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1. マルタの鷹(1941)
《ネタバレ》 「ハードボイルド」の傑作、ハンフリー・ボガードの出世作など、映画史上で重要な作品。
<BR>殆どが部屋の中という場面設定ながら、人物描写と緊張感はなかなか見せる。
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ハンフリー・ボガードの渋い魅力が全開。決してハンサムじゃないのにやっぱりかっこいいよねぇ。
この作品の前までは彼は悪役ばかりだったそう。<BR>
この後カサブランカなどに出て「かっこいい」イメージが定着した感じ。しかも「ちょっと影のある感じ」がいいのだ。<BR>
最後のなかなか意表をつく結末も○。ただ最後まで見ても謎は解けるけど彼の気持ち(ヒロインへの愛は本当はどうなの?とか本当に悪と取引しようとしたの?)とかその辺はポーカーフェイスに隠されて読み取れない。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-24 16:41:01)《改行有》
2. 晩春
小津作品の中では私としてはナンバーワンです。何がいいって、笠智衆がいい!ラストシーンだけ見ても何度でも泣けます。妻を亡くした夫と娘を嫁にやる父をやらせたら笠智衆は天下一品。ちょっと「ずるい」くらいのすばらしさ。学生の時にも見たのですが自分が嫁に行ってから見たら5割増しぐらいで心にしみました。10点(2004-05-20 19:01:17)(良:1票)
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