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自己紹介 10年ほど海外生活していたので、洋画は字幕版を見ます。

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1.  怒り 他者への怒りに感情が高ぶり 世間への怒りに疎外感を募らせて 社会への怒りに無力を感じ 自分への怒りに絶望する 事件の犯人はだれなのか? 怒りとは? 見終わったときには、 日常の中には怒りと悲しみと後悔や希望と絶望が混在していることを改めて思い知らされる。 確実に「怒り」は常にそこにあるのだが、 他者の真剣さは自分にとってはまるで絵空事のようであり論理的に理解はできても、 心情的に本質的な意味で伝わっていない。 善悪の尺度だけでは測れない、言葉だけでも表現できない「怒り」 彼等の持つそれぞれの怒りと向き合うとき、あなたは何を感じるだろうか? 【贅沢なストーリー展開】 一つの事件を核として3つのストーリーが進んでいきますが、 主役級を集めた豪華キャストだからこそ成立している重厚な3つのストーリー。 映画3本分のそれぞれの見どころだけを再編集しているのだから面白くないわけがない。 いやダイジェストなので飽きる間がないと言った方がよいのか? 【圧倒的な演技力】 演劇の舞台を見ているような緊張感とドキュメンタリーのような透明感に圧倒されました。 映画館では派手なアクション映画を見るべきだと思っていましたが、 圧倒的な演技力に気圧される映画こそ映画館でその世界観にドップリと浸るべきです。 見事な小姑ぶりの池脇千鶴と、松山ケンイチの得体のしれない抑えた空気感の不気味さ 現実主義の妻夫木聡の狡猾さと、虚構の世界の住人のような綾野剛の優しさと共にある儚げな薄気味悪さ 広瀬すずの天真爛漫な明るさと、森山未來の滑りのある笑顔に見え隠れする影 とにかくすべてのキャスティングが素晴らしいのと、彼らの演技にただただ脱帽するばかり。 特に宮崎あおいの孤高の存在感は圧巻ですが、 その宮崎あおいですら隙あらば喰らいつくす勢いのモビーディックのような渡辺謙には戦慄すら覚えました。 【余韻を楽しめる映画】 原作は未読ですが、原作には4つ目のストーリーが存在するらしいので読んでみたくなりました。 重いテーマの重厚な作品ですが、ひたすら気分が悪くなるような重さではないので、 秋の夜長に余韻を楽しめるとても良い映画でした。[映画館(邦画)] 8点(2016-10-19 14:37:31)《改行有》

2.  人生、ブラボー! 人間は罪深き動物です。 他人の迷惑を顧みずに非常に利己的な行動をしたかと思えば、 次の瞬間には自己犠牲をいとわない行動に出る不思議な思考をする生き物です。 ですから見る角度を変えると、神にも悪魔にも見えることが多々あります。 この映画の主人公は世間一般から見れば自堕落でダメな中年男です。 自身が20年前に「匿名」で行った行動が元で ある日突然騒動の中心に巻き込まれますが、 そこで彼は突拍子もない行動にでます。 世間一般では常軌を逸した行動に映ると思いますが、 それは「彼」だからこそ出来た事。 そこには20年前と本質的に変わらない彼がいました。 人間的に魅力のある主人公と 非情な現実と向き合う人々が織りなすハートフルな内容に 思わずグイッと引き込まれて、 見終わった時にはなんだか心安らかになりました。 人間関係に疲れた時に 「人間はまだまだ捨てたもんじゃないぜ」と思えるように見たい映画です。 ただハリウッドでのリメイクが進んでいるようですが、 キャストやロケーションも申し分ないし、 このままでいいんじゃないでしょうか?[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2013-06-25 20:26:16)(良:1票) 《改行有》

