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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 作り手がオデッセイと名付けるのなら何も問題は無いのであるが、これでは生還するのが初めからわかってしまうね 史実じゃないんだし、一応ハラハラさせとこうよそこは。まんまタイトル通りの展開だとは 本来「火星の人」と無関係な意味を持つ邦題には疑問。作り手が敢えてそう名付けなかったのは、それがふさわしくないからなんじゃないかなあ 不完全にあらすじを入れて面白そうだと思って観た。オデッセイという面白そうにないタイトルとマット・デイモンだけだったら間違いなく観ないリスト入りだった しかし思っていたような話ではなかった。火星の住み心地が良くなってしまって火星の人となってただひとり一生をポジティブに火星で終えた人のお話だと思っていたので そういう意味では期待外れだった。火星に取り残された人が救出されるまでの物語としては、面白い映画だと思う。そういうムードに飽き飽きしてるので残念だが 監督は宇宙では悲鳴は誰にも聞こえない映画で有名なリドリー・スコットだった。エンドクレジットで気が付く自分の鈍さよ… スターマンとかノリノリでかかって、複雑な感情になる。発表された時代設定の映画ではない。時の記憶がぐちゃぐちゃになる。昔のヒット曲が時代を無視してかかる映画は苦手だ 本当にヤな人は出てこなかった。悪いキャラ、フィクションなら好きだけど、NASAにはそんな人はいて欲しくはないからオッケーにしておこう 一部重要人物がほんのちょっとしか出てこなくて、でもエンディングにはしっかり出てきて。出すならもっと出せだね。テレビ局によってはカットされてしまうだろう NASA外部の知恵や援助も求めてみんなで支えたプロジェクトというアピールだろうけど、世界中でワッショイワッショイ救出劇を応援するのはリアルな世間過ぎて見たくない おそらく監督はなにか含むところがあってやってるんじゃないかな[インターネット(吹替)] 7点(2020-05-31 22:07:32)《改行有》

2.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 タイトルはやや誇大広告気味で、フェラーリ側の視点はほとんどないんですね。なるほどヨーロッパ圏ではルマン’66というタイトルで公開されたらしいとか 商売としてお上手といいますか、ルマン’66でお客は呼び込み辛いでしょうからね 本作のクライマックスで出される無茶な命令もこういう営業上の理由あってのことですから、内容を如実に表したメタいタイトルともいえましょうか ルマン’66といっても単純にレースを楽しむ映画ではないんです。 販売競争では最初からフォードの圧勝で話にならないのでそこは描かれないかと思いきや、実はそれがいかにレースに影響を与えているかを描いている映画です 一つは、身内のねじ込みによる妨害です。もう一つは、モータースポーツのリザルトにまで影響を及ぼす資本力です どうしても勝ちたいフォード側は、レギュレーションのグレーな部分を用いてでも勝ちにいきます しかも、主役である二人が率先してこれを実行したのです これは、フェラーリ側の指摘でオフィシャルに処分されそうでしたが、一応シェルビーの反論で事なきを得たように見えますが 実際はフォードの資金力を前にオフィシャルが強く物言えずに引っ込めたんだろうと考えられます 名門のフェラーリの指摘ですから、普通のチームならあっさりと失格になっていたでしょう 契約社会では資本力を背景にロビー活動をおこない、自分たちの有利になるようにレギュレーションを変更させて勝利するのを正しいこととしています 途中フォードの社長はヘリで食事に行ってしまい、フェラーリとの資金力の違いを誇示しています シェルビーは、金では勝利は買えないと言っていました。純粋なのか欺瞞であるのか 確かに実際にトップチェッカーが必要ですが、はたして全く金の影響がないわけではなかったようです ところどころ皮肉っぽくてやや滑稽な描かれ方をする契約社会の駆け引きがかなりのウェイトを占め、それにまつわる悲喜こもごもでドラマを形作っています 前半はかなり面白かったです。エンツォ・フェラーリの策に乗せられて怒りからルマンでの復讐を誓うあたりは燃える展開です 中盤社長をGTに乗せてショックを与え、条件を取り付けるシーンではかなり前のめりになりました 面白いと、思います[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-17 18:51:03)《改行有》

