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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 亡霊怪猫屋敷 《ネタバレ》 現在の「私」の回想から始まり、その回想の中で過去の因縁話が語られ、また現在に戻る。この構成がなかなか良いカンジです。 古い屋敷に現れる謎の老婆、その不気味な姿は『ほん怖』の名エピソード【タズネテキマシタ】を連想させますね。非常に怖いです!それにしても複数の人間が見ているのに「きっと錯覚だよ」で片づけてしまう夫はいかがなものかと思います(苦笑)。この【回想編】の青みがかった白黒場面は一貫して不気味な雰囲気で良いカンジでした。 江戸時代の【化け猫騒動編】に入ると同時にパートカラーになるのには、かなり意表をつかれました。でも、いわゆる【化け猫モノ】という一種のファンタジー世界を表現するには、なかなか効果的だったと思います。 ちなみに… ↓の方も書かれているように【猫耳ピョコ~ン】は現代の感覚からはニヤニヤポイントでしたね(笑)[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-12 00:55:31)《改行有》 3. 宇宙戦争(1953) 《ネタバレ》 昔から『ジョージパルの宇宙戦争』として、あの円盤の写真とともにお馴染みの本作。ちゃんと見るのは初めてだったのですが、いやぁ~色んな意味で【のどか】でした(笑)隕石が落ちてくるあたりの人々のノンキな言動。隕石が落ちた現場でチョロチョロ燃えてる火と消火作業。ダンスパーティも楽しそう(笑)。今まで使用したものよりも強力な核爆弾の使用を見物。ゴーグルで閃光を防げば大丈夫(マジかよ)。まぁ…時代ですね。【突如襲ってくる悪魔(的なモノ)と、それに対抗する神への信仰心】という隠し味も、この時代だなぁ、というカンジです。 ビックリしたのは、スピルバーグ版の『宇宙戦争』のいくつかのシーンが、本作の完コピだったコト。隠れている主人公に忍び寄るニョロニョロカメラとか、暴徒と化した群衆に車を奪われる場面とか。オープニングとエンディングをナレーション処理にするのも同じでしたよね。 てか、ジョージ・パルって監督じゃなかったんかい!それがいちばんビックリ![インターネット(字幕)] 6点(2021-03-27 02:37:57)(良:1票) 《改行有》 4. ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 圧倒的な破壊、被災する都市、そして無数の犠牲者達…。乙女達の歌う平和への祈りの曲をバックに写し出される瓦礫の山となった東京の姿…。これはマジで「戦争映画」そのものでしたね。その「悲惨さ」と「恐怖」を見事に表現した、あまりにも有名な伊福部昭さんの音楽も神レベルです。その後に続く「ゴジラシリーズ」との大きな違いは、ゴジラに「殺される」人間達の姿がリアルに描かれていたことだと確信(逃げ遅れた母子のシーンがキツすぎる…)。 一方で、どうにもテンポが悪すぎて(現代の観客には)かったるく見えたドラマパート(恋愛成分)ですが、平田昭彦氏演じた芹沢博士が超カッケー!超クール!なのに免じて許してあげましょう。(俺は芹沢さんが恵美子にオキシジェンデストロイヤーの事を教えたのは「バレるのを無意識に望んでいたから」ではないか…とも妄想しましたがどうでしょう?自分が悪魔の発明をしてしまった事に対しての「自分なりの落とし前の付け方」として、想いを寄せる恵美子に背中を押してもらいたかったのでは…な~んて。まぁ、あくまでも妄想ですが…) また、スピルバーグは『ジュラシックパーク』『宇宙戦争』等でかなり忠実に『ゴジラ』を引用していたんだな、と改めて実感。 ※ちなみに鑑賞環境を「映画館」にしましたが、実は地元の東宝系老舗映画館が先日閉館する際「サヨナラ特別上映」として何本か上映したうちの一本が『ゴジラ』だったんですよ!これが初見だった俺には、なんとも贅沢な体験でした![映画館(邦画)] 9点(2010-08-31 14:28:52)(良:1票) 《改行有》
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