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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 まいったなぁ。私は今63歳だけど、2歳上の先輩がいる。この先輩、特撮系(特に東宝)のマニアで、学生時代(関西ね)オールナイトで上映があれば必ず見に行ってたくらいの人。 ビデオデッキが出始めのころ、3台も買っていた人。で、香港カンフー系のマニアでもあり、「サイレンサー/破壊部隊」を含めたオールナイト上映に付き合ったころ、 「知ってるか、この女優、キ○○イに殺されたんやで」「えっ!ほんと?」 1980年に「シャロン・テート事件」を今は無き尼崎の古びた映画館で初めて聞いた私。 「じゃじゃ馬億万長者」に出ていたのもあとから知った。よく見てたドラマだったけど、端役だったのか覚えがない。 アメリカでの彼女の評価はどうだったんだろう?殺されたので有名になったのか、その前からまあまあ名前が知られていたのか? どうにも、当時自分が好きだった大信田礼子さんや大原麗子さんに重なる(全然違うけど、記憶のよりどころがスケベベースだから仕方ない) 図書館に行ったとき、この事件のあらましを書いた本も読んだ。まったく完全にピーな連中が引き起こした事件。やるせない感じが残ったね。 で、この映画シャロンは「殺されなかった」ことになってる。あれまあ歴史改変もの? ではなく、当時の国民が一番納得する終わり方になっているといった方がいいだろう。 このエンディングのために、ナガナガと落ち目のスターをじっくりと映す? マカロニ・ウェスタンてそんな立ち位置? 売り出し中の香港のスタント俳優(ブルース・リーとはなぁ)をボコル? まあ、「当時、そんな事があったんだろうな」と観客に思わせるのには大成功だよな。 落ちぶれた男とその親友と犬。その友情物語。と1行で書けばそうなるか。でもまあ、ハリウッドとはやっぱり変な連中の吹き溜まりでもある。 タランティーノおまえもそうやんか? そんな突っ込みを入れつつ、シャロンが生きている世界を作ったことには、ある意味賞賛するね。 このプロット。暴力性を抑えればTVシリーズにもなりえたろうに。でもそれはタランティーノの意図ではないだろね。 ストーリーでは6。マクィーンと車やバイクがもそっと出てくれば7だな。でまあ、シャロン・テート嬢への哀悼でやっぱ7。 歴史的背景を知らずに見る方が幸せかも。[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-18 09:26:55)《改行有》 2. オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 ネットで3回見てそれから投稿。 総じて”悪人の出ない映画”である。しいて悪人を選ぶなら、NASA長官(演じるのはジェフ・ダニエルズ 名優である。彼の出演作を見ればわかるよ)であろうか。しかし立場の問題だろう。さすがは。の演技である。 この火星ミッションは、当初から数か月の予定であって、備蓄食料はそう多くはない。生のジャガイモがあることは天の幸い。それこそ感謝祭であろう。 と、まあ”善人だらけ”の映画ではある。ほかの方も書き込みされていたが、”あの”リドリー・スコット監督作品であることは、エンドロールが出るまで忘れてしまう。3回見ても忘れる。そういう映画なんであるから、中学生程度であれば見せてもいい映画ではあろう。 この映画はWikiによればドリュー・ゴダードが監督も務める予定だったとか。(彼は脚本と総指揮になってる)。2015年公開。オバマ政権時代。まだ中国はそうややこしい国になってはいないし、そう描かれている。 映画の最後のアレス4に、アジア系飛行士が写る。まあ、Chinaと共同運営なんでしょな。という時代の映画。 