3.  アベンジャーズ(2012) 私は彼らの映画を何一つ見ていません。 予備知識もほとんどありませんでしたがストーリーが単純ですし、 個性のぶつかり合いがメインですし、 ポップコーンを食べながらお気楽に見る娯楽映画としては 十分楽しめる仕上がりだと思います。 ハリウッド謹製らしく現実社会を反映しており、 主義主張の異なる主役を集めてテロリストと戦争を始める所なんてそのまんま。 当事者には知らされない真実や、事実と区別のつかない嘘が入り混じり、 攻撃力による均衡を名目にして大量破壊兵器が作られる。 ストーリー展開はゲームでいうところのスーパーロボット大戦です。 それぞれのエピソードや性格を踏まえつつ 新たな敵の出現に対してぶつかり合いつつも共闘する。 馴れ合いじゃなく、個々がそれぞれの正義の上に立ち、 独立性を維持しつつ目的を達成すれば解散。 しかしロボットというくくりのあるロボット大戦とは異なり、 空想科学兵器とファンタジーパワーを使う神様の戦いは 異種格闘技戦と呼ぶにしても程があります。 彼らをオリンピック競技で例えると アイアンマン=フェンシング、 キャプテン・アメリカ=ボクシング、 ソー=ハンマー投げ、 ホークアイ=アーチェリー、 ブラック・ウィドウ=近代五種、 ハルク=女子柔道(松本薫)ですね(笑) それからアベンジャーはマーベルの作品に登場するキャラだけだと聞いていましたが、 日本の作品からもシールズの長官役で丹下段平が出ていてびっくりしました(嘘)[映画館(字幕)] 6点(2012-08-23 23:30:41)(笑:1票) 《改行有》

4.  ダークナイト ライジング 善と悪、富と貧、嘘と真、希望と絶望が隣合せで存在している街、 Gotham City(愚衆の街)。 サブストーリーは突っ込みどころが満載で、 その役割を終えると破綻していきますが、 その破綻に気づく間もなくメインストーリーは終焉に向かって突き進みます。 それから、わかりやすい大量の伏線が投入されているので 『気を抜かずに見ることがこの映画を楽しむコツ』です。 前2作を踏襲しつつ、なおそれを超えてゆくことを命題にされる第3作目は 高確率で面白くないですが、今作品はそれには当てはまりませんでした。 前2作を見てなくても十分楽しめますし、 単品作品としてのクオリティも高いです。 万人にお勧めできる作品に仕上がっていると思います。 しかし第2作目で確立したダークヒーローという地位を 維持しきれなかった点は非常に残念です。 サブキャラ陣も充実しており、 ジョン・ブレイクはとても好感のもるキャラです。 しかし今作の一押しサブキャラはなんといってもキャットウーマンですね。 綺麗な顔立ちにもかかわらず精神的にも肉体的にもたくましく、 しかもナイスボディの女泥棒。 信頼と裏切りの狭間を行き来するその姿は、 太ももの内側に拳銃を仕込んでいたらそのまんま峰不二子です。 是非ともスピンオフで『Batman - a burglar called Catwoman』を作ってほしい、 もちろん大人向けに【Restricted】でね(笑)[映画館(字幕)] 8点(2012-08-01 23:27:20)《改行有》

5.  ドラゴン・タトゥーの女 人生の岐路に立つ主人公が田舎の湖に浮かぶ島に招かれた。 そこで待ち受けていたのは 大金持ちの一族に隠された忘れ去る事のできない謎だった。 無慈悲な社会システムの中で生きるドラゴンタトゥーの女を助手に迎えて 調査を進めるのだが・・・ スタイリッシュな映像と音楽は非常に心地よくて、 無理なく物語の世界観に浸れますので、 158分という時間が短いと感じてしまうかもしれません。 ただし事前に一族の人物相関図だけは頭に入れておいたほうがよいかと思います。 正直わかりにくいので謎解きを楽しみたい方であればなおの事です。 金田一耕介的なダニエル・クレイグですが、 あちらと比べると謎解きや猟奇的な描写は薄味です。 主人公の人生と助手の女の人生と一族の謎がクロスオーバーしながら 物語は進んでゆきますが、ひときわ際立った存在感を示しているのが 助手のドラゴンタトゥーの女。 ドラゴンタトゥーの女の孤独感にやられちゃいました。 表面的に美しいとかではなく、人物的に魅力的です。 本国スエーデンで作られた3部作のリメーク第1作目となる本作は 続編もリメークするべきだと考えるに十分なクオリティに仕上がっています。 ただもう少しおどろおどろしい描写を加えてくれればなおの事よいかと。 デヴィッド・フィンチャー万歳。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 13:16:05)(良:1票) 《改行有》

