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プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  二十四の瞳(1954) すばらしい小説がすばらしい脚本と演出によって、すばらしい映画に生まれ変わった。「二十四の瞳」は日本の映画史に永遠に残る名作だろうと思う。 名誉の戦死が尊ばれていた時代に、死なないでと言うことが非国民だアカだと言われていた時代、一人の女教師と12人の教え子たちの心のつながりを暖かく静かに描いた映画だ。数々の名場面が心に残る。 小説を初めて読んだ時の感動と映画を初めて見たときの感動がまったく同じものだった。 [映画館(邦画)] 10点(2012-06-27 22:55:42)(良:2票) 《改行有》

2.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 古き良き時代の名作中の名作、音楽と恋愛ロマンスを描いた作品としては、この映画の右に出る作品はないと思っている。 初演以来、日本でも何度も再上映されたおかげで私も映画館で見ることができたが、見終わった後は私も只々涙、涙であった。 これが前半のとんとん拍子で有名になるピアニストの物語で終わっていたら、ただの映画であったろう。キム・ノヴァクが美しかったからと言っても、それはそれだけにすぎない。幸福の頂点から、妻の突然の死に遭い、現実から逃避してしまうところからこの映画の真価が出てくる。なじもうとしなかった息子ピーターに対して、チキータの存在は大きかった。そして3人にようやく幸せが訪れようとした矢先、不幸が再び訪れるとは実に切ないが、それを超えた親子演奏のエンディングはとても印象的だった。 [映画館(字幕)] 10点(2011-11-04 07:52:35)(良:2票) 《改行有》

3.  近松物語 《ネタバレ》 最高傑作! 見終わってしばらくは何も言葉が出なかった。 二人は、事件が起こるまでは、御真造さんと手代という関係しかなかったはずである。それが周囲の者たちの身勝手な行動によりどんどん追いつめられ、それがますます二人の絆を深めていく。 主従の関係と男尊女卑、現代感覚では到底考えも及ばないことが、その昔は当然のこととして考えられていた。その封建社会の業を余すことなく表している。 この映画はおさん茂兵衛の悲しい物語、一時は心中を考えながらも、二人がそろって暮らせる土地を探し求めていくが、果たせず捕らえられてしまう。しかし、それは彼らにとっては二人そろって死ねることへの安堵の喜びであったのだろうか。 さすが溝口健二監督、ひとえに感謝。そして香川さんも大女優の地位を確立。[DVD(邦画)] 10点(2011-06-22 21:20:36)《改行有》

4.  ローマの休日 もう何十年も昔に見た映画で、これほど私の好みにあった映画は他にない。 夢のようで、ロマンティックで、後味もよい。オードリーの美しさに参ってしまった私は、これ以来映画の虜になってしまった。[映画館(字幕)] 10点(2011-02-07 08:47:23)《改行有》

5.  地獄の英雄(1951) 《ネタバレ》 主人公の新聞記者はよほどのワルなのか、それとも頭がすごく切れて先を見通せるのか、救出を遅らせ落盤事故のニュースを拡大させる。しかしもう少しでというところで被害者も当の本人も死んでしまう。被害者の冷酷な妻に憤慨したのは改心したからではないだろう。最後にはどんなふうにニュースを締めたかったのだろうか。「ベルトとサスペンダーの両方をしている人は騙せない」とか「固ゆで卵より固い」など辛辣なことばが多く遣われたり、野次馬が増えるとともに入場料が上がっていくのもおもしろい。傑作の多いビリー・ワイルダーの映画の中でも指折りの名作だと思う。[DVD(字幕)] 9点(2015-07-14 16:21:12)

6.  俺たちは天使じゃない(1955) 3人の極悪な囚人たちが善良な雑貨商の家族と接しているうち、何かしてやらなければとまで思う温かさ。軽妙で歯切れの良い展開のなかに随所にくすっと笑ってしまうおもしろさ、まさに舞台劇の真骨頂である。それまでニヒルで格好ばかりつける嫌な奴と思っていたハンフリー・ボガートがとても良い味を出しているし他の2人もとっても良い。芝居好きの私には大満足の映画で満点をあげてもいいのだけど、勝手に死んでいったとはいえ蛇を使った犯罪?にちょっとだけひっかかってマイナス1点。[DVD(字幕)] 9点(2015-02-03 08:28:50)

