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1. 君たちはどう生きるか(2023)
かつて数々の賞を獲得した宮崎駿のアニメ作品の
完全な崩壊に、図らずも立ち会ってしまいました。
彼がこれまでに描き出してきた創造力と深遠な物語が全く感じられず、
人間の心に響くテーマの欠如が明らかでした。
私にとっては、可能性、夢、魔法が一瞬で消え去ったかのような経験でした。[映画館(邦画)] 3点(2023-07-19 01:56:40)(良:2票) 《改行有》
2. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 惜しい、本当に惜しい。もしかすれば自身の生涯No.1になり得た映画だった。
とにかく惜しいのは脚本。この映画の舞台はネット空間なのだが、
後半は児童虐待という極めて現実的なテーマが前面に押し出されてしまい、
ファンタジーから目が覚めてしまう時間帯があった。
もう少し、ネットの舞台「U」の中のみでストーリー展開できなかったものか。
例えば「U」の中でバグが発生し、子供アバターが行方不明になり、
その子を救うために主人公が5億人の前で正体を晒す危険な決意をする。
やはり「カエルの子はカエルだ」と。
直球のストーリーであってくれれば、私は安心して映画に身を委ね、
素晴らしい音楽に心底酔いしれていただろう。[映画館(邦画)] 7点(2021-07-23 23:45:40)《改行有》
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