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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ヘレディタリー 継承 《ネタバレ》 映画とは、過去の産物を組み替え再結合させて作るものなのだと改めて感じた。それで100分くらい観客をつなぎ留めておくことができるか否かが問われるところ さほど映画を見ていない自分でもオーメンやローズマリーの赤ちゃんくらいなら見たことがある エクソシストを未見なため、あっけなく死を迎える少女キャリーのいわゆるミスリードには残念ながらひっかからなかった、、というより最初からああいう死に方をするというネタバレありで観ていた それと知らずに見ていたらまた違った印象を抱いていたかもしれないし、特段変わらないかもしれない。なぜなら良くも悪くも作り話であるから。 家族の関係性がめちゃくちゃ悪いのになぜか最後まで離散しない設定に若干白々しさはあるもののそれでも一緒に暮らさねばならないとしたらそれはもう地獄だろう。 怖い映画というより、嫌な映画という感想が多い印象なのもそのあたり、誰しも身近な家族がこんな状態だったらいい気分ではいられないもんね[インターネット(吹替)] 6点(2024-04-28 07:37:57)《改行有》

2.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 「殿中でござる!」前作中に松の廊下で吉良上野介を切りつけた浅野内匠頭の事件のようなことで、懸賞首になってしまったジョン・ウィックの その後の(付け足しのような)顛末・・・と思わせて、まだ終わらせないドタバタ殺戮ショーといった感じの、極めて内容の無い映画。 足を洗いたいやくざが組につけ狙われる邦画の、アクションもりもり版(みたいな)映画。ベタな内容なので、そこは問題にすべきではないが・・。 観客が動員できる限り、同じようなことを続けるつもりなんだろうか。だがもうお客は呼べない気がする。最初から、怪しいシリーズだった。 まず、組織の内部以外は全くもって描かれないため(やくざ映画や、兵隊ものすらこの映画の域には及ばない)、特殊空間に閉じこもってひたすらドラゴンボールのような無駄に手数の多い長引かせるためだけの戦闘を繰り返してくる。 ど派手アクションはシリーズの生命線であろうが、これだけ続けられると感覚もマヒしてなにも感じなくなってしまう。 それでいて、DBには必ずと言っていいほどある切り札のようなラストの必殺技や変身パワーアップみたいなコミックはないので、カタルシスを得られない。 物語の進行にも、首をかしげる部分が多い。まずジョンは何の為にカサブランカへ向かったのか。首長の恩赦を受けるためだったろう。指を一本詰めてまでせっかく約定を取り交わしたのに、戻ってきたらその条件をあっさり反故にしてしまう。 「今までの展開、何!!いらねーじゃんっ」・・・と、言わせたいのかな。 ソフィアの犬、撃たれたけれど、無傷ですやん!ソフィアの激昂、何の為だったの! ラスト、ウィンストンの裏切り。いわゆるソープドラマ特有のどんでん返しなんだろうけれど、続編作るかこれで打ち切るかのペンディングにかかった片方の筋書感丸出し! 途中で執事が防弾チョッキの性能があがったみたいな説明をかましてくるので、「あ、これ裁定人のおばちゃんをスティングする仕掛け入りましたー、」と思って待ち構えていたのだが。 そんなつまんない展開を軽く飛び越えるショッキングな展開、まさかの続編制作決定案採用展開にあきれた。ジョンが生きているってのはまあ、普通の展開ですけれど。 高層ビルから落ちたぐらいじゃ死なないよねー。[インターネット(吹替)] 4点(2022-09-18 22:23:56)《改行有》

