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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  新・刑事コロンボ/恋におちたコロンボ<TVM> 《ネタバレ》 「刑事物語」という武田鉄矢主演の邦画がある。無関係なタイトルを引き合いに出して申し訳ないが、今回のコロンボはその映画の片山刑事と重なって見える。 どう重なるかというと、女に弱く、がっしり体系でスマートに見えない、もてないが無害な男という人間臭さが武田演じる片山刑事と似て見えた 一応コロンボの名誉のために一言添えておくと、タイトル「恋におちたコロンボ(…のふりをしているコロンボ)」といったところだろうと思う かみさん一筋のおしどり設定を崩してまでやる話でもないだろうから。本気でそんな色ボケキャラにしたら、往年のファンからどれだけ叩かれるかしれたもんじゃない 一応とつけたのは、ちょっとやりすぎな面があるから。ネクタイ締め直しからのキスシーンや、バイオリンケースに花束を隠して贈るコロンボなど、キツめなシーンがあるからだ 初対面のうっかりパジャマをコートでひた隠しにするシーンも、この段階で色ボケを演じるわけがないことから、後の容疑者に対面してマジで女を意識しているようにしか見えない これは今回の犯人役フェイ・ダナウェイに対する礼儀を作品内で表したメタな応対と考えるのが自然なエンターテインメントとの向き合いかたなんだろうな 冒頭のクレジットでわかるが本作の脚本は原作小説のない、ピーター・フォークのオリジナルストーリーである 一応、コロンボ役の当人が責任をもって書いたものと素直に受け止めるとするならば、デートでカウンターに座るコロンボとか、自分で書いたんかと 実は、「刑事物語」も基本、脚本は主演の武田鉄矢が書いている。女に弱い男は自身で書かないとならないしきたりでもあるのだろうか 「刑事だって人間だよな」といってゴニョゴニョする武田鉄矢の迫真演技と、そこまではいかないまでも浮ついた不倫ぽい行動をとるコロンボに何度も言うが共通するものを感じた コロンボ馴染みの店で普段心底を見せないコロンボが他人の分析という形で珍しく心の中を事細かに露呈される。「見当違いという逃げ道」を用意しながらの苦肉の心理描写だ 今回、コロンボの違法な捜査は度を越えている。留守中に容疑者の部屋を平然と漁っている。旧コロンボでも不在を狙って証拠を捜すことはあったが、容疑者に見咎められて 仮に嘘でも「~さんに尋ねたらこちらに案内された」など言い訳を用意して(後ろめたいことがないふりをする容疑者を追い込むように)事後承諾をとったり 引き出しなど勝手に開けたりはしてなかったように思われる。新シリーズではよくあるが、犯行現場の検証と家宅捜索をごっちゃにしてはならない あと、共犯の女性。「二枚のドガの絵」と同じ電気毛布体温操作と逃走する影を見せるトリックを再利用する役割を与えられていたが それ以降は主犯の心境を語らせるための単なる聞き役になっていて人物としての存在感が全くない なにもしないが、話の都合上コロンボの追及を待つために(完全にフェイ・ダナウェイへの疑いが晴れるまで不安だから待つという名目で)ヨーロッパへ逃げずにその場に留まり続ける 最初の白黒映画「ゴジラ」には、アメリカ公開用に一部編集、アメリカ人記者としてゴジラを追うレイモンド・バーを新規撮影追加した「怪獣王ゴジラ」という映画がある さらなる無関係なタイトルの引き合いで申し訳ないが、そのアメリカ人記者とイメージが重なる。後付で惨状を実況するだけの、本編には一切絡めない空疎な人物といったイメージだ 結局人物というよりも証拠品の一つとして機能することになる。それに対する違法な尋問シーンも昭和感覚で滑稽なシーンになってしまっている。コメディ寄りなのかもしれない こんな横暴を容疑者に見せたら裁判で負けると思うんだけれど、惚れた女だから負けたいのかもしれないという穿った見方もしてしまいたくなった。拘留の事実だけで堕とせただろう 最後はオチとして、犯人の女性二人は親子だったという決着を見る。娘のほうは存在感なかったので勿体なくもオチの意外性はいささか薄まった なおさら娘にも活躍してほしいところだったが、その代わりにフェイ・ダナウェイの出番を削ることなど、とてもじゃないが考えもしなかったろう。最初から彼女の為の作品だ トリックは使いまわしでアリバイ崩しや物的証拠はほとんどなく弾丸や銃の特定すらしていない。マジもんの人情路線だったんだな・・・ 人情モノに落ち着いたので、犯人が裁判で争うなどといった余計なことを考える必要はなくなり、その点も含めてちょっとコロンボっぽさがない作品だった。それには良し悪しある[ブルーレイ(吹替)] 4点(2023-04-20 12:41:24)(良:1票) 《改行有》