6.  モテキ 映画はドラマを見なくてもその世界観にすんなり入ってゆけるので、 映画単体で十分楽しめる内容に仕上がってます。 さて本題です。 モテキはいわゆる恋愛ハウツー映画。 つまりバブル期のホイチョイプロダクション謹製「私をスキーに連れてって」(1987年)や 「彼女が水着にきがえたら」(1989年)と同じく、 社会情勢を背景としたその時代ごとの男女の恋愛の形をコミカルにまたシニカルに描いた作品です。 とはいえバブル期と現代とではその恋愛スタイルは大きく異なり、 バブル期には草食系男子と肉食系女子は存在せず、 男子も女子もめんどくさがらず恋愛ゲームに興じていましたが、 現代においては男女ともに恋愛ゲームよりも趣味や自分磨きに重きを置いており、 恋愛によって自分自身が傷つくのを恐れているかのように 20代と30代の7割~8割に恋人がいないというデータもあります。 この映画の登場人物たちも現実から逃げ続けていたり、 明確な自分自身を持たず依存する何かや誰かを探し続けていたり、 そんなどこにでもいそうな20代と30代の男女が出会い、 そして相手との歪な距離感の中でお互いを傷つけながら自分の愛する相手を手探りで探しています。 バブル期のようなストレートな感情表現ではなく、 まどろっこしい所だらけだけど、でもそれがまさに現代の恋愛ゲーム。 でもそんなまどろっこしさも思い返せば過去の自分と重なるところがあったりするので、 懐かしさと恥ずかしさが入り混じった若かったころのほろ苦さを思い出したりして、 『誰かと繋がっていたという想い』は時代や男女を問わず普遍のテーマです。 恋愛から距離を置いた30代と40代の独身の男女に特に強くお勧めします。 キャスティングは秀逸の一言。 にしても長澤まさみのあの笑顔はヤバイ。 今まで好みのタイプではなかったので気に留めてなかったけど、 もし彼女が隣であの笑顔で座ってたら・・・男なら誰でも惚れるな、ある意味女の敵(笑) 麻生久美子と中里依紗はまさに女神(笑) 真木よう子は男前! 森山未来はセカンド童貞を見事に演じきっているし、 リリー・フランキーは台本じゃなくて私生活の実話暴露話してるだけじゃないの?(笑) これだけの短い期間で映画を撮って公開するだけでも驚異的なのに完成度も高い! 監督・演出の大根仁さんには次回作も期待しています。[映画館(邦画)] 8点(2011-09-25 00:50:57)(良:2票) 《改行有》