3.  フォックスキャッチャー 《ネタバレ》 大金持ちが統合失調症とは、恐ろしい。 序盤から金持ち特有の傲慢さが非常に鼻につくデュポンに、こんな失礼な豪族とは友達になんてなれっこないと思っていたらやっぱり。 人を招くときは、下から出るもんですよ。主従の契約をして初めて、業務に必要な上下関係を表面上演じるんです。この段階で友達ごっこなどは、逆に要らんのです。 金で買えないものの筆頭とは、(無償の)愛と(無償の)友情でしょうが、無いものが欲しくなるのはお金持ちとしては、微妙です。 多分与えられた御曹司には、それがわからないんでしょうね。自分で築けば、判るものが。 単にいけ好かない大金持ちと思っていたら、病気でした。結果から逆算して罹患していたということになるのだなぁ。いやあ奇妙なものです。 全編暗いムードに覆われていて、怖くて怖くてしょうがない。三人の演技がいいと云われるのも納得の面白さでした。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-29 13:24:29)(良:1票) 《改行有》

4.  ゲット・アウト シナリオがとてもよくできている作品。こういうの、いかにも受けそうと思ったらやっぱりアカデミー脚本賞とってるんですね 監督は人種偏見を扱ってネタにするのが得意ということらしいですね。概ねブラックジョークでしょうが ただこの映画の脚本の面白さはそのブラックジョークの部分ではありませんね。筋立てとして、面白い仕掛けができている、そう思います 普通の思考回路で考えれば当然・・・というところに仕掛けがあって、先入観をうまく隠れ蓑にして意外な真実を予見させません 観客としてはしてやられた感がありますね 仕掛けが露わになったあとは普通のバイオレンス展開でラストに向かってよくあるつまらないドタバタがありますが (だからコメディという扱いなのかな?) 娯楽映画として解り易く着地してくれたのには助かったような気もいたしますね メイドさんの顔がとても印象的。怖くもあるし、哀愁もある。綺麗だとさえも思う。[インターネット(吹替)] 7点(2019-08-06 02:54:22)《改行有》

5.  ヘレディタリー 継承 《ネタバレ》 映画とは、過去の産物を組み替え再結合させて作るものなのだと改めて感じた。それで100分くらい観客をつなぎ留めておくことができるか否かが問われるところ さほど映画を見ていない自分でもオーメンやローズマリーの赤ちゃんくらいなら見たことがある エクソシストを未見なため、あっけなく死を迎える少女キャリーのいわゆるミスリードには残念ながらひっかからなかった、、というより最初からああいう死に方をするというネタバレありで観ていた それと知らずに見ていたらまた違った印象を抱いていたかもしれないし、特段変わらないかもしれない。なぜなら良くも悪くも作り話であるから。 家族の関係性がめちゃくちゃ悪いのになぜか最後まで離散しない設定に若干白々しさはあるもののそれでも一緒に暮らさねばならないとしたらそれはもう地獄だろう。 怖い映画というより、嫌な映画という感想が多い印象なのもそのあたり、誰しも身近な家族がこんな状態だったらいい気分ではいられないもんね[インターネット(吹替)] 6点(2024-04-28 07:37:57)《改行有》

6.  ラストスタンド 《ネタバレ》 「なぜヘリで逃げない?」FBIが理由を考えてくれました コルテスご自慢のドライブテクがいかんなく発揮されているように見えるが、一直線な道でほとんど横Gのかかる場面がない この手の映画で墜落しない(味方側)ヘリコプターなんてあるんだなあ。ブレーキで車を見失ってから消えてしまったが、なんだったんだろうか・・・ 人質の美女。FBIの"事前"内通者がいると、道路封鎖の場所も的確に予測できるか。移送と違って逃走経路封鎖は事前には決められないだろう 普通に考えたらどこに現れるかわからない警察のバリケードを強襲した部隊とモンスタートラックの配備は間に合わない 最後に裏切り者がしれっと元の鞘に納まろうとしたのは、コルテスが生きて捕まっているのに無理な話だ。失策続きのバニスターに回収させて見せ場を一つでも欲しかったのだろう 個人的にはその手前でシュワルツェネッガー演じるレイにシャッポを脱いで、握手を求めた場面がいたく良かった コルベットを反転させてSWATの車輛の下に潜り込むというのもめちゃくちゃだ。バックで走っててブレーキ掛けたらフロント側は上がるだろ ボンネットがちょっと汚れて塗装が剥げただけというのは納得できない。開き直りのタイアップ 対抗してカマロ。車種特定人まで用意して台詞に出して(ZR1の)性能アピール。念が入ってる・・・ 銃弾で射抜かれる描写がとてもよかった。いきなりスナイプされるのがいい 昨今無敵の元特殊部隊人殺戮映画が多くなったけれど、これはまだ一応普通の人間設定でマンネリとは違った。あれ?生きてんの?って場面はあったけど のどかな町民も巻き込んだヴィジランテ映画の様相。ツッコミどころ満載だけど、ピントの外れた所に愛嬌が残る作品[インターネット(吹替)] 6点(2020-05-30 11:56:53)《改行有》