ここで古いおじさんはTVシリーズの”冒険野郎マクガイバー”の様なワトニー飛行士の行動に注目し、わくわくする。そこには確かに取り残された悲しみはあるけれど、キャスト・アウェイでの女々しさは(この表現は今日ではご法度だな。今日で使わないようにしよう)この映画には少ない。 で、火星のキャビンには80年代のディスコミュージックがガンガンかかるという状態。各人のPC(ないしはサーバー)にあるデータをこの飛行士はちゃっかり”ハッキング”しているようだけどな。PW開示してくれないと、いろいろなことができなくて、死ぬしね。船長の権限は必要だったろう。 でも、俺ならやはりヨハン・セバスチャン・バッハがいいな。余計な思考を持たなくて済むわ。 技術者のはしくれとして嬉しかったのは、ASCIIコード通信が出てきてにやりとした。8ビットマイコン(テンキーと3行液晶しかI/Fが無かった時代の”マイコン”)を組み立てていた世代には、ぐっと来たね。 すぐさまメール通信に移行してしまったのはちょっと残念だけど、話の都合上展開を早くしないとな。それでも2時間半もある映画だ。 キャビンが吹き飛んだのは、エアロック当たりのシールドの不備のような描き方ですよね?それの修理はできたんだろうかね? ともあれ、水の合成も多くはできないので、期間前のワトニーの瘦せ具合と皮膚の湿疹がこの映画で2番目の”苦行”を見せられる。(一番目はアンテナの一部が体に突き刺さってそれを抜くシーンだな。これは何回見ても痛そうだ) でまあ、映画の最後はよかったよかったで終わる。ほっこりして終わる。ああよかったーみんな助かったー と、見終えてから”あれ、これでよかったの? まあこれでええか”と思い起こす映画である。 この映画の後、ボーンシリーズやエイリアンシリーズを見てはいけないよ?人間、たまには「幸せの放出物質」をじっくり味わっておこうぜ。 日本語タイトルの”オデッセイ” アポロ13号の司令船の名前でもあったのは、ホメロスとの”ダブルミーニング”なのかね? タイトルは、まあ、合ってないけど、英語のタイトルは原作そのままだから仕方ないかもな。 インターステラー と共に、”ハートほっこり宇宙映画”部門なら高得点。 でもまあ、波風がもう少しあった方がいいのと、火星の嵐って、こんなひどくはないそうだから、少し残念点。 でも、”火星でののっぽさん”映画としてはいい点数よ。ゆっくり見てね。で7点。[インターネット(吹替)] 7点(2024-04-15 09:31:18)《改行有》 3. フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 2018年に九州の友人が、「フォードGT40 MkⅡとフェラーリ330P4が、マンションの1階に展示されてる!」との書き込みがあった、彼が言うにガラス張りで「なぜか」展示されているという。1966年のルマンで負けて次の67年に真っ向勝負したマシンですな。 映画は1966年にスポットを当てている。シェルビー、マイルズ、アイアコッカ、ビーブ、ガーニー、マクラーレン、アニェッリ、バンディーニ、そしてフォードⅡとフェラーリ。 レースの動画がそんなに世に出ていない頃、書籍で彼らの活躍と悪名を知った。伝説の人たちである。悪名であってもその個性は雄大で揺るがない、そんなキャラクターのぶつかり合いの映画。タイトルはちょっとだけ間違ってるね。かといって英名のタイトルはわかりにくい。 ルマン。コースの一部のサルテサーキットは、ツアーで走った。マシンはその辺に転がってるポルシェ。 ミュルサンヌストレートはVWのレンタカーで走った(レース時以外はここは公道) 印象的には、東名や名神の高速道路をイメージするが、路面も凸凹。滑りやすい舗装、広くない道幅。 群馬の農道のほうがまだきれいなのかもしれない。ただの田舎道である。トラクターを走らせるほうが似合う道だ。 ここを(当時では)240km/h近くの速度で夜中も昼も雨も風も霧も灼熱の時も、24時間走るのだから正気ではない。 