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プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ニューヨーク1997 マンガの二次元キャラをそのまんま三次元に(無理やり)造型したかのようなカート・ラッセル。チープなセット。予算が少なかろうが、やりたいことをやるカーペンターらしさが炸裂。 少年漫画の良いアホっぽさを臆することなく画面にはっちゃけさせたのが本作で、何を思ったかその世界観をより突き詰めた(暴走させた)のが96年版、ということでよろしいですかね。 ああ、痛恨なことに先に「エスケープ・フロム・LA」を観ちゃったのですよだいぶ前に。オリジナルにたどり着くまで時間かかっちゃった。なのでまた「エスケープ~」を観なくては、の今ここ。カーペンターの世界に人生の一部を確実に割いている気がする。どうなんだこれは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-28 23:03:06)★《新規》★《改行有》

2.  ゴールデンボーイ(1998) 《ネタバレ》 年老いた元ナチとアメリカ人の高校生男子。実に距離のありそうな二人が奇妙な関係性でえぐい心理戦を展開します。手にいやな汗をかきました。この関係は何だろうね。友情とはとうてい呼べない。でも互いに自分の一部を依存しあっているような。 わたしは初めのうち、小僧が年寄りに命令して従わせるのが不快でなんとなくじいさんサイドに寄って鑑賞していたのですが、衝撃のネコエピソードによって監督に超甘な考えを破壊されました。 元収容所副所長ですもんね、十代の子どもなんぞに手玉に取られるタマではなかった。次々と少年より先んじて手を打って出る老獪なこと。只者じゃないそのオーラ、イアン・マッケランの鬼気迫る演技に震えました。 対するブラッド・レンフロも青臭さと若い反骨心で見事に対抗しています。心の奥に性悪説の根っこを抱えているやばい十代。ラストの‶成長”ぶりの鮮やかなどす黒さったら、心胆を寒からしむるに十分すぎました。 主演二人に目を奪われがちだけど、脇のキャスティングもぴったりで話が締まりました。トッドの両親の見るからに凡庸なこと、生活指導教師のとんちんかんな熱血ぶり。皆すごく良い仕事してます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-26 17:56:00)
《新規》
《改行有》

3.  パラレル 多次元世界 《ネタバレ》 パラレルワールド設定の作品はすでにたくさんあります。殺人があったり違う人生を生きようとしたり、定義さえ決めてしまえば応用が利くのでわりと秀作が多い印象です。本作もベタな設定ながら健闘しています。‶魔法”を手に入れたことで関係が変わってゆく若者4人のドラマが見応えありました。 4名それぞれの個性と考えの違いを序盤に手際よく説明したうえで、次元移動できる鏡が登場。冒頭の謎殺人からここまで一気に引っ張る脚本力はなかなかです。 向こうの世界は青っぽく、こちらの世界は暖色と色分けしているのも親切設計。 近年の作品に見られる傾向として、極力説明を省きがちなため展開がさくさく進みます。ノエルの変わりっぷりが最も顕著なので彼についてはもう少し時間を割いてくれても良かったな。 そしてラストの‶思わせぶり”、これもありがちな締め方なんだけどわたしはこれがあんまり好きではないので、ここはうーん?といったところ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-24 23:21:30)
《新規》
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4.  マッチスティック・メン 《ネタバレ》 面白かった!軽快にトントンと乗せられ、すっかり監督の掌で転がされました。リドリー・スコットのイメージと大分違うテイストなので驚きました。言われてみれば奥行きのある画の切り取り方とか、視ることにストレスを感じさせない映像のクリア感はこの人ならではな気もします。 主演三人とも達者な演技を見せてくれます。アリソン・ローマンの実年齢を聞いてびっくり。童顔とはいっても全身で幼さを表出できてんのがもう、すごい。 いつでも上手いニコジーは今作潔癖症で精神病んでるうえ、最終的には裏切りに遭うわ身ぐるみ剥がされるわで気の毒な主人公。フランクに裏切られたことより‶娘”を失ったことのダメージが大きいのは一目瞭然。だけどこのお話苦いまま終わらないのが素敵なところで。次元の違う幸福にたどり着いたロイはある日”娘”との和解を果たし、その成長を見届けることができましたとさ。めでたしめでたし、です。 ところで、何故にキャシーとヘザーをあんなにそっくりの女優でキャスティングしたのかしら。若干の混乱をきたしたのは私だけではないと思う。メローラ・ウォルターズはクレジットにもいなかったよね?なぜ?[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-22 23:20:23)《改行有》

