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1. 禁じられた遊び(1952)
主題曲がギター入門用練習曲になるくらいシンプルなのに曲として深みがあるように、
この作品そのものも、シンプルなストーリーなのに深みを感じます。
反戦映画としては主張が弱いように感じるし、
ヒューマンドラマとしてももっと掘り下げることが出来ると思うのですが、
往年のフランス映画らしい趣のある作品で、見終えた後色々と考えさせられます。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-16 00:11:58)《改行有》
2. 生きる
日本映画史に残る傑作に対して、どこからほめれば良いのか分かりません。でももし、1つだけ好きな所をあげろと言われれば、やはり有名なブランコのシーンです。これを見せるためにこの映画はあるのではないかと思うほど、筋が通っており完璧な映画だと感じました。古い映画ゆえのとっつきにくさはありますが、時代に左右されない映画の本質とは何かを見せてくれる作品だと思います。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-30 19:15:00)《改行有》
3. アフリカの女王
《ネタバレ》 H・ボガートとK・ヘプバーンの演技と美しいアフリカの風景以外、良いと思えるものはありませんでした。おそらく製作当時は大自然の映像美と激流下りの迫力が画期的な作品だったと思うのですが、今となっては安っぽい映像と都合よく進む単純なストーリーにはがっかりしました。歴史的名作には今見ても面白いものとそうでない物があると思いますが、残念ながら本作は後者の典型的な作品だと思います。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-29 17:35:15)
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