7.  告白(2010) 《ネタバレ》 見た後で色々と考えさせられる映画だが掛け値なしで面白かった。 ストーリーと複線を再構築すると色々な仕掛けがあることがわかる。 2度見ると1度目とはまた違った解釈で正反対の感想を持つ方が多くいると思います。 そういう意味でやはりこの映画はミステリーに分類されるべきなのだろう。 【若さゆえの狂気】 日常の中の些細な不満はゆるやかに狂気へと加速してゆきやがて集団狂気へと昇華する。 そしてその中で生きろと強制している学級制度がさらなる悲劇を生む。 若さが老いを見て見ぬ振りをするように、狂気もまた懺悔する事は無い。 そして若さは狂気と表裏一体。 【人生半ばゆえの倫理観】 純粋無垢な少女も、少年法で守られている中学生達も、教師も親も同じ人間。 いつか通った道でありいつか行く道である。 教師として母としてやりたい事と出来る事は違う。 願えども適わず、されど人間として願わずにはいられない。 社会システムと個の感情との狭間で出した答えが「復習」だった。 そして達観していた主人公が最後にたどり着いた涙と笑顔の境地とは? 【総評】 トータルは9点。その内訳が、ダークな学園ドラマとしては8点、 ミステリーとしては9点、ストーリーテリングの手法が10点、 生徒のキャスティングが6点、松たか子が10点、映像と音楽が7点で、 良輝がゲーテのウェルテルのように純粋に良くがんばったので平均点に+1点。 映像はその世代毎に持つ怠惰的な虚無感や偽善的な日常感や暴力的な透明感に溢れており、 すばらしいのですが若干疲れます。 しかし登場人物に感情移入し過ぎない程度の時間と視点が絶妙。 特に事件の発端となる少女の描き方が必要最小限である事とその告白が無いことにより、 見る者は逆に絶対的な弱者である少女に対する必要十分なだけの儚さと悲しみを覚え、 その存在感を印象付けている点は特筆すべきだろう。 霧の中に見える細い糸を手繰り寄せるとひとつの真実が現れては また次の糸が現れるように、1つの事件に関係する者が交互に告白する度に 事件の全貌が明らかになり、そしてまた新たな悲劇が生まれる。 しかしその告白の中には観客をミスリードする嘘も織り交ぜられているから少し厄介だ。 真実と嘘が交錯し、何処までが真実で何処からが嘘なのか? 最後にあえて問いたい、先生そんなことして無いですよね?嘘ですよね? ・・・なーんてね。 [映画館(邦画)] 9点(2010-08-02 11:03:32)《改行有》

8.  グリーン・ゾーン 戦意高揚映画とはまた違った切り口なのは、世界を取り巻く情勢が変化した上にアメリカの政権が替わったからだとは思いますが、変わり身の速さと胸を張って自虐ネタで商売してしまうハリウッドにはあきれるやら感心するやらです。 鑑賞前に知っておくべき情報としては、劇中で描かれる「DIA」と「CIA」と「FBI」はいつの時代でも劇中では仲が悪いと言う前提で描かれます。今回の場合は「DIA」と「CIA」が対立しています。それと米軍は戦争毎に、突発的に出会った際にも対応できるように、敵国要人の名前や写真をあしらったトランプカードを作成して兵に配布しています。 肝心の内容は、【人物像】と【アクション画面】と【複線】の取り扱いがあまりにも「雑」なので残念な仕上がりになっています。まずは人物像ですが、感情移入するだけの情報が足りない。なぜこのような行動に出るのか?等の説得力がない。次にアクション画面についてですが、ドキュメンタリーを装い画面が大きくブレますが、不思議な事に非常に画面酔いしやすい私が酔いませんでしたので、おそらく「過剰で不快だが酔い難いブレ方」をしているのだと思いますのでこの点は好印象です。しかしアクション画面としては何が起こっているのがわかりにくく、またあっさりとしているので少し物足りません。最後に複線ですが、色々な複線が見え隠れしているのですが、その張り方があからさまなので方向性がバレバレだったり、張った伏線の回収があっさりしすぎていたりなのでもうすこし脚本的にがんばってほしかったです。 良かった点は、現場の細部のリアリティ感や臨場感は良く出来ており、もしかしてバグダットで撮影したのか?と思ってしまうほどでした。ストーリーは単純明快ですが、斜めから見ると【いかなる政治情勢下でも自国の軍隊って大切なんだよ】ってPRしているとも解釈できるので、転んでもただでは起きないのは国民性だなと。 余談ですが、劇中で登場するヨルダン国の王位継承権を持つ王子の中にはフセインという名前を持つ王子が数人いらっしゃる。それほどフセインという名前は非常にポピュラーな名前です。昔その王子の中の一人に名前の発音を直接指導された事があるので今でも正確に発音できます。中東で某戦争が始まるすこし前にボディーガード共々所在がわからなくなりそれっきりですが・・・[映画館(字幕)] 5点(2010-06-02 18:41:51)《改行有》

