:49:07)《改行有》

8.  映画 聲の形 開始5分でもう泣きそう。 絶対に楽しい作品じゃないことがわかって覚悟したけど、小学生時代を乗り切ったら、少し楽になった。 その後の数年間は地獄の日々だったのかも知れないけど、スキップしてくれたことで深刻さが和らいだ。 いじめは良くないという説教臭い作品ではなくて、どう乗り切るのか、どう変わってくのかという前向きな作品。 過ぎ去った日々に縛られるより、一歩踏み出すことの大切さが描かれていたように思う。 ちょこちょこ蟹が出るのも可愛いし、癒されるシーンもあって、トータルすれば心が軽くなったような気がする。 贅沢を言うなら、ラストで幸せな余韻にもう少し長く浸らせて欲しかった。 もしも小学生時代にいじめの無かった世界線があったなら、どんな高校生活を送っていたんだろうと考えてしまう。 もちろん倫理的にはそっちの方が良いに決まってるけど、それが必ずしも順風満帆の人生に繋がるわけではないのかも。 どっちにしても紆余曲折あって、悩み苦しみながらも同じ形に収まるのかも知れない。[地上波(邦画)] 9点(2021-04-30 19:50:29)《改行有》

9.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 前半のワンカット長回しだけでも普通に面白かった。 低予算でゾンビ映画を撮るとこうなっちゃうよねぇみたいなシーンがいくつもあって、本当に仕方なく妥協したチープさなのか、ゾンビ映画あるあるのパロディ演出なのか、虚実入り乱れた構成が巧みだった。 そういうコンセプトの短編作品だったとしたら7点くらいの評価だろうか。 劇中劇って本編よりクオリティが低いのが普通だけど、劇中劇の撮影と本編の撮影が同じ熱量だったことに納得。 エンドロールで本当の撮影風景が流れるけど、メイキング映像をもっと見たいと思いました。 というわけで、必然的に後半の撮影シーンのネタバラシがとてもリアリティがある。 本当の撮影と同じことをしてるんだからリアルなのは当たり前で、この構成を思い付いたアイデアの勝利でしょうか。 事前情報で二重構造の作品と聞かされていたけど、実際に見てみるとマトリョーシカのような四重構造の作品だったように感じる。 まず最初にゾンビ映画を撮影する劇中劇があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影を撮影するメイキング映像の撮影が行われていたんだなと思うとなんだか感慨深い。 ワンカット長回しなのに一体何台のカメラで撮影してたんだろうかと想像するとワクワクしてくる。 あと、出演者がそれぞれに味があるのもいいね。 よくこれだけ個性的な面子を集められたなと感心しました。 またこのメンバーで作品を撮影してもらいたいな。 それにしても、これを生で放送するなんて無茶な企画ですね。 本当に放送されるなら絶対に見ますよ。 成功すれば凄いし、失敗してもそれはそれで面白そう。 低予算であろうと、無名であろうと、良い作品がきちんと評価されて世に出たことが感動的で、こういった意欲的な作品がこれからもどんどん制作されることを期待しています。[地上波(邦画)] 9点(2019-03-10 17:36:13)《改行有》

10.  この世界の片隅に(2016) 戦争映画はどうしても他人事のように思えて実感が湧かないことが多かったけど、この作品は丁寧に日常生活を描いているので、共感出来る部分が多かったように思う。 悲しい物語ではあるけど、すずさんのほんわかした性格のお陰で、悲しいだけじゃない何かがあるように感じました。 いい作品です。[DVD(邦画)] 9点(2018-06-23 16:21:44)《改行有》

11.  駆込み女と駆出し男 《ネタバレ》 配役を見たときの第一印象は戸田恵梨香で大丈夫なのか?って感じでした。 満島ひかりに食われちゃって存在感が薄れるんじゃないかと。 他にも灰汁の強い女優がうじゃうじゃキャスティングされてて心配したけど、それは杞憂に終わりました。 作品の構成としては群像劇のスタイルではあったけど、物語の中心で素敵のじょごが存在感を示していたと思います。 1つ1つのエピソードに人間ドラマがあり、ごちゃ混ぜに描くのはちょっと勿体なかったかな。 1本ずつじっくりと鑑賞したかったような気もするけど、それぞれ心に込み上げてくるものがありました。 詰め込み過ぎてストーリーがわかり難い部分もあるけど、重厚で奥深い作品に仕上がっていると感じます。 特に鯵売りとお吟の駆込み理由の件は秀逸です。 あと、松本若菜が無言の演技でいちいち心を揺さ振ってくるんです。 当たり前だけど、無言の理由が明かされる前からずっと無言だったわけで、改めて見たら些細なシーンでいちいち泣きそうになる。 鯵を買うシーンなんて、鯵に泣かされてるのか、無言に泣かされてるのか、訳が分からなくなる。 そんな泣かせる人情噺だけじゃなくて、ちょっとした笑いも散りばめられていて、泣いたり、笑ったり、忙しい作品です。 台本通りなのか、アドリブなのかよくわからないけど、陽月華と大泉洋の掛け合いは最高に笑えました。 それから、演技とかあんまり関係無いけど、内山理名が若いの。 戸田恵梨香や満島ひかりより年上なのに全然そんな貫録が無いの。 その若々しさが美人剣士役にぴったり嵌ってて良かったけどね。[DVD(邦画)] 9点(2018-01-26 14:50:36)《改行有》