3.  手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 《ネタバレ》 これより以前に、邦画の大作「釈迦」を観ていた。お話はそれとはまったく違っていたが、重く、あまり面白くは感じなかった。 シッダールタの半生そのものが、辛い気持ちに覆われているからだろうか。 本作はチャプラという奴隷の身分から脱却したい男子の武芸による立身出世が主な部分となるが、謎の生命体タッタという 手塚治虫の有名なアニメ「ふしぎなメルモ」の動物変身のような動きをする乗り移りをみせる、歳をとらない少年がでてきたりして 奇想天外な設定ではあったが、ストーリーのほうは誠に平板なもので成り上がりのチャプラがどこから足元をすくわれるかも 最初からわかりきっているような感じであった。原作に忠実ではなかったそうだが、ファミリーで楽しむような展開でもなかったので、 どういった層をターゲットにしてるのだろうかと余計なことを考えてしまった。 戦争ものと「破戒」の混ざったような、昭和な雰囲気の映画。 読解力が足りないんだろうけれど、開幕の「有名な」うさぎの自己犠牲エピソードがそのあとどう繋がっているのか、わからなかった。 作画が、ちょい怪しい。地味なところの修繕が甘いところがあり、動くところはオーバーアクションでくどかったりする。いいところはいいんですが。 一部声の演技に難アリといわれていますが、邦画の演技ってこの程度の下振れは普通かなと思ってます。[インターネット(邦画)] 4点(2022-07-15 02:36:51)《改行有》

4.  メッセージ 《ネタバレ》 奇妙な形の巨大UFOが世界に突如出現する(それ自体はよくある)映画ということで、あまり肩肘張らずにリラックスして観た。 この手の映画は巨大UFOが出現した最初の瞬間の世界における混乱ぶりと、単純に巨大な物体が空を覆う画面のインパクトでもって、かつては話題作となることが多かった気がする。 ところがさすがにそれではもう現代では通用しないと悟ってか、UFO登場シーンはあっさりとしている。まともにフレームに収めようとすらしていない。 主人公の性格が、世界中大騒ぎするような誰しもが驚く大事件にも意外と冷静で、これまでになく対応がドライであった。まさかこれも伏線だったの? 辟易とする、やたらに目にする「主人公の記憶障害が少しづつ回復して真相に近づく」類のつまらない作品かー?中盤まではなんだたいしたことないな、などと思ってしまっていた。 ところが、ですよ。 あ~。フラッシュフォワードか~。って、え?超能力ものですか??なんじゃこりゃああ。思わず声出してしまったけれど、SFだし、いいんかなこれも。 異星人の言葉を理解する前からフラッシュフォワードがあったため、異星人とコンタクトする前から未来予知のできる特殊な人だったのかと思ってしまった。 とにかくわかり辛い。意味深な含ませセリフなど初見にはチンプンカンプンで、しかも話の進行にさして影響しない。気が散った。理解を阻む障壁になってないか? 最後の電話かけられるかどうかのスリルは、なんかスケールに合わないこじんまりとしたドラマで笑ってしまった。 宇宙人の風貌や出現空間など、ミストっぽくてイヤ~な感じしましたねえ。まあ、オススメは、しません。[インターネット(吹替)] 5点(2021-08-10 03:47:10)《改行有》

5.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 作り手がオデッセイと名付けるのなら何も問題は無いのであるが、これでは生還するのが初めからわかってしまうね 史実じゃないんだし、一応ハラハラさせとこうよそこは。まんまタイトル通りの展開だとは 本来「火星の人」と無関係な意味を持つ邦題には疑問。作り手が敢えてそう名付けなかったのは、それがふさわしくないからなんじゃないかなあ 不完全にあらすじを入れて面白そうだと思って観た。オデッセイという面白そうにないタイトルとマット・デイモンだけだったら間違いなく観ないリスト入りだった しかし思っていたような話ではなかった。火星の住み心地が良くなってしまって火星の人となってただひとり一生をポジティブに火星で終えた人のお話だと思っていたので そういう意味では期待外れだった。火星に取り残された人が救出されるまでの物語としては、面白い映画だと思う。そういうムードに飽き飽きしてるので残念だが 監督は宇宙では悲鳴は誰にも聞こえない映画で有名なリドリー・スコットだった。エンドクレジットで気が付く自分の鈍さよ… スターマンとかノリノリでかかって、複雑な感情になる。発表された時代設定の映画ではない。時の記憶がぐちゃぐちゃになる。昔のヒット曲が時代を無視してかかる映画は苦手だ 本当にヤな人は出てこなかった。悪いキャラ、フィクションなら好きだけど、NASAにはそんな人はいて欲しくはないからオッケーにしておこう 一部重要人物がほんのちょっとしか出てこなくて、でもエンディングにはしっかり出てきて。出すならもっと出せだね。テレビ局によってはカットされてしまうだろう NASA外部の知恵や援助も求めてみんなで支えたプロジェクトというアピールだろうけど、世界中でワッショイワッショイ救出劇を応援するのはリアルな世間過ぎて見たくない おそらく監督はなにか含むところがあってやってるんじゃないかな[インターネット(吹替)] 7点(2020-05-31 22:07:32)《改行有》

