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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. パージ 《ネタバレ》 「12時間はどんな暴力行為も合法」というのは全くリアリティがないが設定としては惹かれました。けどこれはただの密室でのドタバタ劇になってしまってて「パージ」が全く活きてないです。主人公一家も他の登場人物もことごとくアホ揃いで全く共感できない(特に息子と娘)。サイレンひとつで急に殺人者になったり善良な市民に戻ったり、人間ってそんなに単純ですか?設定自体は非常に面白そうだっただけに残念。[DVD(字幕)] 3点(2017-02-27 21:26:41) 3. タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 これは隠れた名作だと思ってます。この作品のウッドチッパーのシーンを観て以来、ゴミ収集車を観たら必ず避けて歩くようになりました(笑)[DVD(字幕)] 8点(2017-02-19 23:05:40) 4. この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 辛い現実に何度も直面し遂には実家に帰ろうとしていたすずが「この家に居させて下さい」と言ったあたりから何故か涙が止まらなくなった。戦時中と現代では全く状況が違うが、誰でも自分が今置かれている生活圏の中で精いっぱい頑張らないといけないということは今も昔も同じなんだと思わされた。お涙頂戴ではなく、悲しみの先にある明るさがほんのり見えるラストに救われた。[映画館(邦画)] 10点(2017-02-19 22:47:27) 5. アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 冒頭で父親がクリスと弟に言った、「人間には羊、狼、番犬の3種類がある」という言葉を頭に入れながら鑑賞した。テロリストが狼ならその犠牲になる弱い民衆が羊。そしてそのテロリストを駆逐するアメリカ軍が番犬である。しかし民衆の立場から見ればテロリストもアメリカ軍も「狼」に見えるのではないだろうか。アメリカはテロリストを軍事力で排除してきたが、その代償として多くのイラクの一般市民が空爆の巻き添えなどで犠牲になっている。そして立場に関わらず戦争の当事者誰しもが簡単に「羊」となり得てしまう。そんな理不尽さが戦争なのだろうと思わされた。また、普通に娯楽作品としても面白く、特にライフルのスコープを覗き込む場面は観ている自分も思わず画面を息を止めて覗き込んでいた。メッセージ性・娯楽性がバランス良くまとまった良作だと思う。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-31 18:27:42)(良:1票) 6. 悪人 《ネタバレ》 妻夫木聡演じる田舎の金髪兄ちゃん・祐一の描き方が上手かった。金髪で無口で中古っぽいスポーツカーに乗って。田舎ってこういう兄ちゃんいるんだよな~、と田舎育ちの私は妙に共感してしまった。ところで、「悪人」というタイトルを聞いて悪い輩がたくさん出てくる映画を想像していたが、本当に心の底から悪人と思えるのは松尾スズキ演じる詐欺師ぐらいだった。基本的には皆が心のどこかに罪悪感を抱え、悩み葛藤しながら生きているような印象を受けた。もともと仏教用語で「悪人」という言葉は、「自分が悪い人間だと気付いていて、なお且つ他人に対して申し訳ないという反省の心を持つ者」という意味らしい。この映画に出てくるほとんどの人物はそうした意味での「悪人」なのではないかと思った。人間誰しも「悪」を抱えて生きている。ならばそれを自覚し他人を思いやって生きていくべき。そんなメッセージが含まれていると私は受け取った。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-04 18:49:08) 7. トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 ほとんどの大人が子ども時代におもちゃと遊んだ経験があると思う。しかしそういう事は大人になるにつれ忘れていってしまう。そんな、ほとんどの人に共通する体験を思い出させてくれる作品だと思う。子供向けのアニメのようでありながら、実は大人に対して多大なメッセージ性を含んでいたシリーズだったのだと気付かされた。時とともに、遊び相手であったおもちゃのことは忘れてしまうが、そうしたおもちゃたちは紛れもなく大人になった今の自分を形成してくれたファクターの一つである、というメッセージ。そしてこの作品によって大人になってしまった私たちも子どもの頃の懐かしい気持ちに浸ることができる。「スタンド・バイ・ミー」と同じように、ノスタルジーの極致を魅せてくれる映画である。名作。[DVD(吹替)] 9点(2012-04-03 16:57:29)
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