5.  日曜日が待ち遠しい! 《ネタバレ》 いやあ・・微妙。はっきり言うとサスペンス部分は設定も演出もポンコツ。人物の相関も分かりづらいし、誰が何の動機で行動してるのか後になって考えてみてもピンと来ない。オマージュだというヒッチコックばりのどきどきは皆無です。 まあ脚本が死んでても雰囲気でなんかいい感じに仕上がる作品もありますよ。本作だってファニー・アルダンとトランティニヤンですからその可能性も多分にあったのに、キャラ付けが失敗しちゃっているのでせっかくの逸材がパアではありませんか。 アルダンの役どころはもっと軽くて若い「探偵ごっこ大好き」なお嬢さんが務めるべき。アルダンでは分別のある大人にしか見えないので、なんでそんな馬鹿な行動をするのか観ててしっくりきませんし、トランティニヤンは単なる粗暴な頭の悪いオヤジ設定しか与えられてません。こんな男にアルダンが惚れるわけない。 つまり話がすっと入ってこないうえ、人物らのやってることはさらに?が付きまくる残念映画なのですがそこはトリュフォー、画は綺麗に撮れています。女性の脚をやけに映すのにはスケベ根性も伺えるけど、アルダンのプロポーションは素晴らしくて眼福ではありました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-21 23:07:58)《改行有》

6.  Mr.ノーバディ 《ネタバレ》 ぱっと見くたびれた親父が実はバリバリの殺し屋でした、ってギャップの妙味がこの手の映画の肝。息の上がってるジョン・ウィック、という画ヅラながらボブ・オデンカークは健闘賞もののアクションをこなしてます。(もっとも、”頭脳派”のソウル・グッドマンの方がハマリ役だったとは思うけど。) 地味なおっさん大暴れカタルシスが、もっと弱者であるはずの老人ホームのじいちゃんまでがキレ良く参加することによって倍になるとは笑。ロイドじいちゃん、ホームに世話にならなくても全然大丈夫そう。 全体としてこちらの期待通りに無双に暴れ散らかしてくれて、さっぱりした気分で観終えることはできました。でも難を言うとこの種の映画作品の型通りでストーリーに意外性が無さすぎな気もします。観たことあるなあと思わせては負けでしょう。 冒頭の「満身創痍で猫にエサ」のシーンの掴みは万全なだけに、展開するにつれ普通になっていくのはちょっと残念でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-20 23:12:45)(良:1票) 《改行有》

7.  ザ・スイッチ 《ネタバレ》 や、巧い役者ってホント吸引力がある。今作も‶見た目はオッサンだけど中身は女子高生”という奇態な造形に目を奪われているうち一時間半経った感じ。凄いな、まんま女子高生じゃないか誰この俳優と思ったらヴィンス・ヴォーンじゃないか。上手いはずだよ。「ムーンライト・ドライブ」の殺人鬼は忘れられない。「ジュマンジ」のジャック・ブラックといいおっさん女子高生てだんだん可愛く見えてくるから恐ろしい。 お話の方はちっとも恐ろしくないです。グロいことはグロいですが。むしろ殺られる奴らはああもう死んでくれよ、と観客の同意を得られるクソな連中なので特に技術科の教師なんか真っ二つになってスカッとするくらいです。 難を言うと、ヒロインのキャスリン・ニュートンがキャラクターにハマっていない。強気系美人顔の彼女が何故ブス呼ばわりされて意地悪されるのか。説得力ゼロでした。もうちょっとこう、「キャリー」のシシー・スペイセクのように絶妙なラインの子を使ってくれれば締まったのになあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-17 23:42:43)《改行有》