6.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 う~ん。シュワルツェネッガーが面白いお芝居する映画だった。そこに不満はないんですけど大真面目でもコメディタッチになってしまうよね スタローンもシュワルツェネッガーもお絵描きするんだけど、シュワルツェネッガーのほうの絵が面白い。怒らせてはずみで倒れ込む計略にあれ以上の絵はないな。+1点だ 同じ筋肉キャラでも二人で差別化がされていたね。でも協力して何かするときは殴り合うばっかりなのな。二人に巻き込まれて犠牲になる方々はかなり気の毒です あからさまな陽動に所長が結構素直に騙されてしまうんだよ。嫌な奴レベルは高くて良いんだけど銃撃バトルはこの所長にふさわしくないかもしれない。色々こなし過ぎかな 脱獄するなら隔離房から、という新たな定説を手に入れた。結局は人の油断に付け込むしかないというわけなんで、強固そうに見えるところにこそ活路がある とはいえ、あんな床下に通路が在っちゃあいかんでしょうな。マジックショーのタネみたいだぞ。もしかして邦題は引田天功の大脱出からですか? 何か見たことあるーって展開なんだけど、先読みしなければ楽しめるかも 名前の符牒とか、つまんないところを工夫するよね。医者が「知るか」って答えたよとレイにも聞こえるところにこそ、なにか隠れたヒントが欲しかった サム・ニールの役回りふわっとしてるなあ[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-31 03:20:06)《改行有》

7.  ラストスタンド 《ネタバレ》 「なぜヘリで逃げない?」FBIが理由を考えてくれました コルテスご自慢のドライブテクがいかんなく発揮されているように見えるが、一直線な道でほとんど横Gのかかる場面がない この手の映画で墜落しない(味方側)ヘリコプターなんてあるんだなあ。ブレーキで車を見失ってから消えてしまったが、なんだったんだろうか・・・ 人質の美女。FBIの"事前"内通者がいると、道路封鎖の場所も的確に予測できるか。移送と違って逃走経路封鎖は事前には決められないだろう 普通に考えたらどこに現れるかわからない警察のバリケードを強襲した部隊とモンスタートラックの配備は間に合わない 最後に裏切り者がしれっと元の鞘に納まろうとしたのは、コルテスが生きて捕まっているのに無理な話だ。失策続きのバニスターに回収させて見せ場を一つでも欲しかったのだろう 個人的にはその手前でシュワルツェネッガー演じるレイにシャッポを脱いで、握手を求めた場面がいたく良かった コルベットを反転させてSWATの車輛の下に潜り込むというのもめちゃくちゃだ。バックで走っててブレーキ掛けたらフロント側は上がるだろ ボンネットがちょっと汚れて塗装が剥げただけというのは納得できない。開き直りのタイアップ 対抗してカマロ。車種特定人まで用意して台詞に出して(ZR1の)性能アピール。念が入ってる・・・ 銃弾で射抜かれる描写がとてもよかった。いきなりスナイプされるのがいい 昨今無敵の元特殊部隊人殺戮映画が多くなったけれど、これはまだ一応普通の人間設定でマンネリとは違った。あれ?生きてんの?って場面はあったけど のどかな町民も巻き込んだヴィジランテ映画の様相。ツッコミどころ満載だけど、ピントの外れた所に愛嬌が残る作品[インターネット(吹替)] 6点(2020-05-30 11:56:53)《改行有》