12.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 今まで散々エピソード詐欺に騙され続けて来たけど、やっと本当のスター・ウォーズが始まったような気がします。 新作の公開に胸を踊らせて映画館に足を運び、こんなのスター・ウォーズじゃないとか言って落胆したことが懐かしく感じられます。 これからは本作と旧三部作を合わせて、四部作だったんだと思うことにします。 物語としては悲しい出来事の連続で、K-2の最期とかぐっと込み上げてくるものがあったけど、泣きはしなかった。 それは多くの犠牲の先に希望が感じられたからなんだと思う。 そんな積み重ねがあってのラスト10分には身震いがしました。 事前の情報で本作はエピソード3.5だと思ってましたが、実際にはエピソード3.99ですね。 これは僕の知ってるスター・ウォーズで間違いありません。[DVD(吹替)] 9点(2017-06-09 18:20:35)(良:1票) 《改行有》

13.  二郎は鮨の夢を見る 《ネタバレ》 これは想像以上に素晴らしい作品でした。 美味しいお寿司を紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、人間ドラマを織り込んだ深みのある構成に感心しました。 美味しいってどういうことなんだろう?って哲学的なことを考えさせられます。 意外だったのは食材選びは業者に丸投げという点。 寿司を握るプロではあるけど、食材選びはプロの業者を信用するという姿勢は合理的。 そういった信頼関係があるから、良い食材が安定して供給されるんだなって納得しました。 その最高級の食材を丁寧に手間暇掛けて仕込むんだから美味しくなるのも当たり前ですね。 寿司ってただ握ってるだけのシンプルな料理かと思ってたけど、ここまでやるんだなぁって感動しました。 お寿司が美味しそうというレベルを超えて、美しい芸術品のようでした。[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2017-02-04 14:42:22)《改行有》

14.  飛べ!ダコタ 《ネタバレ》 冒頭、まず怪我の心配をする姿勢に感動。 これは泣かされると覚悟しました。 当時のことを知る人は少なくなってしまっているんでしょうけど、こうやって映像化して語り継いでいくことは大切なことのように思えます。 派手な演出はないけど、助け合いの精神を実直に描いた名作に仕上がっているんじゃないでしょうか。 ここまでの大騒動ではなかったとしても、当時の日本ではあちこちでこんな出来事があったんじゃないかと想像してしまいます。 戦後の日本が平和国家として歩んで来られた理由がよくわかります。 この作品のロケはすべて佐渡島で行われたとのことで、二重の意味でいい話だなと感慨深かったです。 村民役のエキストラや撮影に使用された衣装や小道具の提供など、島の人たちが全面的に協力して撮影が行われたというのが感動的。 しかも、滑走路の石も島の人たちの手作りだったなんて、それ自体が後世に語り継ぎたい感動物語になってますよね。 当時の助け合いの精神が現代にも繋がっているんですね。 そういった作り手の気持ちが作品にリアリティを与えて、素晴らしい作品になっているんだなと改めて納得しました。 そして、ラストの集合写真の真ん中に主演の比嘉愛未が納まっていて、映画的にはこの並びになるよねぇとか油断してたら、そこにオーバーラップしてくる当時の写真の真ん中にもモデルとなった女性の姿があり、思わず涙が溢れました。 実話だって知ってたはずなのに、ああ本当にあったことなんだなぁってしみじみと感涙しました。 作品を見る前にこの集合写真を見たとしても何の感情も生まれなかっただろうけど、作品を通して見る集合写真には当時の人たちの様々な想いが詰まっているように感じられました。[DVD(邦画)] 9点(2016-12-23 16:54:31)《改行有》