2.  新・刑事コロンボ/4時02分の銃声<TVM> 《ネタバレ》 シリーズでありそでなかった犯行動機。悪くない。今回の犯人にとっての破滅は娘を失うことだった 社会では強い男だが、義理の娘に禁忌めいた独占欲を抱いている 娘が物書きとして成功してしまえば経済的支援ができなくなり、血の繋がりのない自分は無用になると考えた また、自分の下を離れてしまえばかつて懸想した彼女の母親同様、別の男に獲られてしまうのだ。それが堪えられない かくして娘の出世の働きかけをする邪魔者(かつての部下)を殺してしまうのだ。そんな、救えないエゴが生んだ悪魔をコロンボがやっつけるお話 濡れ衣を被害者の別れた同性愛俳優に被せる。内線電話を用いたトリックで自らのアリバイを確保。ところが、濡れ衣被せる俳優の方のアリバイのことは全く考えていなかった こればかりはトホホと言わざるを得ないか。いつもの知的な犯人ならそこにもケアがあるか、むしろ「組織」などとして身代わりを特定しないのがコロンボでは一般的 かえって被害者の同性愛関係のいざこざという、いたって表面化しづらいプライベートな事情を知る人物こそが「容疑者」と限定させてしまった愚かさよ 実は今回も被害者がマスコミとして追っていた(真犯人がガセネタで追わせた)組織も捜査のかく乱として利用しようとしたが、それが全く意味をなさないように自分で仕向けてしまった コロンボが携帯電話を買いたいというくだりがある。まだ一般には携帯が普及していなかった時代の撮影であるのは言うまでもないが その際のセリフで日本語吹き替え訳と、原語の日本語訳とでは奇妙な異なり方をしている部分がある。 吹き替えでは、コロンボは「携帯を使っていると"ボケない"と聞くが本当か?」というポジティブな迷信を言い出したのに対し 原語では同じ部分のコロンボのセリフが「携帯を使っていると"癌になる"と聞くが本当か?」というネガティブな迷信だったのだ なにかの事情が垣間見えた気がした。クレームを恐れてそうだし、スポンサーにも覚えがよろしくない向きはあっただろう 「ラジオはもう聞いてない。近頃流行のロックとかはよくわからないから」「生ぬるい紅茶は我慢できない」など、コロンボから初老の世を拗ねるセリフがとびだす 犯罪ではないところの「嫌い」をはっきり口にするコロンボも、だんだん増えてきた。いよいよ高年のキャラ付けになってきたか いつものように、コロンボは銃を持ち歩かない。ホルスターごと装着されていないことに犯人が言及する。今回は、その点も伏線になってラストのオチに繋がっている 携帯電波の届かない山中でも、短距離ならクラクションで助けを呼べる。新しいものとなじみ深いもの。最新式が常に勝るとは限らない 旧刑事コロンボ「愛情の計算」では息子に対する愛情の深さがラストで自白につながって爽やかだったが、今回はそれとは全く違うドヤ顔コロンボ。それもまたあり。[DVD(吹替)] 5点(2023-04-17 10:48:25)《改行有》

