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1. 獅子座
エリックロメールは大胆なストーリー展開や衝撃的な映像で楽しむ監督ではないのだろうと思う。なんで感情移入して全然退屈じゃないのかなあと不思議。ホントは10点つけたかったけど、ラストがきっと他の作品より少し劣っているからマイナス1点。エリックロメールの映画をまだまだ観てないのだけど、どれも10点つけたくなる監督と今の時点では思っている。[映画館(字幕)] 9点(2009-01-12 00:58:41)
2. 彼岸花
佐分利信演じる主人公は結婚を肯定している。夫婦愛も信じている。親子愛も信じている。
しかし自分の子供が結婚するまでの有り方を用意していなかった。
認められない現実とは裏腹に物事はどんどん進んでいく。
自分の口から発せられる言葉と腹の底との葛藤。
娘の幸せには自分の成長も必要であるということをしぶしぶ認めていく。
小津監督はそれらを美しくテンポよく個性的な登場人物を使ってすばらしいローアングルの風景におさめている。
[DVD(邦画)] 9点(2008-04-18 23:43:07)(良:1票) 《改行有》
3. 浮雲(1955)
男と女の性を緻密に表現しきっている。
夢のように愛し合った時期を男はひと時の夢として片付けて現実問題を処理するだけの保守的さと、夢を信じきってなんとかかなえようとする女。
ゆき子は他の女が自分の幸せを邪魔をしていると思っているが、
本当はそうではない。何故富岡の心が思ったように動いてくれないのか?
人のどうしようもない心を監督は全て知っているかのようだ。[DVD(邦画)] 9点(2008-04-05 04:57:35)《改行有》
4. 東京物語
完璧な構図とローアングルで繊細に日常を描いた美的作品。
原節子のキラキラ感にはまいった。
原節子がモノクロ映画の中でピカピカに光っている。
ただ面白いだけじゃなく、「映像美」が最高なので、10点。
面白い映画は他にもあるけど、こんな「美」がある作品はそう無いと思う。[DVD(邦画)] 10点(2008-03-29 02:52:15)《改行有》
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