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1.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 冒頭の山道下り(ポリス・ストーリー)から、最後の工場での格闘シーン(サイクロンZ)までかなりわかりやすい形で香港全盛期を彷彿とさせるシークエンスを連発し、年齢相応(彼でなければ相応とは言えないが)のアクションのギリギリのラインを堅守することで、アクション最終作としてのサービス感・フィナーレ感は相当あったように思う。エンディングロールのスピーチでは思わず泣いてしまった。ゴールデンハーベスト時代の作品を最初に見た時の感動を四半世紀を経てセルフリメイクとして思い出させてくれる一作。[映画館(吹替)] 9点(2013-05-01 14:28:58)

2.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 自分は好きだが、157分は社会派サスペンス好きでないときついかも。タイトルの最終30分の緊張感は凄い。自分の鑑賞環境では20数人いた観客は自分以外全員50代後半以上。 最後のシーン、マヤの涙で見せる祝福と呪い。長官との食堂のシーン「自分にはこれしかありません」からここにつながるマヤの達成感と喪失感のアンビバレントさ。時代の変化、自分の環境変化を経て、捜査当初のテロ撲滅という大義から、もはや復讐へと変化する作戦の意義。直前のマッチョな軍人男性の中、一人の女性諜報員という対比と強い存在感から一転しての広い飛行機内での孤独な涙は、その強さの裏返しというより、ここまで得た強さ故の喪失感・虚無感に見えた。 公私の区別なく取り組み続けることによってのみ成り立つというこの成功は、アルカイダ側にこれを応用した途端、最後の作戦での婦人をいとも簡単に殺害される環境に反転する。 生きることの困難さを実話にどれだけのせて「映画」とするか、その見本のような作品だと思う。[映画館(字幕)] 8点(2013-02-18 01:00:34)(良:1票) 《改行有》

3.  ラウンダーズ 《ネタバレ》 全体の印象としては、『グッド・ウィル・ハンティング』の裏面としてのこの作品を捉えている。 これはわかりやすいと思うので以降は別の観点から。 テーブル上のコントロール可能な空間との対比として、コントロール不可能な対人関係が徐々に自分を苦しめていく。最終的には教授の援助が無ければ最終的には切り抜けられなかったわけだが、それを含めて、鼻を折られたインテリが、「人間」を学んだ上での再起、そして、あえて再度それを乗り越えての、実力のみのチャレンジに挑むという一連の流れが潔い。 KGBとの初回の負けは実力の負けではなく、それはチャンピオンに勝った直後の、慢心による負け。2度目の最終戦は必然の勝ち。作品を通じての更なる成長で見えなかった(KGBのクセ)が見えるようになる。更にそれを捨て、「それで勝てなければその程度」と挑んだ最終戦に完勝する。 最終戦をあえて抑えた演出で、ありがちな「ストレートフラッシュで逆転!」みたいにしなかったのが良い。 最終戦までの布石として現実でほぼ出る可能性のないフルハウス以上は「イカサマ」という演出で、否定される。 その上で無粋だがあえて解説すると、 最終カードスペードAでKGBの「Aではだめだったろ?」は、フラッシュがありえない状態(4枚目がクラブ以外でないとフラッシュの確率は消滅)では、マイクは事前に出ている6・7・10・2のどれかの2ペア以下想定(最初の2+3枚でのストレートの可能性は0ではないが確率的に除外したと思われる) →5枚目Aでフルハウスにならなかった(=場のカードでペアが出来なかった) それに対し自分(KGB)は6・7・10どれかでの3カード(おそらく10)で勝ちを確信!←実は負け。 通常は、作品冒頭の勝負のようにKGBのカードを見せてこれを演出するが、ここではあえて最初にこちらのストレートを見せ、更に4枚目のクラブ2(=フラッシュが無いので実質勝ちの確定)で、以降は表情の読み合いを鑑賞者に「みせてくれてる」。 良作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-15 23:26:07)《改行有》

4.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 ネタバレ全開で鑑賞済みの方が見ると想定して書きます。 まず一点通常版、IMAX版それぞれ鑑賞しましたが、IMAX版はやはりアクションシーンの魅せられ方が凄かったです。環境的に許せば、ぜひもう一度IMAXでの鑑賞を推奨。 感想としては「完結作」この一点に尽きます。 バットマンを過剰に内面化したことへの反作用としての、アルフレッドとの離別。そしてすべてを乗り越えての再会。 圧倒的財力を奪われ一人の市民となった時、ブルースは象徴としてのバットマンを説き、橋の上でのブレイクと少年たち、そして最後のシークエンス「Mr.ロビン」の名前でブレイクが呼ばれる。 この辺の完成感が半端じゃない。 この大きな筋以外でも、端的には、暖炉でのミランダ/ブルースの会話シーン後に、奈落での会話を重ねて「酷い環境に生まれた/お坊ちゃん」というこの時点での、ミランダ=「子供」という暗喩や、 ミランダのベインへの最後の言葉「友よ」による、ブルースとベインの共通性だとか、細かいシーンが全編に埋まっているわけです。 単なる自暴自棄は、死の克服ではない。そうではなく、死を傍らに抱きながら生きること、それが生きるということそのものであるということ。バットマンからロビン、少年達に伝わるもの。個人がそれぞれを生きるということ。かけがえのない人間は誰しもに存在し、本当に守りたい「仮面をつけることで守られる人」が、特定の「誰か(ヒーロー)」ではなく、各々の意識で守られる社会。しかしまた同時に必要となる「自分にしか出来ないことなど無い」という謙虚さ。自分を信じ、人を信じることを伝える3部作でした。 [映画館(字幕)] 10点(2012-07-29 13:20:48)(良:5票) 《改行有》