3.  新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM> 《ネタバレ》 強い話だった。同情の余地の全く入らない憎たらしい犯人像と、コロンボの性格の悪さ。無敵のコロンボが今日も犯人を打ち負かす。 表面的に友情や正義を訴えている一般の人間たちがいかに欺瞞に満ち、内面はろくでもない自己中であるかという、きれいごとだけでは済まされないこの世の中の闇を嫌というほど感じさせてくれる。 ろくでもないのは殺人犯であるクソガキ二人にとどまらない。 被害者である教授とその元愛人は不倫していたわけだし、守衛の男も賄賂であっけなくルールを破り間接的に殺人を幇助している。今役に立たない守衛など経費泥棒だ。 コロンボに「証拠を捏造することはないのか?」と持論にこだわるあまりにただ困らせるだけの質問をする小僧もはっきり言ってゴミ。ジャーナリスト気取りでうざいことこの上ない。 二人組の周辺のガールフレンドたちも凄惨な事件の直後にもかかわらず一緒にバーでの飲み会に参加していて、これっぽっちも被害者を悼んでないだろう。 学長は社会活動家で好色不倫の側面をもつ被害者の教授を快く思ってはおらず、表面的に弔意を示しながら陰では罰が当たったなどとのたまう。 その他のお姉ちゃんたちも、ただの野次馬根性でショッキングな事件にも「ぞくぞくするわ~」などと盛り上がったり、酷薄な連中なのだ。 「殺人講義」という邦題を打ってあるが、それだと「殺人指南」の意味にとられる。単にキャッチーだから使ってるのか。 証拠捏造疑惑の返答に「完全犯罪の誤算」からの証拠収集エピソードが語られたり、 音声までは聞こえないが「自縛の紐」での靴紐の結び方で犯人を追い込んだ件も紹介しているようだ。 その講義中にコロンボは直後に射殺されてしまう被害者も聞いているところで、 「新人刑事にアドバイスするとしたら事件にかかわる知りえた情報を迂闊にしゃべらないことだ」、と語る。 そう、被害者も、発端となった、知りえた情報を処断前に犯人のガキ二人に話すべきではなかったのだ。話さなければ、二人は保身のために彼を殺害することはできなかっただろう。逆恨みは、されていたはずだろうが、、、。 いっぽうコロンボは、実際には存在しない架空の証拠として、「アリゾナ行きの航空チケット」なるものをこしらえて、それに反応を示す嘘つきをあぶりだしにかかる。怖いねえ。これこそ冒頭ではぐらかした証拠の捏造だ。 最後もお得意の罠。若い血気盛んな世の中をなめてる者ほどコロッと引っかかってくれる。コロンボも、張り合い無かったろう。 途中、偶然にも決定的新証拠が現れる。いつものクリーニング返却よりマークしてなかった分ミラクル。 練習もなしに短期間で準備した犯行キット同様のファンタジーだが、創作なのでそこは減点対象にはしない。 事件の始まりから存在してあっけなく決定的証拠になってしまった某「チーズの一噛み」よりはよっぽどマシだろう。 犯人の片割れジャスティン・ロウその父親ジョーダンを演ずるはロバート・カルプさん。うわあ。なじみ深い犯人役がこんなところで。普通に嬉しい。 「これは侮辱ではない、単純な事実だ」ジョーダンさんがおっしゃった言葉であるが、人をこき下ろす前にこういう冠をつけると発言者的には問題ないらしい。 映画の批評、人物批評、スポーツのプレイの批評、この冠さえあれば何でも言える。。というわけでないことを、この役が教えてくれる。[DVD(吹替)] 5点(2023-04-13 17:43:47)《改行有》