8.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 敵が無数に増え、住み心地はどんどん悪くなっていく バッタバッタいくら敵を斃しても状況改善に繋がることは無い、死ぬまで終わらない戦争が続く 殺し屋ばかりで民間人が見つからないみたいなことになっていそうなディストピア映画かと思うようなラストシーンは良いね 全体的には倒した相手が多すぎるからか、キーパーソンも一人一人が掘り下げ不足で前作に比べて薄味に感じた 前作でフフッとなったようなことをお約束的に繰り返しているのは、代わりになるような新しいものが思いつかなかったからだろうか 三作目への繋ぎの一本、かな[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-29 10:50:36)《改行有》

9.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 問題の襲撃の前にロシア語で会話をしている そこでなにかを察知したらトラブルにならなかったのに。こんなバカ息子に育ててしまった親父も相応の責任をとらなければならない 妻の復讐ではなく妻からのプレゼントの仔犬ちゃんの復讐というのがあまりにも斬新でここが本作最大の特徴だろう 仔犬の可愛さがそれを上回っているとはいえ、キアヌ・リーブスのアクションも素晴らしい。ほかの似たような暗殺者モノと比較しても良い仕上がりだ 隠れたスーパーマンのお約束「勿体ぶり」が見当たらなかった アタマから妻が病死してるこの映画にはカタギだからと我慢するところが必要無いので、なにか工夫があっても良さそうではあったが その辺のドライなスナック菓子感覚が最近の流行で、ストレスフリーで助かるといえば助かる ステアリングを手綱に見立てて片手で持ち西部劇の馬のように車を走らせながら射撃しては取って返しまた射撃する。これはかなり上手くいってた ウィレム・デフォーの役回りが面白かった。殺されてしまって残念[インターネット(吹替)] 6点(2020-05-28 11:08:21)(良:1票) 《改行有》

10.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 若かりし日のスタローンとドルフ・ラングレンが戦ったロッキー4は大ヒットした 冷戦下のアメリカとソビエトの対決。まあこれ以上のシチュは考えられない最大レベルの外野の関心を集めた 問題は一市民であるロッキーが国家間の威信を賭けて戦わねばならない理由だった カール・ウェザース演じるアポロ・クリードはその生贄になった あの出来事が無ければクリードのシリーズは生まれなかったかもしれないし、あったとしても全く違うものであっただろう さてある意味重い流れを引き継ぐ本作はどうだっただろうか。クリードの続編というよりはロッキー4の続編ではなかったか クリードからの流れはある意味、段取りっぽさを感じた。チャンピオンになり、結婚し、子供を授かるロッキー2のような流れから 因縁の強敵ヴィクター・ドラゴに叩きのめされ浮沈を味わうも最後にはリベンジする。ここはロッキー3のようだ 敵地ロシアでの試合はロッキー4の踏襲。流れがほとんどロッキー2から4までのおさらいだったことは残念だ しかし往年のロッキー4好きから見ればどうか。ブリジット・ニールセンが、またもあのイヤな女を演じてくれた 人間性格はそんなに変わらない。男に利用価値が無くなればそれが亭主だろうと息子だろうとさっさと見切りをつけてしまうのだ おかげでロッキー4との地続き感が得られてあれの続きと思うことに違和感がなかった 前作クリードはおろかロッキー・ザ・ファイナルですら地続きと思えなかったので(エイドリアンの死が既成事実であったため)単純にこれは嬉しかったね しかしどっちの息子も親父には華で負けてるね。ここが真面目過ぎるクリードシリーズの残念ポイントなり[インターネット(吹替)] 5点(2020-05-23 23:11:20)《改行有》

