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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 大脱走 《ネタバレ》 これ、マックイーンじゃなくて、アッテンボローの映画でしょ?悪いけど全然らしくないよ。「ゲッタウェイ」の彼のほうがずっとずっとカッコイイと思う、もっと緊迫して追い詰められた野生動物のような荒々しさがあって…… あんなユルユルの収容所から逃げ出してアホなドイツ兵のバイクかっぱらってのとってつけたようなアクションシーンなんか全然胸に響かなかった。独房王とかトンネル王とか偽造屋なんていうニックネームもこっぱずかしいだけで失笑もんだったし。 と、悪いけど平均点下げてさせていただきます…… だってドイツびいきのワタシにとっては、あんなコケにされているドイツ軍なんて、ああやっぱ見るに耐えられないもの!![DVD(字幕)] 4点(2010-01-06 16:56:43)(良:2票) 《改行有》 3. 2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 既に3回チャレンジしたのですが、あえなく3回とも眠ってしまった私・・・1回目は宇宙船のスチュワーデスさんのシーンで、2回目はだらだら子供がしゃべるテレビ電話あたりで、そしてついこの前の「今度こそ!」と思った3回目は宇宙船の中のランニング(?)のところかなぁ・・・いや、こんな私だってラストあたりの「ご飯食べてたかと思ったら急に眠ってたり老けちゃったりするトコ」とか好きだし印象に残るシーンでもあるんですけどねぇ。でもそれについて「だから何?」って聞かれたとしても、その哲学的意味とかは分かんなくて、「まあ『時間』や『空間』って見ようによってはこんなもんなのかも、面白い見方だな」って程度の感想しかないのです。 皆さんが絶賛するその芸術性とか科学的整合性も、どういうわけだか私には「その当時としちゃ画期的だったんだろうなぁ」って程度にしか感じられないわけで、やっぱ肌に合わないってことなのかな。特にラスト。あのラストを「投げっぱなし」と言わずして何を「投げっぱなし」と言うべきでしょうか。もちろん監督としてはその辺を意図しての「投げっぱなし」なのでしょうが、それを上手く受け止められない人が多すぎるような映画は、やっぱ映画としては大事なものが欠けているような気がしてなりません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-31 17:06:19)《改行有》 4. ローマ帝国の滅亡 《ネタバレ》 下の方もおっしゃっている様に、「グラディエーター」と設定が似ています。んでもってグラディエーターの放映と時間を置かずにこちらも放映されたもんで、私も「どれどれ、んじゃ観て見ましょ」って鑑賞してみたわけなんですが、娯楽としては残念ながら「グラディエーター」の足元には及びませんでしたね。また「徐々に腐敗し衰退していくローマ帝国を描く」という硬派な視点での評価も、豪華出演陣の無意味なきらびやかさに負けてしまいイマイチの感じでした。いや悪くは無いとは思うのですよ。でも2つほど気になった点があってそれらが邪魔してのめり込めなかったかなぁという感じです。 まずはテンポの悪さ。長々と続く軍隊の行進とか皇帝の葬儀のシーンなど、早送りしてしまいたいシーンが多々あるんですよ。「こんなにスゴいセットを力いれて造ったのだしエキストラがいっぱい出ているのだし」とそれらを長々見せたい気持ちも分かります。またそれにより重厚な雰囲気を醸し出そうとしているのも分かるのですが、はっきり言って眠気を誘っているだけ。昔の作品だから時間のテンポがゆっくりなのかなぁなんても思ったけど、これより5年も前の「ベン・ハー」だってもっとテンポよく描けているわけですから・・・ それから2つ目は主役に魅力が感じられない点。主役のリヴィウス役のスティーブン・ボイド、なんで金髪なんかにしちゃったんでしょ。金髪が彼のいい意味のアクがすっかり抜いてしまっていて、結果どこにでもいるありきたりの2枚目崩れになってしまっている。主人公がこれじゃ感情移入はとてもできません。これじゃ悪役コンモドゥスのほうに肩入れしたくなっちゃうぐらい。またコンモドゥスやっているのがクリストファー・プラマーでしたしね。この作品の翌年には「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ大佐も演じる芸達者な彼が相手じゃ、食われちゃうもの無理ないかもしれないけど・・・ そんなわけで、よくある昔の映画、「グラディエーター」との比較をして見ればまあ面白いかも、って程度の映画でした。やっぱ名作として名が残るのとそうでないのとでは、歴然とした違いってものがあるのかのしれないですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-03 16:57:58)《改行有》
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