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1. 借りぐらしのアリエッティ
人間の軒下に借りぐらしをする小人の家族が、人間に見つかり新たな家を探しに旅立つまでを描く。
……というただそれだけの物語で、これを観て一体何に感銘を受ければ良いのか分からない。
小人や少年の哀しい運命にだろうか? どの登場人物も設定が突拍子なさ過ぎて絶対感情移入できないと思うのだが……。
いっそのこと冒険ものとして改変して作った方がまだ観れる作品になったのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 2点(2014-12-02 13:14:12)《改行有》
2. 風立ちぬ(2013)
特にヤマも用意せず、淡々としたストーリー運びは結構好き。
夢と現実の境をなくしたようなファンタジックな表現方法は”もう飽きたよ”と言った感じだが、
旧時代の巨匠の作品と割り切って、そういうもんと楽しむべきか。
問題のタバコの件は、本作の”矛盾”というテーマに沿った、一番グッと来るワンシーンではないだろうか。[映画館(邦画)] 5点(2014-12-01 20:51:37)《改行有》
3. 思い出のマーニー
『借りぐらしのアリエッティ』の監督、ということで大いにハードルが下がった中での鑑賞だったが、思ったより悪くなかった。
序盤の主人公のイヤなヤツっぷりを乗り越えてしまえば、思春期の成長ストーリーものとして大いに感動できる。というか、泣いた。
ストーリーやマーニーの設定は完全に読めてしまうが、王道を行っている作品なのだと好意的に解釈できる。
近年のジブリ映画の中では、名作の部類。[映画館(邦画)] 6点(2014-12-01 00:36:38)《改行有》
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