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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. タクシードライバー(1976) ニュー・シネマの中で一番好きかもしれない。 デニーロ演じるキチガイ帰還兵がとにかくカッコイイ。 そして奇妙。世界も、人間も。誰がヒーローで誰が悪なのか。 トラビスはヒーローのようで、アンチヒーローでもある。不思議な矛盾。 それらの答えはラストのシビル・シェパードの視線に集約されているような気がした。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 10:34:44)《改行有》 3. ルートヴィヒ(1972) ヘルムート・バーガーの名演と、きらびやか・重厚な画面、美しい音楽。 4時間という長尺を全く感じさせない非常に贅沢・絵画のような映画。 「地獄に堕ちた勇者ども」と本作は、ヴィスコンティのデカダン美術の極地を見せつけられているような気分だった。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 10:25:04)《改行有》 4. 田園に死す 邦画史上最大といっても過言ではないくらい妖しく美しい映像には、寺山修二の才気が感じられる。 しかし、個人的に気に食わなかったのは音楽。古臭い。 音楽一つでここまで映画は古くなるものか。 J・A・シーザーの音楽に-3点[DVD(字幕)] 5点(2010-12-11 22:24:04)《改行有》 5. ガルシアの首 銃・バイオレンス・男・男・男・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー・ペキンパー。 そんな映画。[DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:55:47)《改行有》 6. マーラー とってもキッチュな伝記映画。 最初からケンちゃんパワー「半開」で始まる本作。(「白蛇伝説」「ゴシック」などと比べるとちょっと抑え気味ゆえに) ロバート・パウエルがとにかく良い。ケンちゃんワールドに完全にハマってます。 自分の中でケンちゃん映画は好きな作品と嫌いな作品が真っ二つに割れるのですが、本作は「割と好き」な方でした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 21:51:41)《改行有》 7. マジック 《ネタバレ》 久々に「怖い」映画を見た。 滑稽さが逆に不気味な腹話術人形「ファッツ」に自分の意識を侵食されていく主人公。 残忍な「ファッツ」と弱い主人公を一人二役で演じ分けた若かりしアンソニー・ホプキンスの怪演の見事さに驚愕しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 21:44:11)《改行有》 8. ざくろの色 美しすぎる。目が眩む。 セルゲイ・パラジャーノフという人間の頭の中はどうなっているのだろうか。 正直、「映画」として見たら超駄作。様々な所にも書かれているが、正に「動く絵画」としか言いようがない。 この映画に点数をつけるとすれば0点か10点。どちらかしかないと思う。 その基準は「映画としてみられるか」ということ。 自分はそんなにはっきり分けられるだけの自信はない。故の9点。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 17:54:47)《改行有》 9. 時計じかけのオレンジ 忘れもしない小5の冬。 それまであまり映画を見てこなかった自分にとって、この映画の衝撃・衝撃・衝撃といったらもう言葉にできるようなものではなかった。 色彩感覚、セット、演出、カメラワーク、台詞、M・マクドウェルの怪演…全てに圧倒され、その後しばらく放心状態。 皮肉だとかブラック・ユーモアみたいなものはその時全く理解できなかったが、とにかくこの映画が傑作であることは子供ながらに分かった。 自分を映画という世界に引き込んだ犯罪者であり、永遠に好きであろう大切な一本です。 [DVD(字幕)] 10点(2010-12-11 17:39:38)(良:1票) 《改行有》
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