11.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 タイトルはやや誇大広告気味で、フェラーリ側の視点はほとんどないんですね。なるほどヨーロッパ圏ではルマン’66というタイトルで公開されたらしいとか 商売としてお上手といいますか、ルマン’66でお客は呼び込み辛いでしょうからね 本作のクライマックスで出される無茶な命令もこういう営業上の理由あってのことですから、内容を如実に表したメタいタイトルともいえましょうか ルマン’66といっても単純にレースを楽しむ映画ではないんです。 販売競争では最初からフォードの圧勝で話にならないのでそこは描かれないかと思いきや、実はそれがいかにレースに影響を与えているかを描いている映画です 一つは、身内のねじ込みによる妨害です。もう一つは、モータースポーツのリザルトにまで影響を及ぼす資本力です どうしても勝ちたいフォード側は、レギュレーションのグレーな部分を用いてでも勝ちにいきます しかも、主役である二人が率先してこれを実行したのです これは、フェラーリ側の指摘でオフィシャルに処分されそうでしたが、一応シェルビーの反論で事なきを得たように見えますが 実際はフォードの資金力を前にオフィシャルが強く物言えずに引っ込めたんだろうと考えられます 名門のフェラーリの指摘ですから、普通のチームならあっさりと失格になっていたでしょう 契約社会では資本力を背景にロビー活動をおこない、自分たちの有利になるようにレギュレーションを変更させて勝利するのを正しいこととしています 途中フォードの社長はヘリで食事に行ってしまい、フェラーリとの資金力の違いを誇示しています シェルビーは、金では勝利は買えないと言っていました。純粋なのか欺瞞であるのか 確かに実際にトップチェッカーが必要ですが、はたして全く金の影響がないわけではなかったようです ところどころ皮肉っぽくてやや滑稽な描かれ方をする契約社会の駆け引きがかなりのウェイトを占め、それにまつわる悲喜こもごもでドラマを形作っています 前半はかなり面白かったです。エンツォ・フェラーリの策に乗せられて怒りからルマンでの復讐を誓うあたりは燃える展開です 中盤社長をGTに乗せてショックを与え、条件を取り付けるシーンではかなり前のめりになりました 面白いと、思います[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-17 18:51:03)《改行有》

