みんなのシネマレビュー |
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1. インビジブル(2000) 《ネタバレ》 さすが透明人間はやることが違う。[地上波(吹替)] 7点(2007-09-24 00:05:44) 2. クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 《ネタバレ》 個人的に「侵略物」の王道を行くこの作品にはかなりアンテナフィットした。アクション仮面カードから本物のアクション仮面の世界に行くシーンや、街も人もすべて機能不全になる新宿の場面など、作品全体の雰囲気がシュールで妙な冒険心を掻き立てられた。さらにしんのすけとアクション仮面の記念すべき初対面。2人のコンビは不滅だと勝手に盛り上がっている俺にとっては、この作品は特別な意味を持っている。惜しむべくは敵が怖くないこと。仮面を脱ぎ棄てるのが早すぎる。結構シュールな悪役だったのに、ただのおかまになってしまうのは勿体ない。ラストの最終形態はいい意味で唖然とした。[ビデオ(邦画)] 9点(2007-09-23 23:58:59)(良:2票) 3. 北の零年 《ネタバレ》 悪い作品ではない。吉永小百合さんに迫るシーンとかには違和感を覚えたが、別に感動するためではなく、石原さとみと、時代背景と登場人物がどうなるのかを見届けたいというのがあったので、最終的に結構良くまとまっていたという感じだった。アリシカさんが個人的にはベストキャラ。彼だけはきっちしカタルシスではない感動を与えてくれた。[DVD(邦画)] 8点(2007-09-23 23:42:57) 4. ゴジラ2000 ミレニアム 6点中5点は根室のシーンに、1点は東海村のシーンに捧げます。ストーリーとか一切なくしてゴジラが街を破壊するシーンだけずっと見せてくれたら8点献上していたと思う。それだけ素晴らしい画だった。[インターネット(字幕)] 6点(2007-09-23 23:22:49) 5. 模倣犯 一緒に見ていた彼女が気持ち悪いと言っていた作品。[地上波(邦画)] 4点(2007-09-23 23:07:17) 6. REX 恐竜物語 なんつうか、図書館の映像コーナーで見ました。内容としては、まあ、どこにでもある貧困な映画ですな。「なかなか面白かった」とは言えるので点数配分にならってこの点。[インターネット(字幕)] 7点(2007-09-23 23:00:57) 7. ドラえもん のび太の日本誕生 《ネタバレ》 ドラえもん映画で一番好きな映画。「俺もあの大根ほしい」とか、「楽々スコップで思いっきりすごい家建ててやる」とか今でも考えますもん。でも創造美だけではなくジャイアン曰く「男性的な冒険」物語である所がこの作品の素晴らしいところ。そう、野性的冒険とは不気味で怖くなくてはいけない。時空乱流とか動く土偶とか、そういうプリミティブな恐ろしさが冒険を物凄く引き立てていたと思う。最後に、やられちまうギガゾンビだけど、個人的には仮面が剥がれ、間抜けな顔ががっくり来る様は、今までの恐ろしい姿の対比からして結構ツボだったりする。あと牛の姿焼食ってみたい。[地上波(邦画)] 10点(2007-09-23 22:26:57) 8. シッコ 《ネタバレ》 呼吸器をつけた患者を病院に捨てる監視カメラの映像と、捨てられた人の悲しげな顔。あれだけは一生忘れることは出来ない。 日本では最近障害者自立支援法というものが成立した。端的にいえば「金のない障害者はサービスを受けるな」という法律である。少しずつ、でも確実に日本の医療はアメリカ式になっていく。私は頭はよくないので、法を売っている識者たちには勝てない。「かわいそう」「罪悪感を感じる」「誰もが被害者になり、加害者になる」その程度しか言えない。さらに悔しいのが、私自身が傍観という形で制度に加担しているということだ。これからの世の中、私のような態度では通用しなくなるだろう。重い十字架を背負うようにして、私は錦糸町の映画館を出た。出来ればもう二度と見たくない。[映画館(字幕)] 10点(2007-09-22 22:32:17) 9. 戦場のピアニスト 《ネタバレ》 個人的に、戦争映画で一番好きなのがこれ。2位は「ほたるの墓(漢字が難しい)」。2時間半の上映時間中、主人公はひたすら逃げ回っているが、その姿に、まるで自分が戦場に放り出されたような気がしてくる。生きるか死ぬかはまさに時と場合と運と勘に左右される状況。個人に出来る事は限られている。建物に隠れ、死体の振りをし、すぐ銃で人を殺すSSからは出来るだけ離れるくらいだ。まさに悪夢である。真っ暗で何も見えない廃墟になった街。人も物も全て失われた世界で一人彷徨う事が、自分の人生に起こるなんて、誰が想像できるだろうか。しかもこの暗黒の世界は風の谷のナウシカや日本沈没のような似非的な近未来シミュレーションではない。現実に一人の人間に起こった話なのだ。[DVD(吹替)] 9点(2007-09-18 01:14:23) 10. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 映画館で見たかったと後悔する作品。前のオトナ帝国でもそうだったけど、この作品は「世間から格好いいと大小判を押される」生き方よりも「自分の人生を自分なりに生き抜くことの素晴らしさ」を描いていると思う。又兵衛は「鬼井尻」という名前で春日の人からは尊敬されていた。そんな自分を半分は誇りに思っていたのかもしれない。しかし彼を愛する者は、そんな事望んでいなかった。日がな一日空でも眺めていて欲しかったのだ。だが時代が、価値観が、優しく不器用な、ただ愛する物を守りたいだけの人間を人殺しの舞台に送っていく。皆に尊敬される英雄なんて優しい人間がやるべきではない。素晴らしい生き方(というより幸せ・・かな?)