みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. プラトーン 《ネタバレ》 ベトナム戦争映画らしく、アメリカが自国を客観的に捉えようとしている作品。さらには国家同士の関係ではなく、集団の推進力と抑止力の軋轢とそのよくある結末を戦地の混乱を通して描いたことは他の戦争映画にはなかなか見られない。事実、似たようなことは日常の些細な問題のなかでもあることだと思う。正しき善とはどのような行いの後ついてくるものなのか。ある種永遠の課題を投げかけてくるようにも思える。地味にジョニーデップも出演している。don't leave me, man.[ビデオ(字幕)] 8点(2010-12-18 04:02:19) 3. 遊星からの物体X 《ネタバレ》 とにかく最高のB級です。映像技術が無くてもSFホラーを実現させた作品だと思ってます。北極、この良くわからない場所でおきる密室サスペンス。男達と犬の吐息とグチョグチョから湧き出る湯気、かなりむさいです。自分がキャラの一人だったらと想像すると嫌で嫌でたまらないですわ。しかもこの映画、いきなりくるんですよ。上手いことこっちの気を逸らせておいて、、、。胸ガバーーーとか、血がピギャーー!このタイミングかよ!って。それがこれまたちっちゃい部屋の中で。パニックっすわ。ちなみに自分は酒飲みマックが怪しいと思ってます。酒。ただ未だに観るたびに、悩まされます。もしかしたら結構適当なのかも知れないし。でもそんな投げっぱなしジャーマンな監督が好きですね。ベベン ベベン ベベンベンベンベベベン[ビデオ(字幕)] 10点(2010-12-18 03:00:09) 4. 王立宇宙軍 オネアミスの翼 《ネタバレ》 良いことなのか、それとも悪いことなのか、とても真面目な作品で、ストーリーが坂本龍一のBGMと共に仮想世界で繰り広げられるのは、アニメ大国日本の真骨頂を感じさせる。大袈裟な描写や笑わせようという場面はあまり無く、日常的で素朴な部分が多いが、あまり出過ぎないキャラ達がいい味を出している。ストイックに異次元の世界が表現されているのは風の谷のナウシカやAKIRAの雰囲気に似ている気がするが、より現実路線。メインの宇宙計画はNASAの協力もあってか、プロセスを情熱的で大事に再現していて、社会との折り合いの中での計画の立場や主人公の心情を自然な流れで読み取れる。ヒロインとのふれ合いによる、原点回帰への感情と現実を生きる事の間に生まれる葛藤、戦争、金、そして人類が宇宙に辿り着いた事実の意味、そこから始まる未来。確かに歴史を勉強しても, 何も変わらず繰り返す争いに終止符は打てないのかも知れない。ラストに流れる回想録のようなシーンではアーティスト魂。現実に似た、全ての文化をミックスしたような世界感にも大和魂を感じます。この壮大なテーマは森本レオの聞き取りづらささえ気にさせなかった。純粋に将来息子にも、この伝統を伝えていきたいです。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-12-18 02:23:48)《改行有》
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