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1. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 某990円のDVDを買い視聴(数年前に一見済)。
あらためてそのおもしろさに脱帽です。
山の頂のむこうからあらわれる巨体の迫力。
手前に逃げる群衆、その向こうでは街を破壊しつつ迫り来るゴジラの脅威。
あるいは足元を逃げ惑う人々を写しその大きさと恐怖を演出、
1作目にしてここまで描くのはさすがといえます。
そして何人か書かれている方がいますが、なにより怖いのがその目線。
ゴジラが人間を襲っているということです。
またガイガーカウンターに反応する幼子の描写などは端的な表現ながら、
ゴジラが放射能から生まれた怪物であることがうかがい知れるインパクトのあるシーンでした。
芹沢博士はその風貌からずっとマッドサイエンテイストだと思ってました。
しかし水爆以上の脅威となりかねない発明オキシジェン・デストロイヤーの使用を決めたとき、
悪用を恐れ研究書類を処分、のみならず自らもゴジラとともに消滅させていきました。
その潔く高潔な姿に目がうるうると…見た目だけで人のことはわからないなあと思った瞬間でした。
テレビ塔の撮影班の愚かで勇気あるプロ根性には(心の中で)笑わせてもらいました。
予備知識もなく見れた人は幸せだろうなあと思える作品です。[DVD(邦画)] 10点(2009-10-07 07:41:23)《改行有》
2. 地球防衛軍
《ネタバレ》 この映画の魅力はなんといっても入浴シーンですね。
ヒロイン江津子が旅館で入浴中に異変が!
風呂場の窓越しにモゲラの巨体が見えるという幻想的なシーンがたまりません(幻想的の使い方が間違ってるかも)。
コンテ(特典で見れました)にも描かれてるとは、撮る気満々なところが素晴らしいじゃないですか!!
一見いれなくても良いシーンとも思えますが、
ミステリアンの目的のひとつが地球人女性との交配なので、やはり必要だったのでしょう。
この全体的に流れるエロスが子供のときに見たとしても感じられないものだろうなという気がします(いやもしかしたら子供心に興奮したかも…ちなみに今回初見です)。
モゲラは可愛いですね。また退場ぷりが素晴らしい。
1度目もあれでしたが2度目も…。
防衛軍の決戦兵器であるマーカライトファープ、
ミステリアンの強力な攻撃を反射しなおかつ攻撃を繰り出すという代物。
まあどうみても後ろががら空きで(笑)、円盤の攻撃で壊れそうなのだが、
出てきたのは円盤ではなくわれらがモゲラ(たぶん二号機)!
地中からという最も効果的な位置からマーカライトの足場を崩すという攻撃に感動!
しかし次の瞬間、頭の上にマーカが落ちてきて「あ痛っ」状態、
そりゃそうなるよね、と見ていて嫌な予感が…。
モゲラはそのまま退場してしまいました(若干唖然状態続く)。
まあそれ以外にもつっこみ所や見所満載の映画で楽しめました。
そういえばミステリアンの原色たっぷりのデザインを見て、
ゴレンジャーみたいだなと思いました。
石ノ森氏始めスタッフに多分に影響でも与えたんでしょうかね?
最後に…第二ベーター号ではなくガンマー号と呼んで欲しかったです。[DVD(邦画)] 8点(2009-07-07 02:02:29)(良:2票) 《改行有》
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