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1. ラッシュライフ
原作は読み終わった後にエッシャーのだまし絵かメビウスの環か???といった不思議な感覚が残る(でもキッチリ時系列に並べかえると決して矛盾していない)という素晴らしい出来で、一体どうやって映像化するのかと非常に期待して観た。最初からひどく期待はずれ。ふらつくカメラワークと聞き取りにくい台詞(特に河原崎編)にイライラさせられたし、せっかくのエピソード間のからみが全く生かされていなかった。こんなにがっかりした映画も久しぶり。堺雅人の存在感がよかったのと犬が可愛かったのが唯一の救いかな。[DVD(邦画)] 3点(2010-12-02 13:24:40)
2. 重力ピエロ
《ネタバレ》 原作を読んでいたので、どんな風に映像化したのか気になって観ました。キャストが皆、かなり自分の描いていたイメージ通りで良かったです。お父さん役などは原作以上に魅力的な人物になっていて、見ながら何度か涙ぐみました。タイトルの意味が最後の方で分かってこれもジーンときます。映画としての評価は自分の中ではいい方です。でも内容が重く、後味もよろしくないので人には勧められない感じ、家族でみるのもちょっとね…最後のシーン、原作と同じですが、春は自殺したのだと私は解釈しています。[DVD(邦画)] 6点(2010-11-06 16:06:29)
3. アバウト・ア・ボーイ
《ネタバレ》 ヒューのいつもの軽いラブコメだと思ってレビューもケースの説明もろくに読まずに見はじめたので、いきなりイジメられる少年やひどいうつ病の母親がでてきて面食らってしまいました。ヒュー・グラントはいつものどこか憎めないダメ男。でも設定も話の展開もこれまでにない感じのヒューマンドラマ系で新鮮でした。期待した内容ではなかったけど最後まで引き込まれてしまったという感じです。ロックコンサートで拍手をもらえた部分ではちょっとウルっときていたのにのに、その後の間の悪い彼のソロでブーイングになってしまって涙も引っ込んでしまった…あの部分は蛇足なのでは?ありきたりでも盛りがったところで終って欲しかったな…心がほっこりするいい話だったと思うけど全体にどうも重苦しく暗いイメージがぬぐえないので(イギリスロケだから?)この点数です。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-06-23 15:45:05)(良:1票)
4. シュレック
最初に観たのが輸入版だったので、しばらくして字幕付きと吹き替え版を観た時にはちょっとがっかりしました。声とか演技の問題でなく翻訳にです。全体にちりばめられたいろんなパロディがイマイチ活きていなくて、あれじゃあ笑えない…文化が違うから仕方ないですがね。「マフィンマンを知ってる?」の掛け合いはあの歌を知らないと全然面白くないだろうし、ジンジャーブレッドマンの話も日本ではそんなに知られていないのかな?クッキーマンなんて訳されちゃってちょっと悲しい。あ、つい批判から始めてしまいましたが、この映画自体は大好きで何度も観ています。汚らしさいっぱいのオープニングのタイトルバックからしてつい見入ってしまいます。アンチディズニーの人たちにウケているようですが、私はディズニーも嫌いではない。でもどちらかというとこっちの方が好きかな。「キレイな」時のフィオナがあまり美人に見えないので一点マイナスです。[ビデオ(字幕)] 9点(2008-06-23 15:21:33)(良:1票)
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