とは、家族でも友人でも、身近な人の幸せを願いながら、出来る限りの範囲で生きていく事じゃないかと、私は映画を見てこう解釈した。[地上波(邦画)] 10点(2007-09-18 00:56:53)(良:4票) 11. 名探偵コナン 紺碧の棺 《ネタバレ》 部屋が出来ていたので、横着投稿させて頂きます。予告編は面白そうだったんだが、イマイチだった。まず疑問として、何で西洋の海賊が日本の島に宝を隠すんだ? それから犯人もサメにハンターを襲わせるにしても、血のついた魚を1人とは言わず、3人全員のウェアに仕込んで一網打尽にすれば良かったじゃないか。しかもその犯人、最後に銃を持って現れて、「へっへっへ、一網打尽だぜ」とか言うのかと思いきや、がっくり膝をついて降参しちゃうし、とにかく拍子抜けの連続だった。とは言うものの、少年探偵団の宝探しシーンは結構面白かったし、サメとの格闘シーンは、ハラハラドキドキした。5点か6点か迷ったが、6点かな。あと、そろそろクレヨンしんちゃんみたいに、コナンも思い切った事をしてくれないかなあと思う。少年探偵団を無理やり出すのをやめるなどすれば、きっといくらでも面白い要素はあると思う。[映画館(邦画)] 6点(2007-09-17 20:13:58) 12. WHO AM I? 《ネタバレ》 記憶をなくした男がアフリカの部族に助けられて、ラリーレースの姉ちゃんと文明世界に帰還、何だかんだで敵のアジトに乗り込み、最終的には大勢の警官と供に敵を追い詰め大円団というストーリーは、ほとんど昔話の現代版みたいな感じ。「ワッチャラ・ラーチャー・チョー」という歌(個人的にはツボ)がそのノリに拍車をかけている。やはりジャッキーには、こういうノリで縦横無尽に暴れて欲しい。勧善懲悪の名の下に敵を無慈悲に殺戮するグロテスクなアクション映画より、私は断然こっちを支持します。[地上波(吹替)] 9点(2007-08-02 01:50:02) 13. クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 《ネタバレ》 開始1分で引き込まれ、爆笑し、最後には・・・。シュールな部分とハチャメチャな部分が見事に調和しているだけでなく、ウイグルあたりの山々や満天の星空といった「無駄」な部分もちゃんと挿入している事に感動。「自ら作り上げたクレヨンしんちゃん」という世界観を真摯に追求し、思う存分昇華させた脚本と演出は、面白い映画はどういうものなのかを教えてくれるような気がする。[ビデオ(邦画)] 10点(2007-08-01 17:04:46)(良:1票) 14. 火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 俺は馬鹿なので可哀想という感情のみ。他人に上手く媚びる事の出来ない人間は、駅で瞳孔開いて死んでいくしかないという事実は、基本的に昔も今も変わらない。ただ運と程度の違いなんだと思う。時代の流れに、社会が求める価値観に適応できない人間は今の日本社会にも大勢いるし、当然60年前もそうだったはず。俺も20年後には駅に大量の骸の一つとして転がっているかもしれないのだ。俺はこの作品を過去の物などとは思えなかった。理由はただ一つ、戦時でも平時でも人間社会というものは根本的に変わりが無いという事。俺に出来る事は、自分と仲良くしてくれる奇特な人たちの幸せを願いながら生きていくことだけだ。[地上波(邦画)] 7点(2007-08-01 00:38:03)(良:1票) 15. 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 《ネタバレ》 森谷帝二が素晴らしい。彼を越える犯人は、コナンの中では出てきていないと思う。自分が拘る美の為に建物を爆破し、犯行が暴かれたら暴かれたで不敵な笑みを浮かべるその貫禄。憎き高校生探偵を追い詰める為その恋人を真っ暗な空間に閉じ込め、「早く行かないと大事なガールフレンドがバラバラになってしまうぞ」と嬉しそうに言うその姿は変態そのものだ。犯人当て推理映画では、犯人が犯人と分からなくする為に、推理ショーの前までは普通の人間として描くか黒マッチョシルエットで描く場合が多い。それ自体ミステリーとして面白い部分もあるが、どうしても犯人の「変態性」が薄れてしまうことも事実だ。最近どうも袋小路に入っている気がするコナンシリーズ。そろそろ変態的犯人を復活させてもいいのではないか。[地上波(邦画)] 9点(2007-08-01 00:07:47) 16. トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 仏像の次は本物の象ですか・・・。こーいう人間離れしたアクション映画はどこかネジが外れたような演出と設定の中でこそ生きてくると思うので、個人的には大好きな作品です。よっぽど大真面目に作らないとこんな味は出せないでしょう。だからこそ中盤のドキツイ殺戮は、作品の中では浮いてしまっててよろしくないと思います。黒蜥蜴をアグレッシブルにしたような悪の親玉やナルシスト気味のカンフー使い、プロレスラーから序盤の政治化立候補の馬鹿息子まで、悪党連中のキャラはどれも立っていて良い。これだけの悪党が全て印象に残る映画なんて、そうはないです。主人公の「わーーー」⇒「ズカンズカンボキッ」という戦い方も見ていてかわいい。あと、こういうストーリーではもっと女の子を前面に出しましょう。思いっきり魅力的なヒロインを添えてやるのが、正当というものです。[映画館(字幕)] 9点(2007-07-31 23:43:56) 17. 北京原人 Who are you? 原人の原人による原人の為の映画。[ビデオ(邦画)] 3点(2007-07-31 23:14:45)(笑:2票)
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