8.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 宇宙開発黎明期のアメリカ。フロンティア・スピリット旺盛な男たちのドラマはガッツに溢れてて元気いっぱい。英雄を求める世間と、それにちゃんと応えようと張り切る飛行士たち。数年時代が下っての月面着陸ミッションを描いた「ファーストマン」では任務が命がけの悲壮感に変換されていて、時代が変わるとずいぶんとテイストが変わるものだなあと思いました。 5~6名ほどのメインキャラクターは各々個性的に描き分けられていて(その奥様も)、競争心や連帯感などが程よい塩梅に散りばめられて観易いドラマに仕上がっています。 ソ連への対抗心丸出しではっちゃきになるホワイトハウス高官らのドタバタは完全に喜劇。ジョンソン副大統領がめちゃくちゃ笑。 一方、NASAとは別のところですでに人類の偉業を成し遂げていた一団がいたのだよ、という二本骨のシナリオにもなっているのですね。 わたしは寡聞にしてチャック・イェーガー氏のことはこの映画で初めて知ることになり、新しい感動を覚えました。華々しい米国のロケット技術、そこに至るまで万人の各地での努力・功績があったことをちゃんと織り込んだ脚本には品格を感じます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-15 21:23:05)《改行有》

9.  スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜 《ネタバレ》 ・・ちょっと、勘弁してくださいよ。鑑賞中はもうずっと生理的嫌悪感との闘い。サスペンスとの触れ込みだから観てみたけど(たしかにすごくサスペンスフルだけど)、それ以上に変質味が強いので苦手な人は要注意です。 まあこう言っちゃナンですが変態キャラによくハマる役者を使ったものですね。 表向きは親切無害な管理人面だけど、一皮むけば・・のその切り替え具合がホント上手い。現実にもいそう。ぶるぶる。 このオッサンさあ、自分だってリア充社会からのつまはじきのくせに、独り身の老婦人にはマウント取りやがんのね。解雇されてもう社会的付き合いが必要無くなった途端に見下した侮蔑発言を浴びせるその卑劣なこと。いきなりの攻撃を食らった高齢おばさんの引きつった表情が辛くて見てられなかった。腹立つなあ変態のくせに。 感想としては不愉快100%だったので0点を付けたい位なのだけど、‶すんでのところでバレそう”といった緊迫演出等はレベルが高いし、「全てお見通し」な厄介キャラ(男から見て)の女の子を配置しているのも話にピリッとスパイスが効いてて巧い。なので差し引きしてこの点数で。[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-14 22:59:38)《改行有》

10.  アンチャーテッド 《ネタバレ》 なるほど、これが21世紀の冒険アドベンチャームービーなのですね。 謎解きあり、裏切りあり、兄弟愛もちょっとまぶしてサービス心たっぷりな脚本です。CGアクションも派手。絶対に現実では不可能でしょのオンパレード。ちょっとやり過ぎの感。 インディ・ジョーンズから綿々と続いてきた冒険活劇を観てきた目から言うと、正直驚きは無くて途中ダレてしまったんだけど、初めてこの手の映画を観るローティーンなら楽しめるんじゃないかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-13 23:14:30)《改行有》

11.  メイド・イン・アメリカ(1993) 《ネタバレ》 言わんとするテーマは米国普遍の価値観だし、キレイに心地よくまとまっていると思うけど。 でも30年前のコメディは今観るとやはりキビシイ。当時なら笑えたかなあ。笑わせのツボというより全体のノリが感覚としてズレている感じ。 のっけから交通ルールまる無視でチャリを飛ばすウーピーの画が破天荒というより「常識無い人」に思えるし、精子バンクの提供者に押しかける娘にも引く。ましてや黒人じゃないからって当たり散らすウーピーのキャラはもうただの迷惑で、たぶん今なら脚本段階で却下でしょう。 それにねえ、やっぱりウーピー・ゴールドバーグにラブシーンは要らないよ。今作はとりわけ文句ばかりのオバサン役だし、男性が恋に落ちる要素がどっかにありました?[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-07 23:07:19)《改行有》

