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1. THX-1138
《ネタバレ》 今見ても悪くないです、むしろ斬新。監獄のシーンなんてのは圧巻です。地面も壁も天井も隔たりがない真っ白な世界。「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品である「NOTHIG」は、ほとんどこの映画のパクリに思えます。シニカル・コミカルな面もあり(マヌケで弱いロボット警官や理想主義で外に出たがる仲間やホログラムから出てきてクルマをぶつける黒人や予算オーバーで捜索を打ち切るシーン等々・・・)、主人公のキャラがちょっと弱かった(デュバルなのに・・・)とは思いますが、派手なルーカスではないものの、されどルーカスという作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 01:34:48)
2. ファントム・オブ・パラダイス
すごいパワー!「ファウスト」と「オペラ座の怪人」を題材にして、ここまでの作品を作るとは!茶化しているんか真剣なのか、紙一重なところがまた良し。結局誰も幸せになれない破滅的なストーリーながら、なぜか後味も悪くない、デ・パルマの中でも最高の映画なのでは?9点(2004-10-03 01:53:06)(良:1票)
3. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
《ネタバレ》 いささかチャチであるが、作られた時代を考えればしょうがない。退化(?)という非現実性にリアリティを持たせたインテリ風脚本は評価。道具が使える原始人に退化したという設定であろうが、キノコがどうとか、水槽がどうとか、ディテールにこだわる作品ではないだろう。動物園のシーンはたいへん興味深かった。でもラストシーンにかけては意味不明、キューブリックの「2001年宇宙の旅」を意識したにだろうか?登場する主人公も作った監督も自己満足したいナルシシスト映画である。6点(2004-06-06 13:30:55)
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