4.  ライフポッド<TVM> 《ネタバレ》 特別な感じはなかった。 確信犯になら、どんな無茶なこともさせられる。派兵する口実を作るためのテロ。帰還する望みの極度に薄い作戦を犯人は決行する。 盲目の人間が、実は目が見えていた。目の見えないふりをしていたのだ!ジャジャーン! …たぶん、オチとか、別にどうでもいい作品だったのだろう。 じっさい犯人が誰?とかは、正直どうでもよかった。大体そんなような設定であって不思議でなかったし、劇中でも犯人の動機が想像という形で語られていたし。 そこに比重を置くと、おそらく上映当時すでにもうそのヒッチコックのサスペンスは時代遅れで楽しめなかったろうと思う。 究極に追い詰められた環境下で右往左往し、疑心暗鬼になり、発狂したり、自暴自棄になる群像。それらの過程を楽しむ映画です。 死ぬまでに救助が来るかわからないほとんど絶望の中で、生き残るために頑張るんだ、というよりかは 徐々に悪化していく状況に身を任せてただ死を待っているようなその地獄を、安全なリビングで楽しもう。 結構この類の映画はよく見るので鮮烈な印象は得られなかったが、手堅い感じがして比較的に見やすい作品ではあった。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-25 22:23:10)《改行有》

5.  暴走特急 《ネタバレ》 沈黙の戦艦の続編ではありますが、予備知識は要らず単体で問題なく楽しめる作品です 走行中の列車内での事件/トラブルはよく目にするシチュエーションですが、これは判り易くて結構おもしろいです。 セガール演じるライバックがやっぱり強すぎるんですが、銃さばきは平凡ながらも体術アクションがかっこよくて無敵のコマンドらしさが出てます 登場人物各々のバックストーリーをあまり深く掘り下げないところが良かったと思いました。スパッと終わってくれます 人質同士であまり騒いだり、無謀な足手まといが出ないところがテンポの良さに貢献して、ストレスにならないのです。実にありがたいです。 墓地でのクレーンショットに曲が流れるラストが好きですね 潜入者がライバックと知って敵の恐れおののく姿が最高なシーンです[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-31 03:22:52)《改行有》

6.  カンゾー先生 《ネタバレ》 肝臓病としか診断しない医者がヤブではなかった 終戦間近、食糧事情の悪化に伴う肝ウイルスの蔓延による国民病によって、日本の敗戦を危惧するアカギフウウの 患者への献身と医学への奉仕と身内の死と、軍部の無理解へのいら立ちと、やがて敗戦を確信するに至り、挫折して原点回帰するドラマ。 昭和は遠くなりにけり。二十世紀末にもなると、なかなか終戦前の画作りも苦労したことだろう。観た感じ、復讐するは我にありよりも美しい絵が少なく感じたのはいた仕方なしか カラッとしたコメディ調で終戦の凄惨さは控え目であったが、監督が大正生まれの方なので、その時代を生きた人の物の見方が反映されていると考えたい[DVD(邦画)] 5点(2019-12-30 19:01:31)《改行有》

7.  トゥルーライズ 《ネタバレ》 シュワルツェネッガーらしいコメディ路線のアクションムービーで、荒唐無稽すぎて笑う。金はかかってるが、コメディが強めだ 拷問が実行されていれば笑うだけの映画にはならなかっただろうが、そんなピンチも軽く脱出してしまうのがシュワルツェネッガーの演ずるヒーロー像だ。ブレがない そこまでやったらぶち壊しだと作り手も観てる側も誰もが思っている。そして味方は誰一人死なない そういう雰囲気の鎖で縛られ、マンネリを感じざるを得ないのが一時のシュワルツェネッガーアクションだがその枠の中で、今回も健闘している 敵の組織はギャグの装置として一人残らず殺害する。この割り切り方というか、徹底の仕方がキャメロンらしいといえばらしくて、見所のひとつになっている ハリアー機が大活躍をする。垂直飛行が映画的に扱いやすく、さながら戦闘ヘリのように扱われる。それは無理じゃね?と思うけど ともかく、アメリカの誇る軍隊は今回も無双だ。それに、アメリカのマッチョなヒーローが載る。まさに最高&最強というわけである 極めてポジティブな戦闘描写を笑いながら鑑賞するのだ。そして悪は、死ぬべきである。アメリカを核攻撃すると脅すのだから、なんの遠慮もいらずに死なせることができる 突き抜けた勧善懲悪で、それが奇妙な笑いを生み出すのだ。どうせならここまで徹底したほうが、酷すぎて笑えて来るという計算だろう キノコ雲をバックにキスシーンは「はい、笑って」という合図である 実際には、そこでは笑わない。「笑って」と云われて笑う人はいないからである。「いやあ~ちょっと・・・」という反応にしかならないだろう そこでは作り手も「笑って」と投げかけるまでが意図であって、笑わせようとは、思っていないだろう。「それでも楽しいでしょう?」と聞こえてくるようだ 前述したように全体的には笑う映画だ。繰り返しになるが、あまりに悪役の末路が馬鹿にされ過ぎて、笑える。浮気相手の偽スパイが、特に酷い[DVD(吹替)] 6点(2019-12-25 12:27:11)《改行有》