9.  パラノーマル・アクティビティ 「予備知識なく見る事をお勧めします」←この一言に尽きると思います。ハリウッドでリメイクを、との話もあったようですが、キャストの演技がすばらしいのでリメイクする意味がない事は見終わった後に理解できます。私は10年ほどアメリカで暮らしていましたが、隣に住んでいそうなほどのごく普通のカップルなので妙にリアリティがあり、リアクションや台詞が非常に自然で、見ていてグイグイ引き込まれました。ほかの観客はカップルが多かったようですが、上映終了後になかなか席を立てなかった方が多かったです。それから注意点なのですが、静寂のシーンが多かったのでポップコーンが食べにくくて私はラージサイズを食べ切れませんでした。それとストーリー中にウイジャーボード(日本ではコックリさんで使う道具とほぼ同じもの)が出てきますが、アメリカではおもちゃ屋さんで普通に売っていることを追記しておきます。[映画館(字幕)] 8点(2010-02-01 04:13:47)

10.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 一言で表現すると「残念」、もう少しがんばってほしかった。 まず最初の残念は、上映時間。 ストーリーは連続ドラマシリーズの2クール分ほどもの内容があり、上映時間109分では絶対的に時間が足りない! 次の残念は、字幕。 ウルヴァリンのバックグラウンドを描いたヒューマンドラマ的な作品なのですが、 ストーリー展開が速いので綿密な人間関係を描くほどの余裕がないためか 重要なやり取りにもかかわらず二言三言の会話で済ませているので人間関係がわかりづらい所があるけれど、 短い字幕では伝わらないようなニュアンスが多々見受けられたので 吹き替え版の方が良いのではないか?と思います。 すばらしかったのはヒュー・ジャックマンのはまり役っぷり! 圧倒的な存在感や人間離れした肉体は特筆するにあたいします。 肝心のストーリーは良い意味でも悪い意味でもアメコミらしく、いろいろな方向にブッ飛んで行きますが、 またそれも原作のテイストを継承しており、好感が持てます。 冒頭で残念と言いましたが、総合的な評価は悪くないです。 過去のシリーズをまったく見ていない方でも楽しめますし、 SF色が強すぎないので性別を問わず幅広い世代にお勧めです。 実際に映画館では40代以上と思われる女性が意外と多かった事に少し驚きました。[映画館(字幕)] 7点(2009-10-02 05:43:00)(良:1票) 《改行有》

11.  96時間 誘拐された娘の救出に向かう健気な父親の姿を描いた単純明快なストーリーです。 ちょうど「宇宙家族カールビンソン」の「おとうさん」がこんな感じです。 ストーリー自体はアメリカの高校生の間で語られている都市伝説がベースです。 日本人留学生の間でも同様の内容の都市伝説がまことしやかに伝聞されています。 この主人公の外見は、まあ~とにかく冴えない親父ですが、 その印象とは裏腹なワンマンアーミーっぷりのギャップで非常にかっこいい! 肝心のアクションシーンは軽快でそっけないほどでしたが、 テンポ良く進むストーリーを邪魔していなかったのが好印象でした。 ご都合主義丸出しのストーリー展開ではありますが、そんな事は問題ではありません。 どこかで見たようなストーリー展開であったり、絵作りであったりなのですが、 それが何の映画からインスパイアした物なのかを考える時間を与えず急展開でストーリーが進みますし、 面白い映画のプロットの寄せ集めをうまく再構築しているので率直に面白いです。 久々に「アクション映画は面白いなぁ」と感じた作品でしたし、とても上映時間が短いと感じました。 私は10年ほど北米で生活していましたが、夜中に派手な格好でウロウロ出歩いていたり、 現地で知らない男性にパーティーに誘われてとんでもない事になっている女性の方を度々見かけましたので、 日本で報道されていないだけで、結構な被害者数なんですよ。 (こういう犯罪に巻き込まれて邦人が亡くなっても日本で報道される事が稀ですよ) 海外旅行に出かける女性の方にお勧めです、マジで。 ちなみにですが、私は日本の某航空会社の元国際線乗務員の方から 同社の客室乗務員の○○ちゃんが現地で買い物に出か・・・と言う話を直接聞いた事があります。[映画館(字幕)] 8点(2009-09-18 13:32:16)(良:2票) 《改行有》

