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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. ゴッドファーザー 《ネタバレ》 重層的なプロットであり、一度見ただけでは伏線が全然わからなかった (解説サイトを見てようやくわかった)。 画面のトーンは暗く、一族の業を感じさせる。 もう十分に言われ尽くされてきた話だが、マーロンブランドの演技が要として作品を太く支えていた。 馬の首、祝福と殺戮のほか、名シーンがいくつもある。 北野武がこれに影響を受けているのがよくわかった。[インターネット(字幕)] 9点(2024-03-17 13:22:01)《改行有》 3. THX-1138 《ネタバレ》 コッポラが才能を見出した若き日のルーカスの作品とのことだったが、いかんせん名前も知らなかった作品だったので期待せずにみたら、期待しなくてちょうどよかったという出来栄えだった。 もちろん、学生の身でこのような画面構成をうまく撮った作品を一作完成するのはなかなか大変な時代なので、当時の事情を想像するにこれは確かに才能の片鱗を感じる。 しかし、商業的には失敗したと言われる通り、広げた風呂敷が風呂敷のままというか、謎が回収されないまま話が続いていくので、映像表現からルーカルがどのような表現を指向していたのかを楽しむ他なく、楽しみのために見る映画とは言い難い。 とはいえ、一介の映画ファンとして見れてよかった。 高度に管理されたディストピア未来というテーマであれば未来世紀ブラジルの方が全然上だった。 しかし、映像は綺麗だったので、ルーカルという監督はやはりストーリーよりも映像の人間なのだなと感じさせられた。[インターネット(字幕)] 4点(2024-03-16 21:45:54)《改行有》 4. 時計じかけのオレンジ ハイセンスな暴力映画というのはなかなか出会うのが難しい。 北野映画を見て、暴力の映像的描写が殴り合いの闘争だけでないことに衝撃を受けた者であれば、 きっとこの映画も気に入ると思う。というか、私はその観点で痺れた。 そして、さすがはキューブリック作品、このご多分に漏れず、この映画も音楽に妥協がない。 中学生でこの映画に出会ったなら、ぜひ、かぶれて欲しい。 セリフの言い回しはAKIRAのそれに比肩する。 自分の厨二病時代を内省し、愛でよう。[DVD(字幕)] 10点(2017-05-31 01:07:20)《改行有》 5. 太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 ・無駄なシーンがほとんど無くて飽きずに見れた。 ・でも最後の悪あがきだけちょっと長かった。 ・池上季実子が今見ても可愛い ・でも崖から転げ落ちて血の一つも出ず死ぬのもよく分からない ・スタッフの希望なのか、池上のワガママなのか ・城戸がはしゃいでるシーンはとても素晴らしい ・普段はダルそうにしてて何も考えてなさそうなやつが、でも実はスマートに狂ったことに向かって努力し計画し遂行する、っていう人物像、今でこそ漫画などでは珍しくないが、当時の女性たちは湧き立ったのではないか。 ・半球を見たとき「あ、デーモンコアだ」と思った ・「そんな調子ではそのうち死ぬぞ」と思った[インターネット(字幕)] 7点(2016-09-18 18:38:03)《改行有》 6. ソイレント・グリーン 《ネタバレ》 某ベンチャー企業が試作製造中のソイレントという完全栄養食の存在や、 沙村広明の漫画にネタとして登場するのを見て、これはSFの教養として必見なのでは?と思い鑑賞。 CGの無い時代に制作されたものであり、特撮もそれほど使われてはいませんが、 ディストピア未来の世界観を巧みに表現していると感じました。 原作とやや違いがあるようですが、原作未読でも楽しめました。 設定がいくつかあるようですが、見ていれば分かるようなものが殆どで、 必要であればレビューサイトを見れば分かるでしょう。 公営安楽死施設は、おそらく木城ゆきとの銃夢に登場するエンドジョイに影響を与えているのではないでしょうか。 エンディングがやや香港映画のような尻切れ感がありますが、クライマックスではちゃんと刑事物の側面として落ちているので、鑑賞後の余韻は十分ありました。 SF好き、また、SF教養が欲しい方は見て損は無いと思います。[インターネット(字幕)] 8点(2015-01-26 11:57:24)《改行有》
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