5.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 大きくは、子供の自立と自分の母性との葛藤(花)、狼と人間どちらとして生きるか(雪・雨)が主題だろう。 まず、花は「笑顔でどんなことも受け入れる人」なのだからそれはそういう設定でいいとして、 しかし、そんな花ですら受け入れられないこと=「雨の狼としての自立」に直前まであんなに反対していたのに、夕日の中の遠吠えでその承認への決心がつくって… 直前の気を失っているシーンで、雨が父に重ねて見え、その動物性や男性性に他者性を感じて納得した、ってのなら腑に落ちるけど… いや、記号として、狼の象徴としての遠吠えってのはわかりますよ、もちろん… 山の主の役割がイマイチ不明なため、なぜ豪雨だと山の主として雨が必要かがわからない(端的には「巣が落ちた雛」への対応みたいなものなんだろうけど)。雨の自立への意識の変化が見えない。というかこの偶像として「山の主」ってのを持ってきたってのが混乱の原因だと思う。 花に行かないでと言われ、それでも行くとなった時、花が追いかけてくることは予想がつくだろうに、そこへの配慮を見せて決別する、といった形では精神的な成長の演出はない。 そうではなくて「森を守るという使命感の獲得」として雨の成長は描かれる。いや、獣らしい本能的思考といえばそれまでだが…それって成長なのか… この辺の、人間としての成長、狼(動物)としての成長がなんともごちゃごちゃになってるのが本作の一番しっくりこない点だと思う。 一番ストーリーを薄くしてるのは、二人の選択の差が、単に女性の方が社会性を早期に帯びやすいというその一点に見えてしまう点。 花のセリフを借りれば、「狼なら大人の」10歳という地点が、人間の生育環境上どういった時期か、という一点で決まるって、それってドラマとしてどうなの…。 しかもその選択は個人の葛藤としてはほぼ存在せず、兄弟間の意見対立としてのみ描かれている。 「二人は狼でもあり、人間でもある」ということを、人間で「しか」無い花が言うことの虚しさによる親子の対立とか。 激しい兄弟げんか後に生じるであろう互いの、この選択でいいのか?って疑念とか葛藤とか。 一緒に育ってきた姉弟が道を分かつことへの不安とか。 そういう心理描写がどんどんスルーされていくのがきつかったです。[映画館(邦画)] 4点(2012-07-27 19:18:25)(良:5票) 《改行有》

6.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 人の代替可能性を描いた作品。 自動車の修理工という典型的ブルーカラーが、兵士として徴兵される。まずこの点が明示的である。 彼女がいなくなった後、唯一自分を「個」として扱ってくれる家族を亡くし、しかし、そこにいた手伝いの女の子と結ばれる。この「手近で間に合わせた感」が、序盤のギイとの付き合いを批判する母親を想起させる。 最後のシーン2人が言葉を交わすのはほんの僅かであるが、そのとき感じられる各々の幸せは本物だろう。 家族を作るというのは日常性の積み重ねの上にあって、社会はその上でまわる。 唯一無二と信じこむことで成立する恋愛は、振り返ればその瞬間、「繋がれる」と思える距離にいた人間と、タイミングというきっかけだけでいかようにも変化しうるし、その入れ替え可能性自体が実は幸せなのだということを確認させられる良作[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-19 14:49:45)《改行有》

7.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 この映画における奇跡とは、世界的な規模の銀行職員という経済的地位×異常なまでの研究体質×妻の偏愛とも言える愛情×世界的にも稀な病気、という通常ではまずないであろう稀有な組み合わせが混ざった結果ということで、「信じれば起こる」奇跡を描いた作品とは一線を画す。 発病以後の(特に母親の)人物描写は凄まじくて、「子を守るためにはどんな可能性でも考える」ってのは3.11以後に見ると現実味がある。 科学と当事者性という対立を見事に描いた一作。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-22 13:37:06)《改行有》

8.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 主人公の監禁までの描写が殆ど無いのはわざとか。いつ凶気をみせるかという緊張感がすごいが、ずっと狂気のままラストまで突っ走る。中盤「リア充爆発しろ」からのルサンチマンの上、「ここまでしても救えない」という絶望感でとにかく突き放してくる感じが、あまりに救いがなくて怖い[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-13 20:02:42)