7.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 問題の襲撃の前にロシア語で会話をしている そこでなにかを察知したらトラブルにならなかったのに。こんなバカ息子に育ててしまった親父も相応の責任をとらなければならない 妻の復讐ではなく妻からのプレゼントの仔犬ちゃんの復讐というのがあまりにも斬新でここが本作最大の特徴だろう 仔犬の可愛さがそれを上回っているとはいえ、キアヌ・リーブスのアクションも素晴らしい。ほかの似たような暗殺者モノと比較しても良い仕上がりだ 隠れたスーパーマンのお約束「勿体ぶり」が見当たらなかった アタマから妻が病死してるこの映画にはカタギだからと我慢するところが必要無いので、なにか工夫があっても良さそうではあったが その辺のドライなスナック菓子感覚が最近の流行で、ストレスフリーで助かるといえば助かる ステアリングを手綱に見立てて片手で持ち西部劇の馬のように車を走らせながら射撃しては取って返しまた射撃する。これはかなり上手くいってた ウィレム・デフォーの役回りが面白かった。殺されてしまって残念[インターネット(吹替)] 6点(2020-05-28 11:08:21)(良:1票) 《改行有》

8.  タクシー運転手 約束は海を越えて 《ネタバレ》 描かれた事件そのものは1980年の韓国の史実としてとても興味深かったし 実在するが正体不明の支援者タクシー運転手は、設定的にフィクショナルだがそれ故映画の造り易さに貢献した。肖像権の許可がいらないだろう 要するに、事実をもとにした作品の割には淡々としない、盛り上がる映画だと思う 軍上層部の内情が見えないのは一市民の目線で描かれているためやむを得ないが、そのため報道管制下の軍の暴虐の描かれ方はやや不透明 基本的に主役の運転手が目にしたものしか映像にも映らない。やり過ぎて嘘を描くことになるのを嫌ったともとれるし、 未だに詳細情報が得られない事件という側面があるのかもしれないが一観客としてそれは不明 本当に軍上層部的な場面が全くないかといえば実は例外的に外国人リポーターをマークする軍部署のシーンだけは目線がブレる いかにも事実と異なる創作らしく見え、浮いたシーンに感じる。痛し痒しではあるが それに限らず、残念なところがないでもない 副題「約束は海を越えて」は、萎える。これは配給した日本国内側のせい。本編で萎えるシーンはというと、やっぱり逃走時のカーチェイスだろう 百歩譲って、検問の前段からカーチェイスなら劇映画として理解できないでもないが 見逃そうとした検問隊長の気持ちがフイになってしまって、だったら厳しい悪役のままでいてほしかった。あまり良い構成と思えない[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-02 21:16:26)《改行有》