その正気ではない連中を走らせて自分の会社の力を誇示しようとする、さらにボケナスのピーな連中をどう黙らせて優勝するか。 そういう映画である。フォードもフェラーリも TOPのやることは同じなのである。ボケナス度の違いを楽しもう。 で、フォードの重役連中のクソッタレぶりも映画だから十分に楽しんでください。(多少誇張されているが、まあ、硬い事は言わないで) と、いう映画だ、見る? と嫁に解説したら、「見ないよ」と言ってたけど最後まで見たらしい。 嫁は奥さんに共感したと。男どもは全部ボケナスであるという身もふたもない評価で終了。 まあ、息子の入学式の時にルマン記念館に行ったり、マン島走ったり、サンデーレースでケガして帰ってくる旦那とを重ねたんだろうけど。あ、ボケナスは俺もか。 そんなピーな男どもが、あなた以外にも昔、うじゃうじゃ居たんだぜ。そういう確認映画。 見る気になった?[インターネット(吹替)] 6点(2024-04-09 09:33:35)(良:1票) 《改行有》 4. シン・ゴジラ 《ネタバレ》 この映画は公開時に映画館で見た。その時は「新しいゴジラ映画」というとらえ方で、難しい用語がおにょおにょ出てくる、そういう高揚感で劇場で見ていた。その時この映画の評価は6か8かのどちらかだったろう。 TVで放映され改めて録画で時々止めながら見てゆくうちに、ああ、やっぱり と思う所が出てきた。 1995年の阪神大震災では被災した。家は半壊。周りの古いアパートは全壊だった。ゴジラが通過した町の姿はその時の光景を(映画館でなぜ思い出さなかったのか?興奮してた?)思い出す。 海から上陸しようとしたゴジラの幼体が進むにつれ、運河に繋留していた船がゴンゴンと陸に上げられてつぶされるシーンは、完全に3.11での津波の映像と重なる。私が発生後6日目でボランティアで訪れた小さな港町はこの映画のシーンと完全に重なっていた。 「ゴジラという災害」に日本人が立ち向かう。そういう映画であり、その性格上、多分に政治、経済、防災、信条、姿勢、などなど日本人の琴線に触れるものばかり。 だからこそ、石原さとみ嬢(ホンマは大好き!)のエーゴの発音が気になって仕方がなくなる。これ、ある意味わかって仕掛けてると感じてる。 このあとの「シン」とは違い、ゴジラ以外はすべて現在の我々の時間軸にあるものだ。 『日本人が大きな災害に苦闘する映画』そういう映画として捉えたいね。別段、国威発揚の道具にする訳でもないが、そういう映画として記憶しておきたい。 だからエンタメとして楽しむべきところは少ない。さとみ嬢が水着でも着れば別なんだろうけどね。そういう楽しみは皆無。 一種の「社会確変ドラマ」として見る方が賢明でしょうね。伊福部氏の音楽が多用されていて、それは+1 よって7点です。[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-20 14:31:22)《改行有》 5. 偽りの忠誠 ナチスが愛した女 《ネタバレ》 書き込みが2019年6月10日 AMAZONプライムで見たのが9日深夜。9日地上波では「シンデレラ」を高畑充希の声でやっていた。 で、途中でメイドのミーケ役リリー・ジェームスがシンデレラだってことに気が付いちまって、ナイスなBODYに色んな、、、 朝起きて、「シンデレラ」ちょっと見ちまった。 ま、ヴィルヘルム2世=プラマー(トラップ大佐ね!)が元気すぎ。しかし一番の演技者はヒムラー役のエディ・マーサン。 (デッドプールに出てたらしい。確認しまーす) この冷徹な高級軍人が、いちゃいちゃばかりのコートニーとリリーの画面をヒンヤーリ冷やしてくれる。 ある意味映画の山場ですな。 お話の筋はいい、登場人物もよく描けているが、セットがお屋敷ばかり。もう少し外での撮影は無かったのかな。 ヒトラーもチャーチルも出てこないが、スパイものの戦争映画の中には加えてもいいんではないかな。 