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1. 2001年宇宙の旅
内容は一度誰もが想像しえる形而上の問題を持った純粋な問いそのもの。SFの色が強いが作家の興味は別にも感じる。うまく言えないが、大衆映画が大なり小なり鑑賞者にメッセージの理解と娯楽の時間を与えるものだとすれば、この作品もそれであると思う。キューブリックの巧みな演算のうまさには感服する。鑑賞者の想像に丸投げするところまで狂いなく計算されていると感じる。この作品は娯楽そのものというには足踏みさせる何かがあり、退屈な時間と興味深い時間とが両立した作品だ。[DVD(字幕)] 6点(2016-03-19 00:59:16)
2. 気狂いピエロ
初ゴダール作品。おそらく彼の中には言語にできなくとも大まかな規則性があることはわかった。わかるかわからないかで言えば、わからない。面白いか面白くないかと言えば、面白い。画面は美しかったが時代的にひと昔前のセンスかなと感じる。それだけその後に影響を与えた作家であるかなと思った。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-18 13:41:40)
3. サウンド・オブ・ミュージック
《ネタバレ》 どこか好きになれない作品でした。それは後半から時代を描くことに重きがあったからかなと・・・上手く言えませんが、演者たちはどこかコミカルで良い意味でミュージカルだなとは思うのですが、現代の私たちからしてみると全て尊い名曲揃いで美しい自然や豪華な屋敷を背景に歌っていることにどこか違和感を感じてしまいました。そして後半のお堅い感じに馴染めなかったです。
比較することがいいのかはわかりませんが、同じミュージカルならば「雨に唄えば」の方がもう一度見たいと思わせる作品だったかなと。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-02-12 23:34:38)《改行有》
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