9.  グリーン・インフェルノ(2013) 《ネタバレ》 ホステルに続いて個人的に鑑賞2作目のイーライ・ロス作品となりましたが、これも良かったです ゴア描写はどうかしてるレベルですし、原住民の子供に捕虜の脱糞を笑わせる等々、悪趣味も度が過ぎてます 本作では恐怖は半ばギャグ扱いになっています。登場人物がどれだけ酷い目に遭わされるのかを固唾をのんで待つのです 現地に降りてからボートに乗り込むまでの、全く言葉がわからない市の間を通り抜ける際の不安感を表現する異常な画ブレとか、 これからめっちゃ酷い目に遭うよこの人たちひえぇ~ってもう判っちゃうので、煽り方に笑ってしまいました 安全なところから他人の惨たらしい死にざまを楽しむという、業のようなエンターテインメントなので観ていて恥ずかしくなるのですが、 高尚な作風では叩かれかねない人喰いという案件も、かえって全編非常識なこの作品では大した事なく感じられますね 人喰い人種は生けるゾンビという、非現実的なオマージュもまあ、とくに問題ではないですし エンドクレジットに飛び込むアレも、もうどうにでもしてという感じでまともに取り合う気にさせませんね 目くじら立てることなく酷いもの観ていられるのは、イーライ・ロスの見事な手腕なんだろうと思います ジャスティンが最後に嘘をついたのは意外でしたが、報復心があったとしても自分の信念を曲げるまでには至らず、なによりあの助けてくれた少年を死なせたくなかったのでしょう[インターネット(吹替)] 6点(2019-12-30 21:46:00)《改行有》

10.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 一目瞭然。難しいことを考えなくても判る内容だが、チューリングテストという言葉を初めて知った、とかいう人には向かない。 人口知能が発達することに対する人類としての不安は最低限共有できていなければならない。 そして、AIは人の想像を超えて恋愛ないし憐憫的感情に訴え、人間を欺いて見せた。人類は、人工知能にいずれは敗れるのだ。 興味深い内容だが、既に想定されている未来であるため、物語としての意外性は薄い。しかし、実験室を観るような楽しさがあった。万博感だ。 そしてAIと同じくらい予想できる未来、セクサロイドへの男の願望も同時に描かれている。だからこそ、人里離れた場所に秘密の実験室があるのだ。 エヴァの脱出は、普通に考えて防ぐことは可能だったはずだ。酔っぱらってカードキーを不正利用される程度で破られるようなチンケなセキュリティでは、だめだろ。 二重、三重の認証は常識ですよ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-28 23:11:31)《改行有》

11.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 ここにエピソードⅣの偉大さを思い知らされる。これまでのシリーズの続編というべき作品は エピソードⅣと並ぶような面白さを残念ながら感じさせることはできずにいたと個人的には思う 前日譚というファンムービーはこれまでもたくさんあったし、とりわけてもプリクエル三部作は大きな期待を抱かれての公開であった やはりというべきか、それらは冗長な舞台背景解説に過ぎない作品群だった。映画としての盛り上がりよりも商品展開に重きが置かれたといっていい ディナーの仕込みをひたすらに見せられ続けて、出来上がった料理は食べられない感じだ ここでいうディナーのメインディッシュは、ダースベイダーに集約させるとわかりやすいだろう スターウォーズは、ダースベイダーを楽しみたいのであって、それはアナキン・スカイウォーカーではないのだ 今回も前日譚だが、すこし配慮されていた。伝説の手前をちょっとだけ延長したのだ。前菜を足すのだ。ちょっとだけ、食べた気になれる そこに至る話は適当に場を持たせろ。最後だけあれば、いいんだ。あとはどうとでもなる。 デススターの設計図の話だ。そこは、動かせない。科学者の苦悩のドラマではお客は呼べないから、娘にドンパチやらせろ。 ジェダイは出せないが、大丈夫か?サンドピープルとじゃれあうベン・ケノービーでもCGで造る?いや、それはやめておこう・・・・・・・。 世にいわれるほど、前半は退屈ではなかった。やはり終盤盛り上がることを前もって知っていると、興味は続くのだ エピソードⅣの、ほんの数分前の出来事の方が何倍も面白かったのは、残念な事実だったが。 設計図のデータを送信するのに、基地のでかいアンテナを使うのはいいが、セキュリティ回避のためか高いところに登らなきゃならない。 データを必死になってアンテナの近くに持って行くのだ。Wi-fiで受け取ったものをUSBに移したいが、接続が合わなくて変換プラグを買いに行くみたいな情けなさがある わかりやすいクライマックスの舞台を作るためなんだろうけれど、子供っぽいかな。 任務終えて脱出中に死ぬのでは悔しさが募るから、タッチダウン決めて勝利の歓喜の中、満足して即死亡という風にしたんだろうね。 タッチダウンといえば、ダースベイダーに迫られてデータの入ったリムーバブル端末を次々とパスしていくところとか、 おっさんラグビーか!って笑ってしまったよ。ここでもデータを発信するのではなく、渡すために人が体を動かすのだ。 もちろん、遠い宇宙へ送信する機器が備えつけられていないからだろう。だが、これでいいのか。 一度送受信したデータが手から手へとリレーされていく。これが希望だ、ということなのだ。シュールだなあ。 といいつつダースベイダーでまんまとアガってしまう。俺はちょろいよ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-09-04 02:53:38)《改行有》

