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プロフィール |
コメント数 |
116 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
ドラえもん大好きです。最近はその黄金期の作品のパワーとイマジネーションにただ感服。なんでこんなに面白いのでしょうか。好きな監督はロバート・ゼメキス、ジェームス・キャメロン他…でも自分なりの考えは一応持ってレビューさせていただきます。SFはよく観ます。そして好きな映画はとことん観ます。何十回でも観ます。今一番切望しているのは「ドラクエ」の映画化です!「FF」ができたんだから「DQ」もやってほしいよ!できれば実写で。監督は…別に誰でも良いです。できればドラクエ好きの日本人がいいです! なんなら私でも…、いやなんでもないです。でもやるならⅣですよ。絶対。Ⅲではなく。いや、Ⅲも面白いのですが。Ⅳだよ。Ⅳ。
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1. 映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち
《ネタバレ》 さて、鳴り物入りで公開された本作だが、前評判が完璧に近いほど高評価だったので、旧作が大好きな自分もリメイクを楽しめるかもと思って楽しみで鑑賞した。結果としては5点(評価基準にあるように、『損も得もしない』)としか言いようがない。リメイクである以上、旧作と比べられるのを承知のはずだが(リメイクは単体で楽しむべきという意見はおかしいと常々思う)もし単体として見たとしてもこの評価は変わらないだろう。どう考えても無理やりひねり出したとしか思えない「ピッポ」の存在。劇中では始終浮いてしまっており、リルルとしずかがメインのはずの交流がのび太+ピッポの構図にも振り分けられており、中だるみの原因である。リルルとの交流にどうしてものび太を介入させたかったのだろうか?「優しいのび太が『撃つ』という選択をする」「笑顔で『撃って!』と振り返る」これだけの表現でも強烈なインパクトだ。それなのにわざわざピッポを介して「言葉」で説明しようとする。観た後に思ったのは、今回のピッポの登場は観客にロボットと人間の違いを「言葉で説明させる」役だったということだ。
湖での防衛線も前哨戦はなく、盛り上がりが薄く改変されている。それはもちろんピッポとのび太の交流に時間を割いた為と、それによって生まれた間を消化することができなかったからだ。原作を読むと、作者がいかに物語を上手く見せるかがよくわかる。旧作で最終決戦が描かれなかったのも映画化に際してのテンポを重視したからだ。
映画の中でテーマが二転三転し、新キャラの登場・設定追加による説明・表現が増えたためにいたずらに時間が長くなっており、一貫性が薄い。
「新しいドラえもん」を作りたいのだろうが、古いものをぶっ壊せば新しいものがついてくるといった考えは浅はかだと思える。良いところだけ「昔」に頼り、「今」の弱さを「新しい」として逃げるのはずるい。[映画館(邦画)] 5点(2011-03-27 01:42:42)(良:1票) 《改行有》
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