12.  アマルフィ 女神の報酬 一言で表現するなら「豪華版の火曜サスペンス劇場」 決して悪い意味ではなく、日本人好みの作りになっている事を率直に評価したい。 前半は名所・名跡・名物案内で、後半はジェットコースターのごとくに畳み掛けるストーリー展開。 2時間ドラマのお得意の手法ですが、キャストを豪華にして海外を舞台に作ったらどうなるのか? いいんじゃないでしょうか?というのが私の感想です。 世界各地で起こるテロと対峙する外交官(詳細・所属共に不明)という設定なら続編作り放題です。 毒にも薬にもならないようなストーリーですが、予想していたよりも練ってあり、 濃厚なラブシーンや残虐なシーンがあるわけでもないので、家族と一緒に見ても安心して見ていられます。 娯楽映画と呼ぶに十分のクオリティがあると思いますので、子供からお年寄りまで万人にお勧めいたします。 最後に。 ロケハンにかなりの時間を費やしたであろう事は、素人目に見てもわかります。 イタリア人の友人からイタリア南部地方の美しい自然の事を聞いた事がありましたが、 この映画を見てアマルフィの美しい町並みと青い海に魅了されました。 次回作でも、まだ日本であまり知られていない観光地を照会していただければと(笑)[映画館(邦画)] 8点(2009-09-03 14:30:56)《改行有》

13.  宇宙(そら)へ。 一言で言い表すと「何か物足りない」。 制作したのがハリウッドではなく、イギリスのBBCが製作したからかもしれないが、 視点が非常に客観的で、観客に何かを訴えかける意気込みなどは皆無。 まるで万博のパビリオンで流れている解説映像を見ているかのような感覚に陥る。 ストーリーなどはなく、時系列に沿ってロケットの打ち上げ風景が流れそのプロジェクト内容が語られてゆく。 宇宙飛行士たちは西部開拓時代に開拓民として新天地を目指したカウボーイのごとく紹介されるが、 彼らへのインタビューはない。 技術的困難を乗り越える場面も照会はされるがそこに居た筈の当事者である技術者たちへのインタビューもない。 ただひたすら「誰が」「何をした」かだけが紹介されてゆく。 観客がそこのところをもう少しいりたいと興味を持ち始めると場面転換になり、 事象を掘り下げる事はなく、ことごとく肩透かしされる。 テレビ放映されないような貴重な映像を見られると言う事だけが頼みの綱だが、 その他はすべてにおいて薄っぺらいと感じた。 感情移入する間もなく次々と羅列される映像と、 ただ淡々とナレーターが説明口調で解説するだけのいわゆる記録映画ではあるが、 小学生がこれを見て疑問に思ったり興味を持った所を 自分でもう少し調べて夏休みの自由研究にするのであればそれも良いかもしれないと思いました。 しかし迫力のあるロケットの打ち上げ映像はただただ圧巻です! 大音量と大きなスクリーンで楽しめる、まさに映画館向きのコンテンツですので、 映画館では後ろの席ではなく出来るだけ前列席で鑑賞する事をお勧めします! 追記として。 日本公開にあたり、エンディング曲や日本語吹き替えを用意するのならば合わせて、 チャレンジャーの事故シーンで日系アメリカ人のオニヅカさんが亡くなった事も字幕でいいので入れてほしかった。 LAのリトルトーキョーにはスペースシャトルの形を模した大きな追悼の碑が建っています。[映画館(吹替)] 5点(2009-09-03 13:51:53)《改行有》