ヴィルヘルム2世。誤解も多い王さんだけど。日本人のあまり知らない歴史の1ページでを切り取った映画。 その点では珍しい映画。1941年には無くなっているんだけどね。 この映画、ドイツ語で撮ってたらどうなるんだろうなぁ。 Primeでは無料で見れるからも一回見よう。好きな場面だけね。[インターネット(字幕)] 5点(2019-06-10 13:24:12)《改行有》 6. キングスマン 《ネタバレ》 WOWWOWで鑑賞。 寝る前についつい見てしまった。で、、、、おもろいがなぁ~ おもろいでぇ~! しかし、途中から見てしまったので、最初が判らない。よし、もう一回録画して今度は隅々まで見よう!そう思う映画。 それにしても、映画の中に出てくる「外国」 は アメリカとブラジル以外でてきましたっけ? アメリカの右翼保守派も完全にバカにしているね。悪役も同じ思いのようですね。 「やーいアメリカの金持ちのアホー!」 ってな映画ですな。 L.ジャクソン 楽しんでるわ~ 悪役が楽しんでやっている映画は、何回でも見れるよねー スパイ養成学校。ハリポタもdisってるようなイメージやね。いや、「エンダーのゲーム」かな? ともかくも、録画してもう一度最後のシーン、王女様のお尻 を 何度も確認しよう!(そこかいっ!) [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-08-30 13:54:51)《改行有》 7. トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 あかんがな、あかんがなぁぁ やっぱりラストで泣いてしまう。今回は嫁も泣いていた。 シリーズ2では6歳だった息子も23歳。まだはっきり決まってないが、内々定先では転勤があるとか。 我が家では、いまだに、ウッディとバズは息子の部屋にある。(ほかのおもちゃは、親戚に全部伝わっていったよ) 当然足の裏に名前が書いてあるよ。 涙腺が切れてしまうのは、息子の部屋が空っぽになったシーン。 実家を出るのは、自分自身も経験しているし、嫁も経験している。 こんどはもうすぐ、「経験させられる」年齢に 我々夫婦がなったということか。。。 ええ映画やね。孫が生まれたら見せてやらねばならん(と思っているのは爺さんだけかなぁ) 子供の旅立ち という点では、評価したいアニメです。[地上波(吹替)] 8点(2015-07-06 10:33:52)《改行有》 8. ラヴレース 《ネタバレ》 WOWOWで録画、HDの再生で見たんだが、最後は不覚にもちょっと涙が出た。 何よりも、親の干渉からの逃避、男との邂逅、ノリで映画に出る。 それからX年後、また それからX年後。その描き方が面白かったが、 現実がどんどん迫って来て、ある意味恐ろしい。 しかし、両親との心のつながりやそこまでの葛藤をしっかり描いていましたね。 きちんとした伝記映画になってました。というよりは主役の女性がしっかりとした演技でしたよ。 彼女はこれからも色々出てきそうですね。 ちなみに本作のオリジナル「ディープ・スロート」ですが改めてNETで観賞。当時も(ていうか本物はずいぶん後で)今も、お笑いポルノであることは間違いなし。全ての人には勧めないが見たらおもろいよ。 70年当時の雰囲気が出ていて非常におもしろいし、原作を知ってなくても楽しめるいい映画でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-29 15:48:43)《改行有》 9. オール・イズ・ロスト 最後の手紙 《ネタバレ》 2015年4月13日、WOWWOWで観賞。 始まってすぐに引き込まれてしまった。こんな映画は久しぶりだ。 レッドフォードの演技が淡々としているのが又良い。 海に限らず、遭難するときはこんな感じだ、ヒタヒタと死が迫ってくる。大きな事故の後の静寂が無性に、非情に怖い。