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プロフィール |
コメント数 |
45 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
《ネタバレ》 「男はつらいよ」シリーズの中でも最大の問題作と言っていいのではないか。
ロケ地は京都、丹後、鎌倉でいつになく気合の入ったロケーションで美しい。
ただ、それ以上に美しいのがいしだあゆみで彼女の可憐さと妖艶さに見入ってしまった。
誘ういしだに拒絶する寅というもどかしい展開。見ててつらくなってきてしまう。
特に、丹後で寅が寝ている部屋にいしだあゆみが入るシーンはシリーズ屈指の名シーンである。
もどかしさはあるが、詩情あふれる中期の傑作。[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-10-17 22:16:29)(良:1票) 《改行有》
2. 転校生(1982)
男に変わった小林聡美と、一美に戻った彼女が全然別人に見えるほど見事な演技であった。青春時代の甘酸っぱさを残した永遠の名作。それ以外に言いようがない。[映画館(邦画)] 10点(2008-05-14 23:02:13)
3. グロリア(1980)
《ネタバレ》 昔、黒澤明が選ぶ100本の映画という企画があり、黒澤監督がこの作品を100本の中の1本に選んでいたのを見て意外だなと思った反面、さすがに見る目がるなと思い(黒澤監督に失礼だけど!)、嬉しくなった気持ちがある。考えてみれば、隠し砦の三悪人と共通する部分があるかもしれない。私がこの映画を初めて見たのは、高校生のときだったが、最近再見してもジーナ・ローランズの迫力に圧倒されたのは同じだった。とにかく、いきなりリボルバーを出し車に乗っているマフィアを撃つシーンは鳥肌ものだった。夫のためにニューヨークのやばい所を走り回らなければいけない撮影を、たぶんブツブツ文句を言いながら挑んだジーナ・ローランズとグロリアが妙にシンクロしておかしいのだが、夫に引き出されて女優としての存在感を圧倒的に示した。そういえば、黒澤はここまで、女優の魅力を引き出したことはないように思える。[映画館(字幕)] 10点(2008-05-14 21:35:07)
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