8.  イレイザー(1996) 《ネタバレ》 なんだろう。シュワルツェネッガーが出てるだけで結構好きなのかも。もちろん、内容もつまらなくはないんですけれど 今回は証人保護プログラムの職員なのだけど、やってることはFBIと特殊部隊のマッシュアップというか、相変わらずのシュワちゃん職業である。もう、嫌って程観た! 助演が凄い。ジェームズ・カーンにジェームズ・コバーンですぜ旦那。コバーンの出番は少ないものの、カーンは出ずっぱり カーンが悪役やってくれたおかげで緩む時間が無くなったよ。楽しいんだね。ロバート・パストレリという方も、コメディ担当だったけど笑わせてくれた ヒロイン役のヴァネッサ・ウィリアムズ。歌手の方だそうで、演技もうまかったけど主題歌がいいね。買っちゃった ワニもいい芝居だった。カーンの部下を美味しそうに食い散らかしてさ。腕ちぎれて、ひぇぇってなるよね。最高だ 退治した後に「カバンにするぞ」っていうシュワちゃんの捨て台詞が、吹き替えで「(弾は)美味かったか?」ってなってたのは、すこぶる残念。そこはいじっちゃダメ。減点対象だ[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-19 23:47:31)《改行有》

9.  トータル・リコール(1990) 《ネタバレ》 なんだこりゃ。・・・めちゃくちゃ笑えるんですケド。バーホーベンは天才か!そりゃそうだろ 若い頃は、自分が観たい映画はこういう奇怪なSFじゃなくて、もっとマジメで王道な、大衆受けする大作を望んでいた だから当時ビデオレンタルで観た本作の評価はハズレだった、ヘンな映画だった、観るんじゃなかった、と散々だった ロボコップも好きになれなくて、バーホーベン監督と聞くと、少し遠慮したい気持ちになっていたものだ ところが、しょぼくれた年齢になってから観ると、全く評価が変わった。勿論、全ての映画がこんなバーホーベン風味になったら、そりゃあ嫌でげすよ。 でもね、この人の映画、突き抜けとるんですな。頭おかしいんです。メチャクチャやってくれて、スカっとするんですよ。 シュワルツェネッガーを主役にしたの、はい正解!あの、大根かと思うような嬉しそうな笑顔の数々、わかり易っ!なんだその顔はっ。ウケるっ! 離婚成立だな!とか、離婚したって言ったろ?とか、パーティーで会おう!とか、捨て台詞くそ笑ったわ!畜生! 画作りとか、レトロフューチャーなデザインとか、奇想天外なギミックとか、観てて飽きない!ヘンなものいっぱいで眺めてるだけで面白かった~ 今では、ロボコップも大好きだ。クセのある作風が最初は苦手だったが、トータルリコールはそれに並ぶくらい、面白い[ブルーレイ(吹替)] 8点(2019-10-06 02:32:04)《改行有》

