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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 悪魔が来りて笛を吹く(1979) 原作未読です。何やら脇まで豪華キャストで固めておりますが、犯人が発覚するまでの中間部が退屈です。人死にの扱いが小さいからでしょうか。記憶によりますと、かのアリストテレスが『詩学』の中で悲劇の手段として痣などを用いるのは下策だとしていたと思いますが、本作を見て合点しました。西田=金田一はちょっと恰幅が良すぎだったでしょうか。4点(2004-12-05 17:19:46) 3. シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 薬中になったホームズが、フロイトに助けを求めるというとんでも設定には7点くらい差し上げたいが、話自身があまりピリッとしないので、この位が妥当かな?5点(2004-06-14 14:04:58) 4. 戦国自衛隊 (;´Д`)ナニコレ2点(2004-06-11 13:08:08)(笑:2票) 5. 狼たちの午後 実話に基づいたシナリオらしいですが、当時はさておき、今見てみるとコメディーにしたほうが良かったのではないかと思えます。ソニーの母親や妻もどことなくコメディっぽいですし、大衆に指示されるところなんかも喜劇っぽい。アル・パチーノが、焦りぎらつく感じが印象的ではありますが。5点(2004-05-28 13:36:21) 6. ゴッドファーザー PART Ⅱ 仲間たちとともに上り詰めていく父ビトーと、仲間はおろか肉親すら離れていく息子マイケルの対比、トップの孤独。良く出来ています。良く出来てはいるんですが、全体として低調でメリハリがない。7点(2004-05-26 08:43:20)(良:1票) 7. ゴッドファーザー んー、これが単純にマフィアの構想を描いたのではなく、それを通じてのマイケルの成長過程がテーマだとしたら、シシリーから帰還した後半はかなり急ぎすぎな感じがします。あのラストの妻との微妙な距離感は、ゴッドファーザーになったことで、マイケルは「血の通っていない」人間になったと言いたかったんでしょうか。ただ、あの象徴的な教会のシーンはいいですね。ちょっとあざといですけど。9点(2004-05-24 17:29:32) 8. パピヨン(1973) 凄いですね。本当に凄い。自伝的小説が原作だというから、なおさら凄いです。そして重い。ただ、なぜ原住民たちから逃げ出したのかがわからない。彼はその後ベネズエラに行ったらしいから、本国に戻りたかったというのも当たりではないでしょうし…。当時はまだ差別的な視線が残っていたからでしょうか?8点(2004-05-09 16:25:55) 9. 蘇える金狼(1979) ラストの空港のシーンはいいですね。あそこだけはものすごく印象に残ります。あとはちょっと冗長に感じます。6点(2004-05-01 17:15:39) 10. ピンク・パンサー2(1975) 息が詰まるほど大爆笑、というのは無いんですが、2時間通じて小ネタのオンパレードでかなり見せます。ネタは古典的で、先も読めてしまうのですがそれらをときに淡々と、ときに飄々と演じあげるクルーゾー警部。妙に笑えます。こうなるとこの映画はネタがどうこうというより、彼というマヌケで御馬鹿でちょっと変な人物を見る映画ですね。あの気だるい音楽も最高。7点(2004-04-24 05:15:40) 11. 人間の証明 戦後の日本の混沌とした状況をバックボーンとして、いくつもの人間関係が錯綜するストーリーそのものはスケールが大きいんですが、全体として起伏が乏しい印象を受けました。もっとドロドロと人間ドラマを作るとか、泣き所を作るとかがあったらよかったんですが…。4点(2004-04-13 20:06:13) 12. 犬神家の一族(1976) 原作未読でしたが、十分に楽しめました。陰惨な犬神家の人間関係と、随所に織り込まれる小さな笑い。2時間半の長丁場を飽きさせず、さらに意表をも突いてくる展開。そして純日本的な匂い漂う、いまやノスタルジーの対象となった感のある風景・舞台設定等々。映像的な古さがあるとはいえ、十二分に鑑賞に堪えます。それにしても、映画の良さの脚本に負うところ大なるをあらためて認識させられました。 メインテーマも雰囲気によくあっています。8点(2004-04-03 02:56:37) 13. スケアクロウ 《ネタバレ》 アル・パチーノの「カカシは美しい」を受けて、ジーン・ハックマンが人を笑わせようと振舞うシーンまで見たとき、これは「北風と太陽」(暴力=北風、笑い=太陽)かと思いましたが違いましたね。あとにつづく物語が予想外に切ないです。「カカシは美しい」や、ラスト直前での「一人じゃだめだ」もさることながら、「獄中で欲しかったものは」と聞かれてハックマンが「家庭料理」と答えるシーンがものすごく印象に残りました。ラストもハックマンはピッツバーグに発つも、それで終わりではないということを匂わせており、良かったです。7点(2004-03-17 20:21:12) 14. クレイマー、クレイマー けして派手さはないけれど、心にはしっとりと残る作品。最初仕事の鬼だったクレイマーが離婚と息子との2人きりの生活を通じて人間的な父親へと成長していく。クレイマーのように己の態度に無自覚で、そのゆえにどこかで誰かを傷つけるような人間、彼の妻のように醜い人間(土壇場で回避されますが)にはなってはいけないと感じます。子は親の背中を見て育つ。まだ子はありませんが「子供に見られても恥ずかしくない大人」になりたいものです。テーマソングは耳に残りますね。8点(2004-03-10 03:25:28) 15. ブリキの太鼓 意識的にモラトリアムしてしまった子供が眺める大人の世界、といったところでしょうか。子供のフラットな視線を通じてみると世界はこんなにもグロテスクで、生々しくて、なのにリアルで悲しいくらい滑稽に映る。それでも人は大人になることを余儀なくされている……。叫ぶたびに目をむくオスカルがちょっと不気味でした。5点(2004-03-09 22:12:40) 16. ブルース・リー/死亡遊戯 ブルース・リーはワン&オンリーだったということを再確認させられる1本。代役の人も悪くはないけれど、塔の部分で爆発するブルース・リー。そのスピード感、動きのキレ、弾けるようなダイナミズムにはやはり遠く及ばないでしょう。5点(2004-03-09 21:54:35) 17. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー 《ネタバレ》 ストーリーは、マフィア(?)に狙われた店の用心棒、という何の変哲もないもの。が、それはどこまでいっても添え物に過ぎない。言葉は要らない。ただ肉体という言葉のみがある。最後のコロッセオ内での決闘シーンでのブルース・リーの研ぎすまされた刃のような肉体と截拳道の神技。男なら誰もが一度は憧れるであろう最強の男がそこにいる。はっきり言って、しびれます。8点(2004-03-09 21:45:19)(良:1票) 18. スティング 軽妙にして洒脱。パーフェクト!!10点(2004-03-09 21:30:16) 19. ドラゴン危機一発 ブルース・リーの体裁きはさすがに見事、動きの切れること切れること。ただ、行動があまりにヒーローらしくなく、ラストの後味もあんまりよくない。リー先生が好きな人はどうぞ。5点(2004-03-09 19:47:37)
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