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1. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 面白かった!いくつか腑に落ちない点もあるけど考えても意味がないというタイプの映画。
BDの特典映像で、脚本がない状態からスタートしたらしいのでむべなるかな。でも最終的にきっちり作りこまれててさすがだな~、という印象。後味も良く、第一級の娯楽作品でした。
魅力的な点は、その場の状況を体験するのが何回目であるかが提示されないこと。残念な点は、ラストのJ部隊の結束が取ってつけたようであること、宇宙人の造形に新鮮味・魅力がぜーんぜんないこと。ラストの水中の追いかけっこがくだらな過ぎること。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-02-21 01:58:15)《改行有》
2. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 封切り時に映画館で見たけど、今日TVでやっていて、やはり引き込まれてしまった。
どなたかも書いてたけど、一つの映画を好きになる時、その理由は一つではなく沢山の要素が絡み合ってるのだな、と思いました。この映画は大好きだ。一番好きなのは貧しくてストイックで礼儀正しい、昔の日本人が沢山出てくることだ。結婚式のシーンが完璧すぎて泣けてくる。風の吹かせ方は人間国宝にしたい。満点でないのは、軽井沢のホテルで紙ヒコーキを飛ばすシーンが陳腐だから。
煙草の事でいろいろ書かれてるみたいだけど、昔の映画見たことない人が増えてるのかな・・。[地上波(邦画)] 9点(2015-02-21 01:36:30)(良:1票) 《改行有》
3. her 世界でひとつの彼女
《ネタバレ》 奇抜な設定とストーリーが有機的に結びついていなくてイライラしました。マルコビッチの穴もそうだったけど、この監督さんとは合わないのかな・・・。
OSの彼女という設定から、OSが旺盛な学習意欲により疑似的人間に成長してゆく、という展開はあまりに手垢が付きすぎていないか?
私は主人公が無機物であるOS、つまりどこまで行っても自分の好みを反映させた結果にすぎない「仮想恋人」に入れ込んでゆく姿を描いた、自己と他者との境目を題材にした映画だと思っていたので、正直かなりガッカリしました。これ、サマンサを人間ではなくOSにする意味がいったいどこにあるのだろうか。
というわけで映画としては設定5つ星、完成度1つ星の残念な作品と思います。ただし!ホイテ・ヴァン・ホイテマ撮るところの映像世界は素晴らしかった!中国でロケしたらしいけど、スモッグにかすんだ風景のはずなのに、吟味された色使いと相まって、光源のはっきりしない儚くも美しい画面を作り上げていました。評価はほとんどこの映像と、ホアキンのはまった役作りに対するものです。同じ撮影者のインターステラーに期待が高まりました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-12-09 00:16:25)《改行有》
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