10.  U・ボート ディレクターズ・カット版 《ネタバレ》 息苦しい海中の圧迫感。次第に悪化していく戦局。狭く、汗臭い男だけの密閉空間 気がふれそうになるような敵艦の爆雷攻撃と、いつかは必ず船体がペシャンコになる水深計の目盛 弛緩から緊張へと波状的に繰り広げられるシーンに加えて、3時間超の長尺 登場人物と同じようにこちらも疲れる。鑑賞も一回休憩をとるなどしたほうが良いだろう 考えてみれば、全く動きのない状態の船内のセット内で小芝居をしているのは 集まって怪談をしているようなノリがあってダイナミックさとは程遠い、頭の中で思い描くイメージ戦争に近い 子供のころに遊んだ潜水艦海戦ゲームはそういう意味ではよく出来ていると思った 戦場もよく見えなければ敵の姿もよく見えない。連合国軍が主役側の映画だと象徴的な敵としてドイツ軍が画面に映らないことは無いのだが ドイツ軍側から見えるのはチャーチルの噂ばかり。ナチスドイツがいかに異彩を放っているかが伺える 爆雷で襲い来る恐るべき敵駆逐艦の描写はまるでジョーズのような動物パニック物の音声とカット割りによる表現で、死を到来させるものとしてなかなかいい演出だった 艦長のキャストが良かった。モデルとなった人物同様に生き残る、というラストは用意されなかったが、海中に没することは、なかった ドックの空爆シーンの迫力は昔の映画はいつもそうだが凄まじい。まして空爆浴びまくった記憶もまだ生々しいドイツの映画人たちが撮ったのだから 登場人物のことを何も知らないで観るのだから、あのプロローグは退屈すぎる。掴みが良くない[インターネット(字幕)] 5点(2019-10-05 15:21:55)(良:2票) 《改行有》

11.  プレデター2 《ネタバレ》 前作でその多くが謎のまま核爆発級の自爆によって消滅した宇宙人の別個体が、今度はロサンゼルスに現れた 前作もジャンル映画だったが、さらにその色を濃くした。都会の殺人犯にステルス宇宙人を配したのだ。前回が特殊部隊モノなら今回は刑事モノだ 型にはめやすいジャンルをはしごしていくのだろうか。定型からの偏差という発想に陥りやすく、どちらかというとこういう当て嵌め方はガッカリ感がある。 もともとそのレベルの商品なのだから仕方がないが、次作まで付き合うかは悩む 起用した俳優の手前出番を削るのも難しかろうが、警察が先に出てくると本当に前作と一緒になってしまったので、後に回してほしかった 最終的に一対一のデュエルになるまではもうちょっとのびのび展開させて、都会に舞台を構えさせた成果を付与して欲しかったな 壁のレリーフがほぼエイリアンで、おそらくパロディという意味での例の頭骨だろうけど、軟弱とのそしりは免れない。なにかに縋りたい気持ちが顕れてる 続編作るほどのキャラクターかな?[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-09-29 12:09:36)《改行有》