15.  ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒50年の秘密 美味しいラーメンを紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、1人の人間の壮絶な生き様を追ったドキュメンタリー作品でした。 ラーメン店としては大成功なんだろうけど、順風満帆の人生とは言えない哀愁が漂います。 山岸さんはいつも笑顔なんだけど、逆にそれが切ない。 正直言って、行列に並んでまでラーメンを食べたことはないんだけど、並ぶだけの価値のあるラーメンだということは理解できました。 最初は拒んでいた奥の部屋の撮影を最後には許してくれたのが印象的だった。 長い時間を掛けて山岸さんと撮影スタッフの信頼関係が構築されていたんだなぁって、感慨深かったです。 過剰な演出もなく、淡々と起こった出来事だけが語られるわけだけど、終盤は涙腺が緩みました。 山岸さんのラーメンを味わうことは出来なかったけど、山岸さんの人間性に触れられたことが幸せに感じられました。[DVD(邦画)] 9点(2016-09-02 20:24:01)《改行有》

16.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 もうね、Coccoの存在感が凄いの。 Cocco登場以前と以後で別の作品になったような気がする。 なので、急に居なくなったときは寂しかった。 もしかして、スペシャルゲスト的な扱いで、これだけしか出番が無いの?とか思ったけど、そうじゃなくて良かった。 これが素なのか、演技なのかはよくわからないけど、とにかく魅力的なの。 もし主演が並の女優だったら完全に食われてバランスを失ってたかも知れないけど、黒木華の透明感のある演技も素晴らしかった。 序盤は流されるだけの主体性の無い女性だったけど、中盤以降はどんどん魅力的になってく。 ちょっとうちの従姉妹に似てるんだよね。 最近、結婚式も挙げたし。 まあ、そんな縁起でもない話はどうでもいいんだけど、これだけ僕を夢中にさせておいて、この展開ですからね。 衝撃的過ぎました。 涙脆い僕が泣くのを忘れて唖然とするくらい。 終盤は泣きそうになるとちょっと笑わせようとしてくるもんだから、結局泣くタイミングを逃してしまったけど、切なくて感動的な素晴らしい作品でしたよ。 あと、クライマックスのCoccoの長台詞は、とても感動的なことを言ってるんだろうけど、黒木華のバストショットがエロ過ぎて、台詞が頭に入って来ないんです。 仕方がないので、そのシーンだけもう一度見直してみたけど、やっぱりエロいんです。 web版にはこのシーンが無かったので、劇場版を見直して良かったと思います。 それから、泣きそうになると笑わせてくる例のシーンも丸ごとカットされてて、代わりに別のシーンが追加されてたけど、やっぱりそっちでも泣きそうになると笑わせてくるので、もうどうしようもありません。 初見のweb版で点数付けてましたけど、見直した劇場版の評価に変更させていただきます。[DVD(邦画)] 9点(2016-08-29 13:03:59)(良:1票) 《改行有》

17.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 これは人類が知っておくべき歴史的な事実の映像化という意味では意義のある作品だと思う。 1つの戦争に影響を与えただけでなく、その後の人類に大いなる貢献をした英雄が、これほどまでに不遇な人生を送らざるを得なかったとは知りませんでした。 そういう時代だったとは言え、悲し過ぎますね。 というわけで、戦争における正義とか、人それぞれの愛の形とか、奥深いテーマをいろいろと内包した重厚感のある作品ではありますけど、そんなの関係ねぇ!ってくらいの勢いで、エニグマ解読ゲームが面白過ぎます。 最終的には解読しちゃうんでしょ?とか思いながらも、余りにも無理ゲー過ぎて、エニグマに勝てる気がしませんでした。 どうやって解読するんだろう???って興味を煽りつつ、どうせ僕ら常人には理解できないような天才的な方法なんだろうなぁって思ってたら、意外な方向性の閃きで突破してしまうというシナリオが上手いね。 この展開を考え付いた脚本家は天才だわ。 愛ゆえに戦争に負けたとか、ちょっと羨ましい敗戦理由じゃありませんか。 どこからどこまでが史実で、どこからが脚色なのかよくわからないけど、この作品は賞賛に値する名作だと思います。[DVD(吹替)] 9点(2015-12-22 14:14:18)《改行有》

18.  麦子さんと コメディと思って油断してたら、無茶苦茶泣かされた。 堀北真希は可愛いけど、女優としての存在感は圧倒的に余貴美子。 演技がどうこうじゃなく、余貴美子から滲み出る居心地の悪い雰囲気がリアル。 それでも、堀北真希が完全に食われてしまってるというわけでもなく、一人二役をきっちり演じ分けて見せたのは偉い。 ラストは堀北真希に泣かされてるのか、余貴美子に泣かされてるのか、よくわからなくなってしまった。 あと、うちの妹の名前がマキ、母親の名前がキミなので、このキャスティングには妙な親近感を覚える。 僕も親不孝してしまってるので、心に突き刺さるものがありました。 涙が治まったら、母親に電話してみようと思う。[DVD(邦画)] 9点(2015-11-03 16:02:31)《改行有》

