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プロフィール
コメント数 28
性別 男性
年齢 54歳
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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  Dr.コトー診療所 《ネタバレ》 ドラマ(特に第1シリーズ)が素晴らしかっただけに、Dr.コトーという映像作品のフィナーレとしては「完全に晩節を汚したなあ…」というのが偽らざる感想。 とりあえずドラマチックにすりゃあいいだろうという感じで暗い要素(コトーに憧れるかつての純真な少年の挫折、島民の高齢化、破綻直前の離島医療の現状、唐突なコトーの重病)を安易に詰め込み、それらの問題を真摯に描くことも無く、最終的には「スーパードクター」コトー先生の超人的な活躍で幕を引く。 結局「島の医療をコトーの身を削った自己犠牲が支えている。いつまでもそれで済ませていいのか?」という、新規キャラまで投入して問題提起した根本的なテーマに、この作品は真正面から答えていない。たしかに簡単に答えの描ける問題ではないでしょうが、それならそんなもんを最初から引っ張り出すなと。 白血病で昏倒寸前の医師がほぼ一人で多数の島民の手当て、手術までやり遂げ、その代償として命を失う。そして島民はそれを貴重な教訓にして医療体制の改革を受け入れる…バッドエンドですが、個人的にはそういう終わり方の方がまだ誠実にテーマに向き合っていたような気がします。 けれどこの映画はそこからも逃げて、「コトーが力尽きたような姿」と、「現実か夢想かもわからない、コトーを含めた島の人々の幸せなその後の日々」の両方を描き、なんとなくのハッピーエンドに見せて大上段に振りかぶった問題には蓋をするという、非常にずるい決着を選びました。 結局、島の医療問題もコトーの病気も彩佳の妊娠も、映画をドラマチックに見せかけるための「道具」でしかなかったのでしょう。 観終わった瞬間、録画を削除して、「金を払って映画館で見ないで本当に良かった…」と変なお得感を感じたのが唯一の収穫でした。[地上波(邦画)] 3点(2024-01-11 18:01:13)(良:1票) 《改行有》

2.  ゴジラ-1.0 山崎貴作品としては間違いなく、「アルキメデスの大戦」と双璧をなすトップクラスでした。 ゴジラ周りのアクションはどれも迫力があり、まさに劇場の大スクリーンで鑑賞するにふさわしいシーンのオンパレード。(個人的には重巡高雄戦が素晴らしかった) ただ反面、人間ドラマに関しては相変わらずの山崎節で、これが個人的にはどうも合わない…哀しい時は泣き喚き、怒った時は判で押したように青筋立てて叫ぶ、裏表なく見たままの登場人物。音楽も同様に哀しい時はメロウな曲、戦闘シーンでは勇壮な曲、感動させたいシーンでは荘厳な曲。「いやいや、そこまでわかりやすく作らなくても大丈夫なのでは…」と思ってしまいました。 総じては、アクションシーン9点、人間ドラマ6点の総合7.5点。主人公ペアの着地点が「全方位に観客層を意識してある程度ハッピーエンドにしたいのはわかるけど…」と、やや安易に感じてしまったので、その分差っ引いて結果7点というところです。[映画館(邦画)] 7点(2023-12-20 17:40:51)(良:1票) 《改行有》

3.  福田村事件 《ネタバレ》 観終わった瞬間、思わずため息をついてしまった。 映画の長さに疲れたからでも、出来の悪さに嘆いたからでもない。本当に、ここに描かれた実話に基づく物語にただただやりきれなかった。 現政権や小池百合子が目を背けて頑として認めようとしない近代日本の恥部、暗部がここに確かにある。 自分たちがやってきた非人道的な朝鮮人弾圧や、その後ろめたさから生じる過度の恐怖心に基づく、合理性のない国家レベルの蔑視、敵視政策という社会全体のやだみ。一方では小さなコミュニティ独特の住人たちが持つ視野の狭さ、同調圧力、そしてコンプレックスの裏返しとしてのマッチョイズムにとらわれた小人物が幅を利かせる田舎の嫌な空気。 当時の日本が持っていたマクロとミクロの歪みが関東大震災という史実に歩調を合わせて「導火線」として丹念に描かれ、そこにちりばめられていたある小道具と、無責任な噂に踊らされた一人の女が不意に衝突して、その導火線に火をつける。その挙句の大爆発として起こったのが集団ヒステリーとしての大虐殺「福田村事件」である。 本当に救いのない物語だが、さらにやりきれないのが、「真実の報道より権力への忖度を第一義とする新聞デスク」、「宴会で女性のお酌を強制し尻を撫でまわすセクハラ親父」「デマに踊らされ、周囲に「合わせる」事がひたすら大事な小市民」など、映画で描かれる「愚か者」たちが今の日本人(自分も含めて)に十分相通じる事だ。 勿論、福田村の中にも、メディアの中にも、頑として正義を貫こうとする人物の姿は描かれる。しかし彼らは圧倒的少数であるがゆえにあまりにも無力だ。 僕自身この映画を二度三度観る事はないだろうが、すべての日本人、特に何かにつけて特定の他国民を蔑視する”自称”愛国者たちに一度はぜひ見てほしい。無知蒙昧がいかに人間を醜悪にするのか。この映画の中の「愚か者たち」は教えてくれる。 そして、映画の中に描かれる「無力だが善良な人々」が少しでも増えて風通しの良い社会になりますように。 ※【キムリン】さん 行商団のお頭の頭をかち割って大虐殺の引き金を引いた女性は、映画の途中で大震災のデマ(朝鮮人が人殺しをした)を聞かされ、東京に出稼ぎ中の夫が「鮮人に殺された」と思い込んだ女性だと思いますが、違うでしょうか?映画の最後に帰ってきた旦那を見て、二重の意味で呆然としたのだと僕は解釈してました。(鑑賞一回でパンフレットも買えませんでしたので、思い込みだったらゴメンナサイ(汗)[映画館(邦画)] 10点(2023-10-12 16:02:23)(良:3票) 《改行有》