12.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 違う。そっちにいくんじゃない!そういう想いが口から出てしまいそうになる。まずはプロットへの不満。 エピソードⅣが出来上がってしまっているというのに、帝国の逆襲の制作時に、ダースベイダーをかつてライトサイドからダークサイドに変節していたことに物語を改めたそうだが そうしたことによる歪みがいまいち噛み合わないサーガ全体の流れになってしまった原因である。 逆算して物語を造ってしまっているだろう?それでは面白くはならないよ。東京ドームで、場外ホームランは観られないように展開が予想の枠を超えることはない。 仮定の話として、真に本作を一作目として順にこの物語が作られていったとしたら、あんなに良い子だったアナキンが、ダースベイダーになってしまうのは、それなりに評価できる そりゃ悲劇ですよ。おそらくお偉方からハッピーエンドに作り直せといわれることでしょう。この順番だからこそ、現行の悲劇にしても怒られないのだ そういう不可逆的な順番を重々承知で、4~6がすでに認知されている状態であっても、いかにもそれを知らぬふりをして 元々このナンバー通りの話だとするならば、という疑似的で不自然な楽しみ方をしろという。それはつまり先のネタバレをくらった状態の映画だがな 後から作るプロローグって、ドラマを途中から見て嵌った人が、登場人物たちの出会いはどうだったんだろう?と興味を抱いて 遅ればせながら初回から見始める、そんな面白さだろうと思うんだが このファントム・メナスはそういう状態で観る”キャラもの”映画としてはひたすらに退屈なのだ。だって、ベイダーもオビワンも、ちっとも同じ人に見えないんだもの エピソード4~6で語られたことに事情があって嘘も含まれていたみたいな、思い切ったことも当然やっていない。アナキンは、言われた通りのライトサイドの良い子なのだ 激高するような一面もあったが、子供だと思えばその気持ちも理解ができる場面だった ダースベイダーの幼少期として、また天才キャラとしても、これほどつまらない王道まっすぐの子供主人公設計は望んでいなかった 概して、帝国の逆襲の設定変更が逆算的にこういうアナキンの序章を作る以外に道を閉ざしてしまったというわけなのだ 登場人物の同一性すら感じられない程にまで時代を遡るのなら、いっそ違う主人公にして、アナキンは脇に据えたほうが面白くなったのでは? クワイガンをちゃんと主役にしてCo-starringはオビワン!アナキンは曹操ばりの人物設計で今回はこっそり暗躍、くらいのバランスでなら楽しめそう まるで神話で雨に化けたゼウスがダナエに身篭らせた、ペルセウスのような立ち位置のアナキンなんだから、人間の子と同じような精神の未熟さは不要だろうからね 公開前にパルパティーンがシスの暗黒卿だと世間に知れ渡っているのもなんだかなあ 次に、特撮。なんですか、あのカートゥーンの山山山は。CG使うなとは言わんから、もっと実在感ある画を作ってほしい。あんまり不要な動きをつけるなって グンガン族が特に酷い。ヌルヌル動き、全てキモイです。まだお客にお出しするには早い。ロジャーラビットとかアイゼンボーグ並みに浮いていた 個人的にデザインやテイストをファミリーのほうに向けないでほしかった ドロイドもマッチ棒みたいで全く強そうには見えない。敵に恐怖を植え付けるくらいのデザインでなければ兵士には向かないだろ ダース・モール。こいつは最高だった!文句ない。最後の胴切断されて落ちていくCGがショボキモかったのを除けばね! ポッドレースはベン・ハーで対ドロイド軍団はスパルタカスかな?オマージュ楽しそうだねルーカスのおっちゃん。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-09-24 01:33:30)《改行有》

13.  RONIN 《ネタバレ》 あ、ジョン・フランケンハイマーだ。既に最低限の面白さは担保されたようなものだ。実際、ニヤニヤしながら観た。 「ケースを手に入れろ。」「中身はなんだ?」「知らなくていい。」自虐的とでもいうような解り易いマクガフィン。 中身は最後まで不明のままだが、容れ物には役割を持たせてきた。外側のケースだけがキーになるのだ。 ロバート・デ・ニーロが突然こそこそとなにかをし始めるが、ことが起こるまで目論見が読めない。なるほどと思わせるような形となって後に回収される。 人物描写として周到で用心深いところを如実に表現しながら、観ていて楽しいシーケンスだった。 冷戦終了におけるスパイたちがさながら主家がお取り潰しにあった侍(=浪人)のごとくミッションに糾合されたという意味でこのタイトルなのだが ド頭で、ああこいつらは裏切りに次ぐ裏切りでケースを奪い合って次々と死んでって、最後にデ・ニーロが一人残って ケースはセーヌ川にでも落としてしまうんだろうなーなどという予見をしながら観るのが、おそらく普通の鑑賞姿勢だと思う。 そういう風に観ると、サックリ美味しいスナック菓子のような軽快なスパイアクション映画として楽しめるし、 幕が下りてもしつこい余韻を残さず、スッパリと忘れ去って何年後かにまた鑑賞できるけどいい感じだったという記憶だけ頭に残るだろう。 カーアクションがとても良い。カーアクションにCGを使う必要など一切ないということが証明されている。 罪のない人間が理由もわからずに巻き込まれて殺されてしまうドライなフランケンハイマーのタッチはフィクションとしては正しい。 年齢制限など恐れない、本来大人向けの映画なのだ。[インターネット(吹替)] 7点(2019-09-21 12:27:56)《改行有》

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