そんなもんだ。 演出については、ちょっと判りにくさもあるが、ヨットレースの経験もあったので彼の行動がすぐに理解できた。 また、ヨットに愛情ある視線を落とすシーンも印象的だ。バイクで河原に落ちて、泣く泣く放ってゆかねばならない時を思い出した。男はここで啼く。 この映画を見てる間のヨメのセリフのほうが多かった。「なんでしゃべらんの」「どないなっとんの」「まだ見てんの」「はよ風呂入りや」。。。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-14 16:43:03)(笑:1票) 《改行有》 10. ウルヴァリン:SAMURAI 某国営放送時代劇に出ている福島さんがらみで録画して観賞。 X-MENシリーズもよく見ているが、これは。。。ちょっと。。。という感じの映画。 監督の気持ちはわかるし、悪くは無いが、「不思議の国、ニッポン」 が満載の映画。 部屋の仕切りは障子だけじゃないよ~ ツッコム言葉を考えているうちに話が進むんで、展開がわからん場所もありますよ。 お色気モードはウルヴァリンの奥様だけなのが悲しいなぁ。 最後に出てくる○ボット○ーツ。同じころにやってる実写版TVのパトレイバーとどっちが強いかな?と考える始末でした。[CS・衛星(吹替)] 5点(2014-11-07 14:22:59)《改行有》 11. ムーンライズ・キングダム 《ネタバレ》 WoWoWで鑑賞。この監督の特集らしく、1月は楽しめそうです。 どなたかが書いてていたけれど、「カーキスカウト」とは=軍隊を暗示したようですね。 この映画の内容で、ボーイスカウトのアメリカ連盟がOKした様には思えないんでね。 ただアメリカの友人に聞くと、そのように呼ぶ地域もあるらしい。 ほら、「スミス都に行く」も"Boy Renger"のリーダであって、BoyScoutsのリーダーじゃないでしょ?(現在ではほとんどがScouts of Americaの傘下に入ってますよ) だから、この映画の全体的な印象が、「小さな恋のメロディ」よか、「地上より永遠に」ポク見えてきたのは私だけ? 映像は誠に見事!! でもいくつかのプロットが”コメディ”なのか、”大人への批判”なのかが私の眼には判りにくかったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-06 12:20:47)《改行有》 12. 阪急電車 片道15分の奇跡 昨日(H25.11.12)NHK-BSで鑑賞。これで5回目の鑑賞だが、レビューを書いていないのに気が付いて投稿。 私、西宮北口付近に住んでます。2010年の夏ごろ、撮影しているのを見かけました。 だから、この映画の撮影場所は隅から隅まで判ってます。西宮北口駅の今津線ホームで梅田行きへの乗り換えの階段のシーンだったかな。嫁さんは逆瀬川あたりの駅で子役の子を見たとか言ってました。西宮の幼稚園時代ですね。 小説も既読で、私にはそこそこのいいテンポで映画が出来ていると感じてます。 「人生にゃあ。。。いろいろあるんだよぅ な?」それを新世界のオッチャン風に見せるのではなく、あたかもオサレな町、夙川のケーキ屋さんで話されるがごとくの空気感ですな。 これを「都会の嫌味」ととらえてしまうと、もうこの映画は見えなくなるでしょうね。 有る意味、宝塚-西宮北口間の色々な駅の微妙な「空気」を楽しむ映画なのかもしれません。 点数を6以上に付けたあなた、一度どの駅でも良いから降りて見られてはどうでしょうか? おすすめですよ。 それほど町の”たたずまい”には自信が有りますよ。 あと、出演している俳優さんたちは現在(2013)大いに活躍中の子ばかり、「あしだまなだよ!」、「八重の桜」谷村ゴンちゃんは大阪の堺市、「あまちゃん」の架純チャンは伊丹市、SPECのエリカ様も。この子は神戸市灘区。 南果歩-渡辺夫人は尼崎だし、「変態仮面」鈴木亮平クンも西宮出身。 