4.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 惜しい。もったいない。 観終わって真っ先に感じた感想がそれでした。 「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」は巨大怪獣や巨大外星人が人間を脅かす”状況”を描けばよかったのに対し、「シン・仮面ライダー」は人ならざるものになってしまったコミュ障男が、人知れぬ闘いを通じて愛や友情をつかみ取っていく「人間ドラマ」も大きなテーマのひとつになるだろうと思っていました。 確かにその材料となるドラマ要素はいくつもありました。本郷とルリ子の絆、ルリ子とハチオーグ(ヒロミ)の友情、強大な敵から最高の相棒へとなっていく一文字との友情…。 しかしいかんせん、それらを十全に生かすだけの尺が足りない。 たとえば、ルリ子はよくキャラクター的に庵野作品の先達綾波レイになぞらえられますが、綾波がヤシマ作戦というまさに「ともに命を賭けた闘い」を経てシンジとの絆を深め合ったのに対して、(そのポジションに位置するコウモリオーグ戦が本郷とルリ子の「共闘」と言えるほどの濃厚なバトルでもなくあまりにあっけなく片付いたせいで)その後のルリ子の信頼構築や態度軟化はなんだか唐突で、ルリ子が死ぬシーンでもいまいち涙腺が緩むほどのことも無く…といった次第でした。 もっとテレビシリーズとかでじっくりエピソードを描く余裕があれば――― コウモリオーグVS本郷&ルリ子の激戦がちゃんと描かれれば、深まる本郷とルリ子の絆に感情移入できて、ルリ子との別れにも素直に涙できたんじゃないだろうか。 ヒロミとルリ子との物語がちゃんと描かれていれば、ハチオーグ戦でのルリ子の苦悩にも、その悲しみを目の当たりにした本郷が彼女の心に寄り添おうとする心情にももっと共感できたんじゃないだろうか。 そして、一文字との敵対関係がもっと時間をかけて描かれていれば、その後の彼の転向、本郷と最高のバディになってからの物語がより一層熱く盛り上がったんじゃないだろうか。 上映後はそんな事ばかり考えていました 以前宇宙戦艦ヤマトがキムタク主演で実写化された時、庵野監督にもオファーがあったそうで、その時監督が考えた案が 「あの長大な物語を一本の映画に詰め込むと無理が生じるので、ヤマトが改造され宇宙に飛び立つまでをじっくり描く」というものだったそうです。 描くべき要素を取捨選択し、じっくり掘り下げる―――昔自身が考えていたその方法論を今回採ってくれなかったのが残念でなりません。 (しかしそもそも、このビッグネームの監督作品で三部作、せめて二部作にする程度の構想はなかったのでしょうか…そうなっていたらこの作品の出来もかなり変わっていたのではないかと思います) 材料は上級ですが、調理時間が足りずにやや生煮えのままの料理を小さなお皿に無理やり山盛りにして出された感じ。 材料の評価(9点)と出来上がった料理の評価(6点)を足しで二で割って、今いちショボいVFX(あれは単に予算不足なのか、それとも昔風のチープな特撮風味を大事にする庵野美学なんでしょうか…)を減点して、7点献上します。 決してマズくはないんです。やや物足りないだけで。[映画館(邦画)] 7点(2023-04-19 10:02:04)(良:2票) 《改行有》