12.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 私のようにこの三部作を最初から諦めの目で見ていたものには、まあ、最悪ではなかったかな、という感想だ 新キャラ3人。便宜的な主人公であって、必要なピースではなかった。徹頭徹尾、主役に見えなかった 出自や能力は極めて特殊なのに思考は凡庸に思えた。フィンの設定も、活きたとは思えない。これで最後まで生き残れたのが不思議なくらいのキャラだ カイロ・レンは最もシリーズらしいキャラだが、少し利口なアナキンという印象だった(ちなみに私はアナキンの人物造形を全く評価していない) 「結局レイアやハン・ソロそしてルーク・スカイウォーカーがいればいいのだ~彼らが出なければ、もうそれは面倒なフリークたちにウケない」、と 我々ではなく、制作サイドが考えていたようだ。ストーリーがそれらに引きずり回されているところからも、それは明白 皆が感じていることだろう、「旧作ファンに向けての接待」という表現で揶揄されていたが、話の流れの端っこを常に握られているのはいけない キャリー・フィッシャーの訃報から、未使用シーンをつなぎ合わせてねじ込んできたね。でも結局劇中で死なせちゃうのは哀しい。どうせ最後なのだし生きたままにできなかったろうか 前作までの主要人物を掃除したのは年老いたり鬼籍に入ってしまった都合が垣間見えて、物語として描く必要があったとは思えなかった 彼らの最期を観たいとは思わない。ちゃんと活躍しないのならそっとしておいてあげて欲しかった 老兵は去り、時代は若者が引き継ぐ自然界の摂理を謳うのなら、若者側の視点から始めずに、ルークやソロたちの視点から始めるべきだ 現状はウルトラマンシリーズと同じで、先輩たちを目玉に持ってきたためにかえって出オチに沈んでしまっている そのためなんだろう、ルークの出番が多めな8作目を私はやや好意的に受け止めている もしかすると、旧作の威光に徹底して頼らない姿勢を見せてくれていたらもう少しレイ・フィン・ポーを真剣に観られたかもしれない そうなると今三部作を全く見向きもしない恐れもあるのだが 7.8.9作。同じキャストでもう一回作り直したらどうか。無論、旧作のレジェンドたちを排して。切望しているわけではない 期間も長く空いてしまって、製作スタッフも変わり、とてもじゃないが連続性のある作品世界として観ることができなかった だから、サーガ全体を破壊されたとか、整合性の取り方に疑問を感じるまでもない。たとえどんなに巧く作っても、けして埋めることはできない 過去6作で宇宙世界はどういうものだったのか。歴史から学んだものはなにか。フォースとはなんだ 収束し答えが出ていても良い頃なのに、なぜ工夫も一切なくいたずらに力を拡張させて収拾のつかないインフレワールドにしてしまうのか 偉大な先輩に配慮しつつ話を終わらせたいならば、ちばあきおの名作野球漫画キャプテンの4代目・近藤篇を一読するといいよ 拡大・膨張が必ずしも良きことではない。収縮を恐れることなかれ[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-15 20:09:16)《改行有》

13.  ローン・サバイバー 《ネタバレ》 序盤はだらだらして退屈に感じたが最後まで観ると見応えがあった良作。冒頭にキャンプで登場人物の生前を描くのはお決まりのやり方だが正直要らない 作戦中に人物像を織り交ぜてくれれば時間の短縮にもなり、登場人物の紹介などそれで十分である。プレデターを見習ってくれ 三人のヤギ使いを殺すか否かで葛藤していたが、こっちは四人いるのになぜ連行しないのかには言及がなかった 作戦失敗で帰投するなら連行して良くないか?十分距離を取ってから解放すれば、そんな罪にはならないだろう 戦闘シーンは迫力があり、崖を落ちるシーンは今まで観たことないほどだった。ただし、長すぎる。もうちょっと簡潔にできなかっただろうか 部隊が玉砕する話はこれまで何度も作品化されていて、基本的には新しいことを描くのが難しい。 最後のアラブの協力者にお礼を言う場面は、てらいのないシーンだが心が温かくなった。 最終的にはガンシップなど米軍無双でバカ映画っぽいという批判もあるようだが、プライベート・ライアンと同じですかな[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-04 15:34:55)《改行有》

14.  タクシー運転手 約束は海を越えて 《ネタバレ》 描かれた事件そのものは1980年の韓国の史実としてとても興味深かったし 実在するが正体不明の支援者タクシー運転手は、設定的にフィクショナルだがそれ故映画の造り易さに貢献した。肖像権の許可がいらないだろう 要するに、事実をもとにした作品の割には淡々としない、盛り上がる映画だと思う 軍上層部の内情が見えないのは一市民の目線で描かれているためやむを得ないが、そのため報道管制下の軍の暴虐の描かれ方はやや不透明 基本的に主役の運転手が目にしたものしか映像にも映らない。やり過ぎて嘘を描くことになるのを嫌ったともとれるし、 未だに詳細情報が得られない事件という側面があるのかもしれないが一観客としてそれは不明 本当に軍上層部的な場面が全くないかといえば実は例外的に外国人リポーターをマークする軍部署のシーンだけは目線がブレる いかにも事実と異なる創作らしく見え、浮いたシーンに感じる。痛し痒しではあるが それに限らず、残念なところがないでもない 副題「約束は海を越えて」は、萎える。これは配給した日本国内側のせい。本編で萎えるシーンはというと、やっぱり逃走時のカーチェイスだろう 百歩譲って、検問の前段からカーチェイスなら劇映画として理解できないでもないが 見逃そうとした検問隊長の気持ちがフイになってしまって、だったら厳しい悪役のままでいてほしかった。あまり良い構成と思えない[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-02 21:16:26)《改行有》

