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1. 鳥の島の財宝
《ネタバレ》 鑑賞後に知ったのですが、昭和27年制作ということに、まず感動。
まだ戦後復興や新体制への順応に懸命の時代ですね。
アグファカラーの渋めの発色がチェコ社会を映しているようでした。
ゆっくりした展開と素直なストーリー。「はたらく音」という言葉が印象的でした。
ペリカン君の大活躍と、島に大事件があったことなど無関係に、季節と共にまた
歌を届けに来る渡り鳥の対比もすばらしい。
9点(2005-01-30 20:44:25)(良:1票) 《改行有》
2. ベン・ハー(1959)
その昔、初めて観たのは、たしか中学生の頃。映画館の大スクリーンに繰り広げられる戦車レースの凄さにひたすら圧倒され、車軸に同じようなギザギザを付けたアメ車のマスタングが街を走っているのが怖かった。最後の癩病のシーンは、暗い画面から病気が移りそうで純粋な少年には気持ち悪かった記憶。8点(2004-09-13 18:59:22)
3. プラン9・フロム・アウター・スペース
《ネタバレ》 遥かに進化した外宇宙からやって来たにもかかわらず、円盤の入口ドアはぎこちない引き戸、横のハシゴは地球人が初めて聞く金属音とのことだが日曜大工店でもっと上等なものを売っている…。舞台のなにもかもがチープなのに、全出演者は真剣かつ大袈裟な演技。でも、トージョンソンとバンパイラのキャラクターは秀逸。徹頭徹尾のアンバランスさが魅力。こんな映画を後世に遺してくれたエドウッドの情熱に感服。ありがとう!5点(2004-04-03 15:23:37)(笑:2票)
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