7.  戦争と平和(1956) 「風と共に去りぬ」と並ぶトルストイの文芸大作「戦争と平和」ソ連版の7時間には及ばない(未見)が、ヘプバーンを初めとする3人の主役を中心にロマンスも交えほどよくまとまっていると思う。大スペクタクルにふさわしく、これこそ映画という感じで見応え十分。仏露両軍のエキストラの数にも驚くが、何よりもナポレオンのロシア遠征について知ることができるのが良い。[映画館(字幕)] 9点(2013-05-14 17:11:48)

8.  三等重役 ついに念願の「三等重役」を見た。この映画は映画通の先輩が特に賞賛していた映画で、本当に期待通りいや期待以上の映画だった。たしかにコメディなのだが、そのおもしろさはくすりと笑わせるおもしろさである。もともと源氏鶏太の小説自体がそうなのであるが、それを本当に上品に醸し出している。もちろん河村黎吉のうまさでもあるのだろう。そしてサラリーマン社長としての社員を思いやる気持ち、またいつ社長を辞さなければならない不安とわびしさをも感じさせてくれる。今時のげらげらと笑えれば内容なんかというコメディとはまったく違う異質のものを感じた。[地上波(邦画)] 9点(2012-12-06 22:57:36)

9.  夜ごとの美女 夢と現実が入り交じったハチャメチャなストーリーだけど、よく見るときちんと筋は通っているし、何と言っても美女が3人も出てくるが大変良い。私のお気に入りの映画の一つ。他の人も書かれているように、夢と現実の行き来が大変スムーズで監督の手腕がすばらしい。笑えるところも十分笑わせてくれるし、夢の世界と現実の世界の人たちが同人物なのも良い。[DVD(字幕)] 9点(2012-11-23 11:30:34)

10.  女の園 《ネタバレ》 私も同年の「二十四の瞳」より断然すばらしいと思う。確かに「二十四の瞳」は万人に愛され親しまれる名作である。それに比べると決して万人向けだとは思わない「女の園」は、新しいものを求める者、旧来のものを打ち砕こうとする意志のある者には、強く胸に響く。 私は古き伝統を守ろうとすることは決して間違っているとは思わない。しかし時代は常に新しく変わっていかなければならない。伝統を守ろうする者と新しきを求めようとする者は必ず大なり小なりぶつかり合い対立をするのが常だ。 戦前女性は男性より低く見られたり、従う者とされていた。戦前はほとんどなかった女子の高等教育(大学)の道が開かれても、そこに横たわる思想はなかなか変わろうとしなかった。 映画は一人の女子学生の自殺という悲劇を生むが、誰のせいだったのだろう。一言で言えば時代のせいだったのだろうか。 繰り返し何度も聞かされる女子学生の歌は非常に印象的で忘れられない。[DVD(邦画)] 9点(2012-06-26 22:52:34)(良:1票) 《改行有》

11.  夫婦善哉 いやあ、名作だと思うなあ。あんなダメ男の若旦那に尽くす売れっ子芸者。何度も愛想尽かしても、またけなげに・・・。その人情味あふれるドラマを実に鮮やかに、描き出している。原作もすばらしいんだろうと思う。そして森繁も淡島千景さんも、そしてまた監督豊田四郎も・・・。これぞ日本映画だと思うし、淡島さんの追悼にふさしい。[DVD(邦画)] 9点(2012-03-02 21:09:52)

12.  わが町(1956) 「洲崎パラダイス赤信号」と優劣をつけがたい川島雄三の名作、どちらも1956年という同じ年の作品であることに驚く。 ターヤンこと佐度島他吉の骨太な生き方に感動、南田洋子も若くきれいだし、脇役の殿山泰司、北林谷栄もすばらしい。この二人は長年老け役をやっていたせいか、後年の映画のどれを見ても皆同じ年くらいに見える不思議な存在である。 ラストの南十字星か、心に残る。 [DVD(邦画)] 9点(2011-10-29 13:06:35)《改行有》