14.  ターミネーター4 《ネタバレ》 内容は普通に楽しめますが、いかんせん過去の設定に引きずられていて正直続編としては苦しいです。「出来の良いB級」だったはずなのにいつの間にか「超A級」を期待されている悲壮感にも似た重圧が画面から漏れ伝わってきます。もう少し割り切って原点回帰でターミネーターを絶対的な破壊者として描いてほしいですね。 この映画を見た感想としてハリウッド映画らしからぬ違和感が残るのでどこに違和感があるのかを考えていたら、これはターミネーターの純粋な続編ではないかもしれないという仮説に至りました。 【主役】 全編通してのキーパーソンであるマーカス・ライトに関してのバックグラウンド描写が少ない事は明らかに不自然です。主役がマーカス・ライトだと考えても結構違和感がありません。役どころとしても主役のジョン・コナーを完全に食ってますし、クリスチャン・ベールが機嫌を損ねるので、マーカスのバックグラウンドに関するところは編集でばっさり切ってディレクターズカットで再編集するつもりなのでしょうか? 【脚本】 脚本段階でキーパーソンであるマーカスの描写をおろそかにしてはストーリーが成り立たない事やジョン・コナーよりも主役っぽい事を考えると、「そもそもこの脚本はT4の脚本として書かれてはいないのではないか?」とは考えられませんか?ハリウッドお得意のB級SFの脚本に、ターミネーターのバックグラウンドを乗せた急ごしらえの脚本ですと言われた方がしっくり来ます。 【特撮ヒーロー】 核戦争後の荒廃した近未来を舞台にしたストーリーは日本の漫画では王道ともいえます。漫画で似たようなストーリーが無かったかと考えて、真っ先に思いあたるのが「仮面ライダー」です。悪の組織に人体改造を施されたが脳改造直前に逃げ出し苦悩しながら悪の組織と戦う特撮ヒーロー物。そう考えると「キカイダー」の方が近いかもしれません。マーカスを主役にしてターミネーターのバックグラウンドを切り落として再編集すると、ハリウッド版の特撮ヒーロー物が完成しそうな気がします(笑)ターミネーターの大好きな日本市場の団塊Jrを意識した脚本と言えばハリウッド的かな?と思えますが、次回作でマーカス・ライトに引き続きジョン・コナーも改造人間になってたら仮面ライダーリスペクトって事で(笑)ハカイダー的なターミネーターが出てきたらキカイダーリスペクトって事で(笑)[映画館(字幕)] 6点(2009-07-14 00:26:19)《改行有》

15.  トランスフォーマー/リベンジ 一言で言うと間違いなく娯楽超大作。前回に引き続きCGがすばらしいので、最初から最後まで繰り広げられる圧巻のドンパチシーンは是非映画館で見るべきです。ストーリーはあるようでほぼ無いと言えますが、タイトルだけを見るとスターウォーズを踏襲するつもりかな?とも思えます。内容は現在アメリカがおかれている現状が色濃く反映されており、共和党支持と戦意高揚を前面に押し出しています。しかし小難しいことはまったく無く、ポップコーンとコーラを持って肩の力を抜いて楽しむタイプの少しおバカでちょっぴりセクシーシーンのあるアメリカ映画ですので万人にお勧め致します。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-12 23:20:47)

16.  スター・トレック(2009) 若き日のスポックとカークは元よりおなじみのメンバーそしてエンタープライズ号、 そのすべてが輝いていた時代を描いた意欲的な作品です。 TV版のファンの方が思わずニヤリとする台詞回しやエピソードが随所に散りばめられていますが、 それはスタートレックをまったく知らない人が見ると「気が付かない程度の飾りつけ」であり、 違和感も無く非常に良くできた構成です。 SFというよりはヒューマンドラマの色合いが濃いですが、ストーリーの完成度も高く、キャスティングも良く、 これだけで終わらせるにはもったいないと思わせる映画としてのクオリティがあり、 見る者が続編への期待感を募らせる完成度です。 SFとしては突っ込みどころが満載ですが「そんな細かいことはいいじゃない」と、 古き良き時代のSFの王道を行く内容で、小難しいことは何もありませんので万人にお勧めできます。 できるならば迫力のある戦闘シーンを堪能する為に、両手にポップコーンとコーラを持って映画館で見てください![映画館(字幕)] 8点(2009-07-07 01:19:48)《改行有》