ほんま、ほぼ関西人で固めた映画やね。 最後に中谷美紀さま、「ケイゾク」の柴田純が阪急電車に乗ってるだけで、わたしゃウレシイ。 公開後数年の今、改めて見ると意外な点が見えておもしろさは増えましたね。ちょっと同窓会的な感じも、この映画の魅力になるのでは無いでしょうか? 震災の後16年経過した町。公開日が2011年4月末と言う、東北の震災後1カ月と言う時期だったことも、地震や津波のシーンこそないですが、記憶に置いておくべき映画ですね。[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-11-13 15:55:37)(良:2票) 《改行有》 13. リンカーン 《ネタバレ》 飛行機内で鑑賞。日本語吹き替えでした。 妻が言う「ポプラ社の偉人伝で、”しょうがぱん”を作っていた人」や「さくらの木を切った人」などの逸話はもちろん無く、ゲティスバーグの演説は兵士が言っているし、暗殺場面も無し。 見終わって、人に勧めるには「アメリカ近代史を勉強した方がいいよ」と言わざるを得ない内容。というか、民主主義の歴史かな。 2期目の大統領。南北戦争の終結と奴隷制度廃止への鉄鎚をふるうための憲法修正。それを2つとも実現させようと考えるリンカーン。 結構強引に推し進める大統領。ふりまわされる議員や大臣。亡くした子供の事で責める妻。特別扱いを嫌い軍隊に志願する息子。あどけない末息子との安らぎの時間。 昔の話では無く、命をかけて働いたおっちゃんの物語と考えれば、納得かな。 リンカーンの動画は無いですが、写真は結構残っています。 映画の中でも子供がガラス板写真を見ていましたよね?当時写真はありましたよ。 それから見てルイスはそっくりですね。演技も合わせてアカデミー賞は理解できます。[ビデオ(吹替)] 6点(2013-04-23 13:31:08)《改行有》 14. ヒッチコック 《ネタバレ》 タイからの帰りの飛行機で鑑賞。放送では無いので、一応”ビデオ”としておきました。 吹き替えなんですね~これが。BRなどで販売するときには声優さんが変わっているかも。 「あ、これ4月から日本で上映してたなぁ」として鑑賞。 どんな映画かも判らなかったのですが、「サイコ」撮影時のヒッチコック夫婦の物語。 いやあ面白い。アンソニーパーキンス役の人も良く似てたし。スカーレットヨハンソンが綺麗! また映画の作り方も良くわかってよいわな。あんな巨匠なのに、映画会社から冷遇されてんだねぇ。 苦言を言えば奥さんが編集でハサミ入れる所の描写は少しマニアックにしてもらいたかったなぁ。 「サイコ」上映時の宣伝の仕方も面白い。今ではスリラー映画の常套手段をこのころからやってたんだね。 日本に帰って来て、本日NHK-BSで「サイコ」放送。 見てやるぞうぅ![ビデオ(吹替)] 8点(2013-04-22 14:54:16)《改行有》 15. 大鹿村騒動記 《ネタバレ》 映画館で見れなくて、DVD発売と同時に購入。家で妻と共に鑑賞。 途中までは、色恋沙汰のただの「アハハ映画」ではあったのですが、大楠さん演じる記憶障害の妻が、歌舞伎のセリフを覚えていることから話はどんどんエスカレート。 にもかかわらず、ラストシーンは意外と淡白。まあこんな感じかなぁ と思いつつも2回目に見ると、原田さんのこの映画にかける思いがグイグイ画面に出てきていることが解ってきて、妻と共に涙、涙、涙。 久々に夫婦で映画見て泣いたなぁ と後で大笑い。息子2人も面白かったよぅと言ってくれてました。 豪華な共演者たちに囲まれて作った映画。天国へ旅立たれた原田兄貴、やっと優作とゆっくり話が出来ますね。 自信を持って言って下さい「優作よぅ、俺の映画見ろや!」[DVD(邦画)] 9点(2012-01-23 13:44:18)《改行有》
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