13.  洲崎パラダイス 赤信号 洲崎パラダイス一歩手前の赤信号、よくぞ留まった。最初の方は、義治の駄目男ぶりが嫌でたまらなかったが、次第に物語に引き込まれてしまった。男と女の間柄はそう簡単に割り切れるものではない。この映画はそれを深く掘り下げ、鋭く描き出している。名作という以外ない。 新珠三千代の演技力はすばらしいし、芦川いづみさんもいい。最後はちょっとかわいそうだったけど・・・。[DVD(邦画)] 9点(2011-10-12 20:47:28)《改行有》

14.  サンセット大通り 《ネタバレ》 グロリア・スワンソンの神がかりとも言うべき名演技が、なぜアカデミーの主演女優賞を取れなかったのか、私は不思議に思う。(ゴールデングローブ賞の主演女優賞には輝いている) 彼女の演じるサイレント時代に活躍し忘れ去られたスターとは彼女自身であり、彼女もまた映画界に復帰することを願望していたという。 この映画は、死体がプールに浮かぶというショッキングなスタートでサスペンス風な装いを持つが、実はこの映画女優とそれに振り回される脚本家の運命を描いたものだ。脚本家が女優から逃れようとしてピストルで撃たれる。狂ってしまった女優は、スキャンダル事件に取材に集まってる報道陣を、映画の撮影と思い堂々と車に乗り込む。 この演出を行ったのは、女優の執事であり、最初の夫であった元監督、彼もまた助演男優賞ものである。 映画としても作品賞は取れなかったものの(この年には『イヴの総て』という強力なライバルがあった)、イヴの総てに決して劣るのことのない名作だと思う。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-18 15:04:45)《改行有》

15.  昼下りの情事 《ネタバレ》 人気知名度では「ローマの休日」には及ばないものの、内容的に私の中では決して負けてはいない。むしろ終盤からラストにかけての感動はこちらの方が大きいようにさえ思う。 女たらしのフラナガンの登場や昼下りの情事という題名で、よろめき系の映画が連想され、オードリーに合うか心配したのが取り越し苦労だった。 この映画は何と言っても脚本がすばらしいし、監督はビリー・ワイルダーでおもしろいことこの上なし。いつもの振り回し役が振り回されるのが痛快である。これを往年のスターのゲーリー・クーパーとローマの休日で売り出したオードリー・ヘプバーンが巧みに演じる。映画はこの二人に負う部分が大きいが、父親の探偵も素晴らしいと思う。彼は我が子を愛し信じる良き父親でもあった。最初フラナガンを最低の浮気者のように言っていたが、最後は温かく二人を送り出してくれた。この心の変化に拍手を送りたい。 また雰囲気を盛り上げているのが「魅惑のワルツ」を演奏している4人の楽団、ホテルの部屋だけでなく、湖やサウナにまで登場し、そしていつのまにか二人を見送った駅にまで来ていた。 教訓、人を殺しも愛しても終身刑なら、刑務所より結婚が良い。[DVD(字幕)] 9点(2011-06-25 22:52:08)《改行有》

16.  誓いの休暇(1959) 《ネタバレ》 勲章よりも一人暮しの故郷の母に会うことを願い、6日間の休暇の旅に出たアリョーシャ、往復の日数を除くと故郷に滞在できる日数は2日間しかない。その限られた日数が、出会った人の頼み事や遭遇した事件により、刻々と減っていく、実に痛ましい。ついには母の元に戻ったときは帰る日数しかなかったとは・・・。 それにも増して残酷なのは、この善良なアリョーシャが再び母の元に帰ることができなかったことである。 こう書いていくと、ここに書いている他の方たちの思いも皆同じなのがよくわかる。戦争はむごい、残酷と言うほかないのだ。[DVD(字幕)] 9点(2011-06-16 20:22:38)(良:1票) 《改行有》