19.  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 《ネタバレ》 これで5作目になる超大作シリーズ。 今までは名作の域に達するにはちょっと足りない惜しい作品ばかりだったけど、5作目にして一気にブレイク! これを待ってたんです。 なんで最初からこれをやらなかったのか摩訶不思議。 ピーター・パンの物語が好きなら絶対に見るべき作品に仕上がってます。 ここから先はほぼ100%ネタバレになるので、見てない人はこんなレビュー読むより先に本編を見ることをオススメします。 まず序盤は友情物語なのかなぁって感じで始まって、スター・ウォーズ並のダークサイドに堕ちるという衝撃の展開。 しかも、ちょっと小保方さんも入ってて、ピンクの妖精の粉はありまぁす♪とか言い出しそうな時事ネタも織り交ぜてくる周到さ。 そして、登場する人間の若者。 ちょっとイケメンで、紳士的で、第一印象は悪くない。 実はいい人なの?とか、妖精と人間のラブストーリーなの?とか思ってたら、大どんでん返し来ました。 この若者がフック船長だったんですね。 まだ義手じゃないけど、ちゃんとフックも持ってます。 あと、チクタクワニも愛らしい赤ちゃんで登場して、時計を飲み込んだ経緯も明かされちゃう。 ワクワクドキドキして海賊船が飛んだ瞬間には思わず感動しちゃいましたよ。 まあ、ストーリー的には感動シーンではなかったけど、これはもうディズニーランドの新アトラクション決定ですね。 ほんとこういう前日譚をずっと待ち望んでたんです。 あと、スミーもちょっと登場するけど、フック船長とスミーの出会いの物語もあるのかなぁって想像すると、次回作が楽しみ過ぎる。 それから、シリーズ1作目からティンカー・ベルの性格に違和感があったけど、今作で考えが変わった。 妖精は歳を取らず見た目はそのままなんだろうけど、ピーター・パンの物語はまだ何十年も先の話なんですよね。 フック船長との因縁もずっと続くだろうし、性格も少しずつ変化して行くのかも。 それに仲間たちのキャラが立ってたので、それを取り纏めるティンカー・ベルは素直な良い子キャラがぴったり嵌ってた。 因みに原題のThe Pirate Fairyは直訳しちゃうと海賊妖精となっちゃって味気ない。 邦題の方が100倍ワクワクしますね。[DVD(吹替)] 9点(2014-12-17 15:20:40)《改行有》

20.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 最近は出会ったその日にやってしまうようなラブストーリーが多いけど、これは久し振りに純粋なラブストーリーにめぐり会えた気分です。 節度を弁えた英国紳士ならではのラブストーリーといった感じでしょうか。 最初はかなり嫌な奴だったチャーリーだけど、徐々に魅力が増していくのが良かった。 車の窓を開けて、惚れてまうやろー!って叫びたくなるような状況下でよく我慢したね。 ほんとはキスすらいけないことなんだろうけど、そこは大目に見てあげよう。 一方のヴィクターも悪い男ではなくて、ちょっと料理に夢中になり過ぎたのが敗因という結末は納得の行くものだった。 でも、それは彼の魅力だし、オープンする店に料理を食べに行ってみたいと思えるほど好感度は高かったので、ソフィーにとって苦渋の決断だったことは理解できる。 まあ、捨てられるヴィクターの立場から見ると酷い話で、ちょっと理不尽過ぎるけどね。 この物語はジュリエットへの手紙が50年の時を経てジュリエットからの手紙となったところから一気に面白くなって行く。 正直、クレアとロレンツォのラブストーリーだけでも感動的でちょっと泣きそうだったのにソフィーとチャーリーのラブストーリーまで絡んでくると参ったと言うしかなかった。 同姓同名の物語に相応しいラストのオチも綺麗に纏まっていて良かったし、ソフィーはひとりだけという言葉も心に沁みた。 あと、やっぱりソフィーの書いたジュリエットからの手紙がとても素晴らしくて勇気を与えられる文章だったので、この物語全体の説得力が増したような気がする。 もちろん記事の方も素晴らしかったに違いないので、ジュリエットへの手紙が爆発的に増えちゃったのも納得である。 ジュリエットの秘書さんたちはボランティアでやってるらしいけど、記事の反響が大き過ぎて大変だろうなってちょっと心配してしまいます。[DVD(字幕)] 9点(2014-06-26 15:39:47)(良:1票) 《改行有》

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