12.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 観る前から、前半がゾンビ映画で後半がそのメイキングということを知っていました (ただし、実際はテレビ番組でしかも生放送でした。微妙に違う情報が入っていました) 普通に面白い映画ですし、単純に撮影は努力賞モノですが 極度にネタバレを厳禁とされるのにはまた別の理由がありそうです もし仮に自分がこの構造に気付かずにアッと言わされたとしましょう そうなったら絶対それについて人と話したくなるし、共感を得るためには薦める相手にも自分と同じくアッと言わせるしかない そういう心理的メカニズムがあってのことです 個人的にはネタバレされても十分面白い映画なので(ただし、マナーとしてどんな映画もネタバレしてはなりません) 構造だけに頼ったただのびっくり箱ではなくてよかったです。ちゃんと面白い映画でした けれど、ネタバレを気にされ過ぎて構えてしまった分、メイキングのその先にもう一段階、 今までにないような仕掛けがあるのではと思っていたのでいささか肩透かしでもありました アッと驚く映画ではありません。特殊構造が生み出す笑いを味わう映画です。 当然のことながら、そこで生まれるハプニングは結局作為的なものであるので そのわちゃわちゃの連続にうんざりされる方もいると思います 映画撮影あるあるを楽しめれば吉でしょう[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-08-19 02:02:51)(良:1票) 《改行有》

13.  メッセージ 《ネタバレ》 奇妙な形の巨大UFOが世界に突如出現する(それ自体はよくある)映画ということで、あまり肩肘張らずにリラックスして観た。 この手の映画は巨大UFOが出現した最初の瞬間の世界における混乱ぶりと、単純に巨大な物体が空を覆う画面のインパクトでもって、かつては話題作となることが多かった気がする。 ところがさすがにそれではもう現代では通用しないと悟ってか、UFO登場シーンはあっさりとしている。まともにフレームに収めようとすらしていない。 主人公の性格が、世界中大騒ぎするような誰しもが驚く大事件にも意外と冷静で、これまでになく対応がドライであった。まさかこれも伏線だったの? 辟易とする、やたらに目にする「主人公の記憶障害が少しづつ回復して真相に近づく」類のつまらない作品かー?中盤まではなんだたいしたことないな、などと思ってしまっていた。 ところが、ですよ。 あ~。フラッシュフォワードか~。って、え?超能力ものですか??なんじゃこりゃああ。思わず声出してしまったけれど、SFだし、いいんかなこれも。 異星人の言葉を理解する前からフラッシュフォワードがあったため、異星人とコンタクトする前から未来予知のできる特殊な人だったのかと思ってしまった。 とにかくわかり辛い。意味深な含ませセリフなど初見にはチンプンカンプンで、しかも話の進行にさして影響しない。気が散った。理解を阻む障壁になってないか? 最後の電話かけられるかどうかのスリルは、なんかスケールに合わないこじんまりとしたドラマで笑ってしまった。 宇宙人の風貌や出現空間など、ミストっぽくてイヤ~な感じしましたねえ。まあ、オススメは、しません。[インターネット(吹替)] 5点(2021-08-10 03:47:10)《改行有》

