みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. どん底(1957) 見るものにテーマを強烈に訴えるために、極限状態とも思えるおおげさなストーリー、セッティングがすごい。この作品でも傾いたボロ屋で極貧の人々のどうにもならないむかつくような生活を描いている。一見すると、一般的な生活をしている人々にとっては「こんなことは、自分とあまり関係ないな」と思ってしまうが、実は、この映画で描かれていることは、我々の身の回りで日常的に起こっていることとして、置き換えられる。ただちょっと違うことは、もう少しお金を持っていて、いいところに住んでいるだけだ。基本的には、何も変わらない。9点(2004-08-29 08:56:43)(良:2票) 2. 羅生門(1950) 人間の不可解な奥深さをみごとに描いていると思う。この映画見ただけで、ひとりになって人間関係の無い世界に行きたいと思ってしまう作品。映画として、非常に特殊な状況を作り出し、人間のエゴを異常なほどむき出しに表現しているが、多かれ少なかれ、会社や組織の中にいると同じようなことが日常茶飯事に、起こっているような気がする。京マチさんがきれいですね。10点(2004-08-14 18:18:44)
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