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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. 永遠の0 《ネタバレ》 「逃げ回っていた」「臆病者」と言われた祖父の本当の生き様は、それらとは全く異なるものであり、誰よりも戦争の無意味さを説いていたと思う。一方でこの物語の最大の鍵である「何故、宮部は特攻を志願し、死んだのか?あれほどまでに生きろ!と説いたのに…。」ということについては、自ら指導した教え子たちが特攻などで死んでいくことに対する慚愧の念に堪えず、さらに最後に見せた微笑みは教え子に対する贖罪として死を迎えることができることの表れと捉えた。 戦争の酷さ、死んでいった者への贖罪、殺した者への悔恨、残された者の悲惨さそして悲しみなど多くの思いが散りばめられた作品だと思う。宮部教官に伝える言葉があるとすれば、あなたの孫をはじめ家族にはあなたの生き様そして伝えたかったことの多くが伝わりましたよ、ということか。[地上波(邦画)] 8点(2015-08-01 17:50:31)《改行有》 3. 風立ちぬ(2013) 「美しい飛行機を造りたい。」という少年時代の夢はそのままに、しかし戦争、そして最後は最愛の人を病で失ってしまう。戦闘機という多くの尊い人命を理不尽に奪い去る殺人兵器を設計し、さらに最愛の人の最期にも立ち会わず…。鑑賞後どうにも受け入れ難い感情しか残らなかった。菜緒子が二郎のもとを去る際に見せた顔の輪郭と姿勢に、愛する人への限りない愛情と決別が見て取れ、またその菜緒子に向って号泣する加代に心打たれた。幼いころの自分の夢と現実の乖離に主人公は葛藤しなかったのだろうか?「生きねば」…?。零戦そして戦争で理不尽にも命を奪われた人々こそ、本当にそう願ったんだろう。[地上波(邦画)] 4点(2015-03-08 10:49:45) 4. ホビット/竜に奪われた王国 王国を取り戻すことが目的であるはずなのに、そもそもドワーフを唆したガンダルフは、”新たな敵”と対峙することとなりどうにも物語の行く末がボケて来ているように感じる。主人公たちであるドワーフに肩入れしようにも、行く先々で「欲深な…」と罵られ、結局あの財宝をみればその表現もあながち間違ってないかも…と感じて、さらにう~ん…。ロードオブ…同様、三部作なのかはたまたそれ以上かわかりませんが、物語の落としどころは回を重ねるごとに不透明さを増してますな。[DVD(吹替)] 5点(2014-07-13 14:37:05)(良:1票) 5. ゼロ・グラビティ DVDにて鑑賞。冒頭からの壮大なスケールの映像に圧倒、やはり映画館でそれも3Dで観るべきだったかと思いつつ、しかしながら徐々に疑問符を感じる。スペースシャトルに乗組員はいたが、何故ISS(国際宇宙ステーション)と天宮(中国の宇宙ステーション)に乗組員がいなかったのか?神舟での大気圏再突入の際、大した角度調整などもせず、それで大丈夫なの…?まあSFなんだからリアルを求めること自体ナンセンスといえばそのとおりですが、一度疑問符が付くとすんなり受け入れられませんね。すごい映像技術に+1点。[DVD(字幕)] 6点(2014-07-06 10:51:29)
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