5.  トップガン マーヴェリック 36年ぶりに劇場で再会する「トップガン」。あまりに世間の評判が高すぎて、「俺はこんなブームには乗らないよw」と斜に構えていたのですが、 すでに鑑賞済みで「あれを映画館で観ないのは人生の損よっ!」と完全に”トップガンハイ状態”になってしまった友人の異様なテンションに押されての鑑賞です。 まずストーリー。前作同様特に目新しいものはなく、良くも悪くも王道。6点。 音響と映像はさすがにすごいの一言。+2点。 前作補正。開巻早々のトップガンアンセムからのデンジャーゾーンで興奮。+1点。 前作補正。相棒グースはじめ、36年前の懐かしい仲間たちの写真と、かつてのライバルアイスマンの登場に感涙。+1点。 でも前作ヒロイン・チャーリーの存在に全く触れられてないのは悲しい。-1点。 (しかし、なんだかんだ言ってトップガン好きだったんだな…俺) というわけで、採点は合計9点…と言いたいところですが、 前作の「若き日の自分」との比較に臆することなく、観客に老いた容貌をまざまざと見せつけながら 空(戦闘機操縦)に、海(ビーチラグビー)に、陸(バイク&ベッドシーン)にと 現役で今なお見事にマーヴェり続けるトム先輩の雄姿には完敗です! 持ってけ泥棒!アフターバーナー点火で限界突破のマッハ10点! 何にでもいつかは別れや終わりが来る。でもそれは決して今じゃない。 演じるマーヴェリックの生き様(パイロット人生)と自分自身の生き様(俳優人生)を重ね合わせてトム・クルーズが発するメッセージは かつて一作目を少年時代に鑑賞し、今や現役キャリアのゴールも視野に入る年齢になりつつある自分にとって最高のビタミン剤でした。 普段のクールビューティーぶりをかなぐり捨てて、鼻息荒く強引に鑑賞を勧めてくれた友人に感謝です。[映画館(字幕)] 10点(2022-06-15 10:18:35)(良:1票) 《改行有》

6.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 正直、一般向けの「映画」として観るか、ファン向けの「ウルトラマン映画」として観るかで評価の分かれる作品だと思う。 マニアというほどではないが、かつては確かにウルトラマン好き少年だった自分としては、現代向け、大人向けにアップデート(アップグレード)されたウルトラマン映画として、”ほぼ”文句なしに楽しめた。 かつてのテレビ用特撮ドラマ感を残しつつ、映像的に洗練された怪獣バトル。シン・ゴジラにも通じるリアル指向のストーリー。 ことに、メフィラス星人を軸にして、個々の怪獣(禍威獣)や異星人(外星人)にまつわる事件を、外星人にとっての人類の”存在意義”と絡めて一本のストーリーラインにまとめあげた脚本には、「やっぱり庵野さんってすごいな」と唸ってしまった。 特に最後の敵ゼットンの扱い方に関しては、ある程度ウルトラマンに通じている観客は「そう来たか!」と意表をつかれた(し、それ以上の特撮マニアは苦笑しつつ膝を打った)事だろう。 ただ脚本に関しては、ファンならばなんとなく脳内で補完してしまうような、そしてあまりウルトラマンを知らない観客にしてみれば 理解できないまでも物足り無さを感じるんじゃないか、と思ってしまうような不備がちょくちょくある事も否めない。 (たとえばメフィラス星人との決着などは、ウルトラマンファンがその狡猾さと紳士的振る舞いが両立する行動を「メフィラスらしいなw」と思う一方で、あまりよく知らない観客は「え、ここまでやったのにそんなあっさり退散しちゃうの?」と戸惑うんじゃないだろうか) そして映画として最も物足りなかったのは、やはりクライマックスである。 絶対敵わない相手に立ち向かうヒーロー、ヒロインとの涙の別れ、敗北からの一縷の希望、人間の叡智の結集、そして勝利。上がる要素てんこ盛りのはずである。 なのに、あがらない…! 上映時間の制約や物語の構造上、個々の人間ドラマの掘り下げが難しく登場人物に感情移入しづらい(特に主人公は半分人間じゃないし…)など、原因は色々あるだろうが、やはり個人的には「人類絶滅の危機!」という絶望感が決定的に足りなかったんじゃないか、という気がしてならない。 「もう絶対勝ち目はないから人々にはあえて知らせず、平和な日々の中で皆で死のう」という対応策はある意味”リアル”ではあるだろう。だがそのせいで、最高のクライマックスが、ウルトラマンとごく一部の狭い人たち(その姿さえ画面では描かれない!)による「人知れぬ闘い」になってしまった。 やはりウルトラマンが全人類の希望を背負って戦い、たとえ一度は敗れたとしてもその意志を継いだ者たちと共に再び立ち上がり、そして最後には勝利を収めて全人類に讃えられ報われる姿を見たかった、というのは僕の的外れな望みだろうか… ただ、もちろんクライマックスはクライマックスとしてちゃんと機能していたし、幾分かの不満はあるものの、トータルすればこの作品にはそれをはるかに凌駕するワクワク感と興奮があった。 今はそれだけでいい。本当に時間が経つのを忘れて楽しんだ二時間だった。 ありがとう庵野さん、ありがとうすべてのスタッフ。 そして、そんなに人間が好きになってくれてありがとう、ウルトラマン!![映画館(邦画)] 8点(2022-05-19 16:57:31)(良:1票) 《改行有》

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