17.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 老人の老いた肉体を持って生まれた男の人生をたどる物語です。陳腐なメイクや演出がストーリー展開を壊しているのではないか?という危惧があり、当初はこの点を気にして見るのを止めようかと思ったほどでしたが、それはまったく余計な心配でした。特殊メイクやCGの出来が良く、ブラピが違和感なく老人から青年へと若返ります。そしてその違和感のなさによって『若返りという無茶な設定を成立させる事』に成功しています。さて肝心の内容についてですが、ゆったりと流れる時間の中を若返って行く主演男優と老いて行く主演女優の人生に、いつしか自分自身の人生を重ね合わせてしまう方も多いのではないでしょうか?それは誰しもが老いて行く過程において経験する『在りし日の自分を顧みる事』にも似ており、心の奥底に眠っている遠い記憶に触れてしまったような少し切ない余韻が残ります。若さは罪ではありませんが、もし自分が人生経験の短い頃にこの映画を見ていたら平凡な伝記小説を読んだ程度の感想しか持たなかったかもしれません。この映画は、出会いと別れや喜びと悲しみを幾重にも重ねた『人生を振り返る余裕の出来た年齢の方』に是非お勧め致します。 それと追記として、作品の扱うテーマが繊細だという事と字数制限で仕方がなかったということを理解したうえであえてなのですが、もう少し字幕のニュアンスをがんばって欲しかったと思った事を付け加えさせて頂きます、おそらく観客に伝わっていない事が多いと思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-02-14 15:39:18)(良:1票)

18.  ランボー/最後の戦場 実際に見てから数ヶ月が経過しているが何度かレビューを書こうとしたものの実際どういう風に書いてよいものか迷っていたのが正直なところ。 それにしても戦闘描写がすさまじく圧巻の一言。過去のランボーシリーズでも今回のような戦闘描写が出来ていたのならまた違った評価がされていただろうと思う。しかし最初はゲッっと思いましたが、徐々に慣れていく自分がいました。 今作もリアルタイムの世界情勢を背景にしたストーリーは相変わらず単純明快ですが、テーマが過去の作品とは少し異質な感じがします。見ている者に判断をゆだねるようなシーンや何か含みを持たせたような映像が多くあり、戦闘描写にばかり注目されがちですが、少し視点を変えると色々な解釈ができるのではないかと思います。 で、ここからは少し余談ですが、ランボーの1作目の原題がFirst Bloodなので(このシリーズは原題のつけ方に規則性が無い、2作目Rambo: First Blood Part II、3作目Rambo III)今回の原題はRamboなので副題にLast Bloodなのかな?と思ってすこし調べたら副題は何もなし。なーんだと思いながら続けて英語サイトをチョコチョコ読んでいたらなんと5作目と6作目の構想があるらしい・・・やるやらないは別として、構想があることが凄い![映画館(字幕)] 7点(2008-10-02 12:57:35)《改行有》

19.  ウォンテッド(2008) 鮮血飛び散る暴力的シーンばかりなのでR-15指定されてはいるものの、ストーリー的には単純明快なアクションサスペンス映画です。スローとCGが効果的に使用された映像がストーリーの世界観を構築する事に貢献しており、コミカルな場面も多く話の展開も早いので中だるみも無く飽きません。TVドラマシリーズの名場面とあらすじを掻い摘んで再編集して映画にしました的とでも言うとご理解いただけるかと。しかし残念だったのは、限られた映画の上映時間の中で見る者に神秘性のある世界観を印象付けるだけの時間が足りなかった事ですね。初見の方はこのあたりを注意深く見ると面白さが倍増すると思います。[映画館(字幕)] 6点(2008-10-02 10:08:37)

20.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 これぞハリウッドが送り出すファミリー向け娯楽大作! ユニバーサルスタジオでのアトラクション化済み&予定を 踏まえたシーン多数のような気がしますがそれはご愛嬌。 前3作と同様の冒険活劇ですが、今作品からは前作までのオドロオドロしさが消え、 非常にライト感覚で家族で楽しめますが、 逆に言うと作品の世界観や奥行き感が狭くなってしまった気がします。 しかしながらアクションシーンやストーリー展開はテンポもよく、 多少荒唐無稽すぎるサブストーリー目を瞑れば、 平均点以上の評価は当然ですが、少しファミリー向けに偏りすぎたのが残念です。 見た後には心地よい清涼感と爽快感が残る作品です。[映画館(字幕)] 6点(2008-09-05 10:58:22)《改行有》

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