12.  レフト 恐怖物件 《ネタバレ》 グロ味の無い映像、八割方は清潔で血しぶきも飛びません。奇妙で精神的に追い詰める型のホラーで、個人的には好み。 舞台となる屋敷は無機質で冷たい感じだけれど、瀟洒でちょっと憧れます。外寸と内寸が違うのも個性的。(そうじゃない) フットルースから観てきたケヴィン・ベーコンの年齢の重ね方はまずまず。腹も出てないし。 それと、米国の子役界は相変わらず凄い子を輩出しますね。演技は上手いし、本作のエイブリーちゃんはとても可愛い。「プリティ・ベビー」のブルック・シールズ以来です目が釘付けになったのは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-03-03 22:48:04)《改行有》

13.  インサイダー 《ネタバレ》 見応えのあるドラマではあったですけど、ちょっと長すぎでは。たいていこの手の内部告発モノは、会社からの妨害・脅迫にめげずに信念を貫き、法廷での証言シーンがクライマックスとなるのが定番。本作は法廷劇が終了した後にアル・パチーノ扮するバーグマンのジャーナリスト魂炸裂の奮闘劇が第二部として展開するのですが、この後半部があまり観易くありません。一介のTVプロデューサーが人脈を駆使してタバコ会社の個人調査内容に対して反証を用意できたり、新聞社と駆け引きしたりのフィクサーぶりにはちょっと理解がついていきませんでした。 ワイガンドがどの程度の嘘つきだったのかちゃんと描写が無いのにも不満です。 結局タバコ会社の悪辣ぶりはメインテーマじゃなくアル・パチーノが主役だったのでしょうけど、ラッセル・クロウの苦悩場面も多くてポイント絞れてないんじゃないかな。そういや冒頭のイスラム部分も変に力入り過ぎで(その後一切触れもしない・・)バランスが悪いよね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-29 23:03:25)《改行有》

14.  コンドル(1975) 《ネタバレ》 わあ、70年代ぽい。70'sのサスペンスものは何か空気からして重くて渋い。街並みのくすみ具合はフィルムが影響してるのかな。 いい具合に大人(中年顔)のレッドフォードとフェイ・ダナウェイが落ち着いた空気にハマります。後引かない関係がこれまたクール。 静かなれど冴えている演出も好み。罠と知らず救援と待ち合わせた路地の場面や、暗殺者と乗り合わせたエレベーターの緊迫感は一級品です。 暗殺者が拾い上げる手袋、通行人とすれ違いざまに咄嗟に切り替える外国語。一シーンがぴりっと印象的。電話回線を使った仕掛けもこの時代ならでは。 雰囲気、演出、役者陣は素晴らしく魅力的でした。だけどお話はさほど緻密でもなくて、CIAの伏魔殿ぶりを匂わせてざざっと終わります。まあこれも当時の「どうせCIAはヤバイことばっかりやってるに決まってる」という大方の世相を反映してるのかもしれないですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-28 23:02:17)《改行有》

15.  パリの調香師 しあわせの香りを探して 《ネタバレ》 大人の人生が交錯する話を描くなら、やっぱりフランス映画はすごく巧い。人生への考察が深くてそして本作は優しい。品があって上質なのでした。アンヌの着用しているコートのように。 エマニュエル・ドゥヴォスが頑固な芸術家(調香師)を演じているのだけどこれがまた見事に‶取り扱い面倒な人”で。じろっと人を見る目線とか冷たく反論するその口元とか、さすが大御所女優の演技力です。その頑なさが彼女にとっては防御たる鎧と気付いてからは、どんどん親しみを覚えていきました。 運転手ギヨームの人生についても丹念な描きっぷり。娘の共同親権を得るために奮闘する姿は健気そのもの。世の父親にありがちな、ティーンの娘の気持ちを正確に量ることができなくて失敗したりする姿には、笑っちゃうけど泣けました。ユニコーンついてるトレーナーは着ないですって。(なんでこんな良い奴が離婚沙汰になるのかしらという疑問はちょっと湧きますね) 人生の挫折を乗り越えて新たな局面に進むとき、一緒に力と思いやりを分かち合える人が側にいるのってほんとに僥倖なこと。観た後はこちらにも幸せな気分を分けてもらえました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-02-26 22:31:07)《改行有》

