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1. ダーク・シャドウ(2012)
《ネタバレ》 デップの吸血鬼はキュートだし、超肉食女子な魔女もゴージャスで魅力的。久しぶりに見たミシェル・ファイファーも相変わらず美しく存在感たっぷり。ラストの皮肉さも「そうきたか」と驚きつつも満足。
なのに何か物足りない。これは好みの問題でしょうが、昔のバートン作品に漂っていた、愛すべき異形達の孤独感や哀愁をつい求めてしまいます。受け入れてくれる家族を持ち、「家族が大切」と豪語するヴァンパイアからはそれが感じられない。その上余計な登場人物が多すぎて、例えばエリザベスの弟とか、ヘレナ・ボナム・カーターだっていなくても良かったんじゃ?彼らを削ってヴィクトリアとジョゼットとバーナバスの絡みなどを見てみたかった。
本当に、こんな事を考えてしまう自分はどうかと思うけれど、ヘレナ・ボナム・カーターにはバートンを手酷く振って貰って、バートンには昔を超える哀切感溢れるクリーチャー達を生み出して欲しい…なんてこっそり思います。ごめんなさい監督!
[映画館(字幕)] 5点(2012-06-10 15:01:54)(良:4票) 《改行有》
2. シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム
頭脳戦より肉弾戦、新解釈ホームズ&ワトソンの続編となる今作。ロバート・ダウニーJr扮するホームズと、ジュード・ロウ扮する医師ワトソンの良きハチャメチャ相棒ぶりが前作に引き続き楽しめます。見事なまでのキャラ立ちで、芸達者な二人の茶目っ気溢れる演技が笑いを誘います。とはいえストーリーが疎かになる事もなく、締める処は締めつつ伏線の張り方も気が利いてます。私としては、ホームズのワトソンに対する思慕の見せ方表し方がツボで、もう少しこの二人に付き合いたいですね。続編を期待します。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-25 01:10:51)(良:1票)
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