14.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 う~ん。シュワルツェネッガーが面白いお芝居する映画だった。そこに不満はないんですけど大真面目でもコメディタッチになってしまうよね スタローンもシュワルツェネッガーもお絵描きするんだけど、シュワルツェネッガーのほうの絵が面白い。怒らせてはずみで倒れ込む計略にあれ以上の絵はないな。+1点だ 同じ筋肉キャラでも二人で差別化がされていたね。でも協力して何かするときは殴り合うばっかりなのな。二人に巻き込まれて犠牲になる方々はかなり気の毒です あからさまな陽動に所長が結構素直に騙されてしまうんだよ。嫌な奴レベルは高くて良いんだけど銃撃バトルはこの所長にふさわしくないかもしれない。色々こなし過ぎかな 脱獄するなら隔離房から、という新たな定説を手に入れた。結局は人の油断に付け込むしかないというわけなんで、強固そうに見えるところにこそ活路がある とはいえ、あんな床下に通路が在っちゃあいかんでしょうな。マジックショーのタネみたいだぞ。もしかして邦題は引田天功の大脱出からですか? 何か見たことあるーって展開なんだけど、先読みしなければ楽しめるかも 名前の符牒とか、つまんないところを工夫するよね。医者が「知るか」って答えたよとレイにも聞こえるところにこそ、なにか隠れたヒントが欲しかった サム・ニールの役回りふわっとしてるなあ[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-31 03:20:06)《改行有》

15.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 敵が無数に増え、住み心地はどんどん悪くなっていく バッタバッタいくら敵を斃しても状況改善に繋がることは無い、死ぬまで終わらない戦争が続く 殺し屋ばかりで民間人が見つからないみたいなことになっていそうなディストピア映画かと思うようなラストシーンは良いね 全体的には倒した相手が多すぎるからか、キーパーソンも一人一人が掘り下げ不足で前作に比べて薄味に感じた 前作でフフッとなったようなことをお約束的に繰り返しているのは、代わりになるような新しいものが思いつかなかったからだろうか 三作目への繋ぎの一本、かな[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-29 10:50:36)《改行有》

16.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 若かりし日のスタローンとドルフ・ラングレンが戦ったロッキー4は大ヒットした 冷戦下のアメリカとソビエトの対決。まあこれ以上のシチュは考えられない最大レベルの外野の関心を集めた 問題は一市民であるロッキーが国家間の威信を賭けて戦わねばならない理由だった カール・ウェザース演じるアポロ・クリードはその生贄になった あの出来事が無ければクリードのシリーズは生まれなかったかもしれないし、あったとしても全く違うものであっただろう さてある意味重い流れを引き継ぐ本作はどうだっただろうか。クリードの続編というよりはロッキー4の続編ではなかったか クリードからの流れはある意味、段取りっぽさを感じた。チャンピオンになり、結婚し、子供を授かるロッキー2のような流れから 因縁の強敵ヴィクター・ドラゴに叩きのめされ浮沈を味わうも最後にはリベンジする。ここはロッキー3のようだ 敵地ロシアでの試合はロッキー4の踏襲。流れがほとんどロッキー2から4までのおさらいだったことは残念だ しかし往年のロッキー4好きから見ればどうか。ブリジット・ニールセンが、またもあのイヤな女を演じてくれた 人間性格はそんなに変わらない。男に利用価値が無くなればそれが亭主だろうと息子だろうとさっさと見切りをつけてしまうのだ おかげでロッキー4との地続き感が得られてあれの続きと思うことに違和感がなかった 前作クリードはおろかロッキー・ザ・ファイナルですら地続きと思えなかったので(エイドリアンの死が既成事実であったため)単純にこれは嬉しかったね しかしどっちの息子も親父には華で負けてるね。ここが真面目過ぎるクリードシリーズの残念ポイントなり[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-23 23:11:20)《改行有》

17.  ローン・サバイバー 《ネタバレ》 序盤はだらだらして退屈に感じたが最後まで観ると見応えがあった良作。冒頭にキャンプで登場人物の生前を描くのはお決まりのやり方だが正直要らない 作戦中に人物像を織り交ぜてくれれば時間の短縮にもなり、登場人物の紹介などそれで十分である。プレデターを見習ってくれ 三人のヤギ使いを殺すか否かで葛藤していたが、こっちは四人いるのになぜ連行しないのかには言及がなかった 作戦失敗で帰投するなら連行して良くないか?十分距離を取ってから解放すれば、そんな罪にはならないだろう 戦闘シーンは迫力があり、崖を落ちるシーンは今まで観たことないほどだった。ただし、長すぎる。もうちょっと簡潔にできなかっただろうか 部隊が玉砕する話はこれまで何度も作品化されていて、基本的には新しいことを描くのが難しい。 最後のアラブの協力者にお礼を言う場面は、てらいのないシーンだが心が温かくなった。 最終的にはガンシップなど米軍無双でバカ映画っぽいという批判もあるようだが、プライベート・ライアンと同じですかな[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-04 15:34:55)《改行有》