17.  野菊の如き君なりき(1955) 夏目漱石が絶賛したという伊藤左千夫の「野菊の墓」その小説の持つ美しさ、悲しさを見事に映し出した映画だと思う。もし伊藤左千夫が生きていてこの映画を見たとしたら、自分の思いが十分伝えられていると感謝したのではなかろうか。(私の勝手な想像) この映画のすばらしさは、飾らない、作らない、自然にそのままの形で美しさを表現していることだと思う。映画は淡々に、まさに水が流れるかのように淡々と進んでいる。笠智衆のぶっきら棒の表情や歌詠みも、主演の二人が名もない新人だということも、すべてが良い方向に・・・。 したがって何の説明もいらず、何の演技もすることなく、主役の二人の純粋な思いも周囲のやっかみもすべてが伝わってくる。 この時代は女子に学問は不要と考えられ、二十歳前で嫁に行ってそれが女の幸せと信じられていた時代であり、「男女七歳にして席を同じうせず」が尊ばれ、幼な馴染みと言えど、年若い男女がいつまでも仲がよいことがねたまれ、世間体が優先されていた時代でもある。そういう時代の中で、好きな者同士、女が男より年上ということがそんなにいけないことなのだろうか。とても寂しくとても悲しく胸を打つ。 良くできた映画の中でただ一つ気になるのは、政夫の回想シーンを丸く囲んだこと、作らない、飾らないことに逆らっているように感じられて惜しい。 [DVD(邦画)] 9点(2011-06-03 22:25:23)《改行有》

18.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 大昔見たときは、いくら善悪の判断がおぼつかない子供たちとはいえ、十字架を盗む、お墓をいじるという行為に少なからず抵抗があった。しかしその後何度も映画を見てからは、それも許せるようになった。それだけ私自身が成長したのかもしれない。 この映画では「反戦」という言葉は使わなくても、それが十分に伝わってくる。どんなに相手が悪いことをしても、最終的には大きな心で許すということ、それが反戦、平和に繫がってくるのかもしれない。 この映画の幼い二人の演技は、演技であることをまったく感じさせない。人はそれを「神かがり的名演技」と言う、他に言葉が見つからないのだ。 私は大学の頃、クラシックギターを弾いていたが、この曲のテーマ「愛のロマンス」を何度も何度も弾いたのは言うまでもない。 [映画館(字幕)] 9点(2011-05-01 18:37:01)(良:1票) 《改行有》

19.  道(1954) 《ネタバレ》 何十年も昔に見た映画、それを今回レビューを書くためにDVDで再鑑賞した。不思議なことに、ほとんど忘れていたと思っていたシーンが、次々と蘇ってきた。それだけ最初に見た印象が強かったのだろうと思う。 この映画は本当に切ない。頭は弱いが純真無垢なジェルソミーナと粗野で欲望のまま生きるザンパノは全くの好対照。前半は彼女が大変粗末に扱われ、もう見るのを止めてしまおうかと思うほどである。それが中盤サーカスの一行と出会ったあたりから少しずつ変わってくる。とくに綱渡り職人の「どんなものでも役に立たないものはない、たとえこの石ころでも・・・」という言葉は心に響く。 ジェルソミーナはザンパノから何度離れようと思ったことだろう。しかし彼女は「私がいなくなると、ザンパノは一人になってしまう」と言ってどこまでもついて行く。 このあたりになると、私は涙が出てくる。それに追い打ちをかけるのが、あの悲しげなメロディー。これがイタリア映画、これがフェデリコ・フェリーニという思いを痛烈に感じる。 このジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナが、フェリーニの奥さんであることを知ったのは、最初に見たときからずいぶん経ってからだった。[映画館(字幕)] 9点(2011-04-30 23:12:58)(良:2票) 《改行有》

20.  人間の條件 第二部 激怒篇 《ネタバレ》 この第2部は第1部からそのままつながっているので、分けてコメントを書くのもどうかと思いつつ・・・。 第2部では、第1部よりもさらに内容が深まる。鉄条網、脱走、処刑という厳しい現実と梶夫婦やその周囲の人たちの苦悩が鮮明に映し出される。 人間の心は常に迷い戸惑うもの、どんな過酷な目にあっても貫き通すということは並大抵のことではない。[DVD(邦画)] 9点(2011-04-11 09:44:45)《改行有》

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