16.  ジュマンジ/ネクスト・レベル 《ネタバレ》 出演俳優を、全員前作と同じ顔触れで揃えることができたのですね。これって当たり前のようでいて、でも実務レベルでは結構難しくてそして叶うと地味に嬉しいポイントですよね。 懐かしの名優が二人も登場で、うれしいやらしんみりするやら。 キャラのシャッフルは前回より多めで、これは続編の宿命。あいかわらず小器用に多人格を演じるドウェイン・ジョンソンらを観てるのは楽しいです。前作からの客が見たいものをきちんと提供してくれて、まずまずのクオリティに達していると思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-21 23:42:00)《改行有》

17.  ドリームランド 《ネタバレ》 もし‶ボニー&クライド”のボニーが一人生き残ったら、というお話。時代も設定もまんまだもん。 脚本に惚れ込んだというマーゴット・ロビーは大熱演だけど、なんか雰囲気美人みたいな映画。小手先ばかり弄してきて心にグッと刺さらない。 演出が鼻につくんですよ。時折サイズの違うアート的な画を挟んできたり、町のイベントでじいさんが独演で繰り出すリズム音がBGMへと移ったり。モーテルのシャワー室でのシーンは画を男の横顔とシャワーカーテンで二分割。この固定カメラで会話すること数分。会話の内容も大したことないし、つまりこの画を撮りたかっただけだね。お洒落だと思ったのかな。 ナレーションが青年の義妹だというのもしっくりこない。事件当時はまだ7歳くらいじゃないですか。こんな小さい子が事件について語るほどあらましを把握していたとは考えづらいし、そもそも義兄に対してそんなに思い入れがあったっけ?あっさりした兄妹仲に見えたけどな。 名作にインスパイアされても感動の二番煎じとはいかないもんですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-02-19 23:31:49)《改行有》

18.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 ネタバレ! ちょっと前の作品になるんですね。やっぱりある種の映画は封切り当時に観ておく方が吉だなあと思いました。後発作品がもっと洗練されていくので、そっちを先に観てから先発作に触れると「なあんだ」と不当な評価をされがち。 本作も高評価ゆえ期待度が高すぎて「えっ なあんだ」となってしまった。全体の99%が夢でした、とは今では反則にも感じる・・。わたしは真面目に考えながら鑑賞してたんですよ、どこの部分が現実でどこが妄想なのか。あまりに読みを覆してゆくので、これ納得のいくラストになるのかしらと不安になったくらい。 今際の際に脳内にあった軍への不信とか末息子への想いとか、ちょっといいなと思ってた郵便局の娘とかがミックスされたジェイコブス氏の夢を見せられただけかあ。 オチでずっこけはしたけど、つまんなくはなかったですけどね。カルキン君はすごく愛らしいし。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-17 23:28:17)《改行有》

19.  ファミリービジネス レビュワーの皆さんの言ってる総合評価のまんまな感想です。即ちコメディとしてもドラマとしても出来が良くない。もっさりしていて笑わせどころも緊迫するとこもキレが悪いので、話がダラついたまま盛り上がらず終わってしまった。 名監督と名優たちを取り揃えてこの出来とは、責任は一体どこにあるのでしょうか。マシュー・ブロデリックは置いておくとしてもコネリーもホフマンも芝居としては良い仕事をしているので手抜きとは思えないし。下手な脚本を監督に押し付けた映画会社が悪いのか?[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-02-14 23:12:10)《改行有》

20.  水を抱く女 《ネタバレ》 画の質感がかっちりしているし、ヒロインはキャリアウーマンだし、現実的な男女間のあれこれを描くんだろうなと思いながら観てたら。なんとも不可思議で幻想的な筋運びになるとは意外も意外。 すごく突飛な想像力でこしらえた話かと思いきや、下敷きはヨーロッパではメジャーな「水の妖精ウンディーネ」の物語だったのですね。なるほど、そうと分かると「現代社会に精霊がいたなら」なお話としてキレイにまとまっていると感じました。 水の世界に属するヒロインが、陸の上では土とコンクリートの都市計画の歴史を研究し生活の糧を得ているというのも逆説的で面白い。 わが国なら例えば「雪女」とか「鶴の恩返し」等、誰もが知る昔話を21世紀の東京で焼き直してみるとどんな風になるかなとちょっと想像したりしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-12 23:10:56)(良:1票) 《改行有》

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