18.  ファースト・マン 《ネタバレ》 米国民の多くにとって、期待通りの映画ではなかったそうである。 多くの人はこれから初めて月面に立つ男の物語を見たかったのだが、この映画は、かつて月面に人類史上初めて降り立った男の回顧録であるから。 件について話したがらない船長のインタビューで生まれた伝記という原作を尊重した結果、回顧のような劇映画になってしまったようだ。 それどころかアームストロングの本心にも若干の距離を残して客観視せざるを得ない描写にとどまっているから始末に負えない 演出は悪くない出来だと思うのだが、かくのごとく踏み込めずにいてカタルシスを得られないのは残念だ。 プロジェクトXとまではいかなくともいっそ美談にしてしまったほうがウケは良かったろう。 そうなったらそうなったで、違うバッシングを浴びたろうが。[インターネット(吹替)] 5点(2019-12-08 22:25:00)《改行有》

19.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 この内容で賛否が分かれないわけが、ないなあ。米国人に国土を蹂躙されたことがある国の教育を受けたなら、小なりと受け容れ難い部分があるだろうと思うし しかし、これを戦争翼賛プロパガンダだ!と認定するのは何かズレてる気がするね。これ観てスナイパーに憧れたり、戦意は高揚しないでしょう 民衆を盾にして攻撃する恐ろしい敵を、民衆ごと貫く米軍の恐ろしさはこれでもかと伝わってくる 本作のバランスは戦争映画としてはマシな部類に入る。もっと一方的な作品でも名画扱いされているし、現状を認識して米軍側の視点で作れば、こうなるしかあり得ないと思うな イラク戦争を扱ったものとしては、最も映画らしい映画だったという感想。 語り口はさすがにツボを押さえた造りで、イーストウッドの手腕がいかんなく発揮されている 子供ですら無残に命を奪われる戦争の描写。そこから逃げない姿勢はジャーナリストのそれというよりは、映画人としてのインパクトを重視する性質だろう スナイパーとの対決で勝利するのは別個の事案を統合したフィクションとのこと。映画として無いと寂しいが、確かに巧い作劇とは言い難い ラストの字幕などは、フィクションの「汚れた英雄」とはまた違った厳粛な余韻を残す。汚れた英雄のほうは、作劇としての味があった。 僕としてはフィクションの方が、実感がわかなくても良いので好みだ[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-20 04:00:23)《改行有》

20.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 イラク戦争での失敗の後、信憑性に疑問符のついたCIAのテロ情報。取るに足りん情報だ、もっと確実な証拠を見せろと上はリスクばかりを気にする チームを指揮する立場にありながら未だに会議ではマトモな席に座らせてもらえない女性になぞらえるように それらの、過小評価されてしまうことへの粘り強い抗いが描かれている。恫喝も辞さぬ構えの・・・。そうした先に、表面的な勝利は訪れるのだ 見下ろすマッチョな支局長に下から歯を剥いて抗議するマヤのシーンはあからさまだった 実行部隊には含まれない女性が主人公というだけでもメッセージ性が強そうだと思ったが、描かれている内容はまさにそれであった ノンフィクションと捉えると、そういったメッセージは時折鼻につく。手持ちカメラで室内でもグラグラ揺れるのも、映ってる内容が劇映画なので単に気持ちが良くない ゲートから時間をかけて近づいてくる無言の車やアラブ人は見分けがつきにくいなど、ハートロッカーと同じ展開をよりわかりやすく語り直している キャスリン・ビグロー作品は淡々とした絶望感があって嫌な気持ちになるんだけど、ビンラディン殺害の経緯を知りたいから最後まで辛抱して観た[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-19 21:00:29)《改行有》

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