9.  ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 おそらく最初は復讐のつもりだったのが、子供を見て、自分の子供と間違われることで、失った自分の家族の存在を埋めるという転回がおこる。そこからのペイトンの心理操作の巧みさの演出、伏線の丁寧な回収は見事。これぞサスペンスと言う一作。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-13 19:32:26)

10.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 まず、手術費を取り戻す為の殺人だったとはいえ、主人公が子供の視力を回復させる、という自身のアイデンティティの拠り所のためにビルを殺すことを「選択した」ことが肯定されるのであれば、この映画は死刑制度反対の映画とは言えない(最後に大仰な字幕表示があっても)。具体的な社会制度批判がない描き方は現代劇である必要性はあったのか?というのが一番の疑問だった。 この映画は単に、皆が自分勝手に生きれば不幸になるよ。という簡単なことを言っている。強引に言えば、放蕩するリンダ、その妻に尽くすことしか知らないビル←→視力を失いそうなジーン、息子の治療が人生の目的化しているセルマ(彼女にとってミュージカルは嗜好であっても、生きがいではない)という裏返しの関係性に、権力性の強弱の対比をかけただけであるといえる。 事前知識から本当に絶望的なストーリーを予想していたが、最終的に息子は手術を行い、それは贖罪として作用しているので、セルマの死は、盲目への絶望+手術の達成による半分納得の死であるので、予想よりは絶望的でなかった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-09 09:57:32)《改行有》

11.  レインマン 《ネタバレ》 10年ぶりくらいに観ました。チャーリーの成長の描き方は非常に丁寧です。音楽がものすごい80年代感。最後レイモンドは列車の中から決してチャーリーを見ないという演出が秀逸。コミニケーションの「脆さ」を考えさせてくれる秀作[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-22 17:22:34)

12.  切腹 《ネタバレ》 前半はどうしても現代の社会保障の話に引きつけて観てしまった。 戦時から武家社会への時代のシフトという価値観の変化に直面しつつも、生きることそれ自体を否定し得ないという人間の弱さを見せつけられる。 最後30分で、仲代‐三国の武士論の展開の後に、「在り方」としての武士から 実質としての武士の強さへと価値の転換がひっくり返るカタルシス。 更に仲代‐丹波の戦いでの「実践」という伏線を、屋敷内の殺陣において、砂を撒いたり、人を盾にしたりするという戦い方で、「生への執着」をさらに強調する演出 社会のあり方、会社のあり方、個人の生き方、個人の死に方全てを語る傑作[DVD(邦画)] 10点(2012-02-22 17:14:06)《改行有》

13.  かもめ食堂 雰囲気だけは確かにいいと思うが…BGVとしてそれこそ小さなカフェ等で流すための作品。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-23 23:19:50)

14.  マレーナ 《ネタバレ》 少年の妄想と成長のバランスが秀逸。リンチ後、市場での再会の挨拶は、それでも受け入れてくれた夫への感謝の上にあるマレーナの生への決意だが、あの主婦からはそれが見えていないというアンバランスさと滑稽さ。濃縮した社会を通じて「人間」のあり方を考えさせる良作[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-23 18:44:16)

15.  ライフ・イズ・ビューティフル 良くも悪くも「映画」っぽい。映画としてかなり上手くできているが、突っ込みながらみるコメディとしては破綻していると思う。下手すると前半30分で止めてしまいそうな一作。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-23 17:29:20)

16.  シングルマン 《ネタバレ》 自分には楽しめなかった。生の意味を取り戻すが、結局意図しない形で命を落とす、という「これこそが人生」的なオチがどうにも…。画が映えているとは思うが、彩度の変更による直接的な表現も、それを前半わざわざ直接説明しているのもあまりに説明的すぎないか?[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-17 19:09:48)

17.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 自分の中では、歴代アクションでもベスト3に入るであろう一作。スパイツールの魅力、アクションシークェンスの豊富さ、斬新さが全体を通してみた時には傑出している。シリーズ定番のシーンや軽いジョークを混ぜつつの演出勝ち。[映画館(字幕)] 9点(2012-01-17 18:53:56)

18.  月に囚われた男 《ネタバレ》 SFをほぼ見ない自分でも思いだしたのは「ガタカ」。受け手への自分とは何か、という疑問の投げ方がうまい。もう一点思ったのは3.11後の原発処理。単純に自分がコントロール出来ない環境へ身を置くということがどういうことなのか、ということへの恐怖を想起させられた。最後の地球での報道は蛇足だと思うが迷っての8点[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-17 18:46:29)

19.  ヒーローショー リアリティはないが、「ありそう」感はかなりあるので映画としては、これでいい、というかおそらくベスト。後半後藤の彼女とのシークェンスがやや冗長でダレるが、全体を覆う若者の行き詰まり感は見事。井筒監督作品初見だが、ここまで上手かったんですね。[DVD(邦画)] 8点(2011-09-20 23:28:54)(良:1票)

20.  あなたのために なんというか、すべてがベタな展開のまま最後まで進んでしまった。 見る人とタイミング次第ではある意味10点になりそうな映画。[DVD(字幕)] 5点(2011-09-20 23:07:50)《改行有》

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