15.  グリーン・インフェルノ(2013) 《ネタバレ》 ホステルに続いて個人的に鑑賞2作目のイーライ・ロス作品となりましたが、これも良かったです ゴア描写はどうかしてるレベルですし、原住民の子供に捕虜の脱糞を笑わせる等々、悪趣味も度が過ぎてます 本作では恐怖は半ばギャグ扱いになっています。登場人物がどれだけ酷い目に遭わされるのかを固唾をのんで待つのです 現地に降りてからボートに乗り込むまでの、全く言葉がわからない市の間を通り抜ける際の不安感を表現する異常な画ブレとか、 これからめっちゃ酷い目に遭うよこの人たちひえぇ~ってもう判っちゃうので、煽り方に笑ってしまいました 安全なところから他人の惨たらしい死にざまを楽しむという、業のようなエンターテインメントなので観ていて恥ずかしくなるのですが、 高尚な作風では叩かれかねない人喰いという案件も、かえって全編非常識なこの作品では大した事なく感じられますね 人喰い人種は生けるゾンビという、非現実的なオマージュもまあ、とくに問題ではないですし エンドクレジットに飛び込むアレも、もうどうにでもしてという感じでまともに取り合う気にさせませんね 目くじら立てることなく酷いもの観ていられるのは、イーライ・ロスの見事な手腕なんだろうと思います ジャスティンが最後に嘘をついたのは意外でしたが、報復心があったとしても自分の信念を曲げるまでには至らず、なによりあの助けてくれた少年を死なせたくなかったのでしょう[インターネット(吹替)] 6点(2019-12-30 21:46:00)《改行有》

16.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 前作プレデターズと同じく、夜間の戦闘シーンが観辛く、何が起こっているのかがよくわからない。アクションもので画が見えないのは救いようがない。 昼間で戦わせるとCGに使う予算と労力が増すのだろう。一作目と比較すると森の中も非常に暗く、朝が来てるのに観辛い。 画を作っている人たちはわかっているから見えるのだろうが、何を描いてるのかを知らない観客には見えるものも見えないぞ。 トレーガーの死の瞬間など、前後の流れもよくわからず、十回以上繰り返し観た上に、ネット検索もしてようやく推測できるシロモノだった。 味方もろともキャノンで撃とうと笑いながらにじり寄るトレーガーを見咎めて「やめろ!」という意味を込めて叫んだケイシーの声に 撃ちかかりながら反射的に首を回して声の主を確認するトレーガーの頭の動きに合わせてキャノンも回頭してしまったが発射を止めることはできず、 自らの頭を吹き飛ばしてしまったギャグシーンだったようなのだ。これ、わからなかったよ。そのほかのシーンも、わかり辛くて気持ち悪かった。 お話も、イングロリアスなバスターズみたいなボンクラチーム描写こそ良かったが、倒すべき対象のプレデターに魅力を感じなかった。 ステルスが、ほぼ完全に人間サイドの武器にされてしまっている。ターミネーター2の、T-800のプログラムを書き換えたクラスのガッカリ感。 プロテクター装備演出が、アイアンマンのパクリぽいのも気になった。3の監督なのか。納得のお約束映画感。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-29 20:16:33)《改行有》

17.  フォックスキャッチャー 《ネタバレ》 大金持ちが統合失調症とは、恐ろしい。 序盤から金持ち特有の傲慢さが非常に鼻につくデュポンに、こんな失礼な豪族とは友達になんてなれっこないと思っていたらやっぱり。 人を招くときは、下から出るもんですよ。主従の契約をして初めて、業務に必要な上下関係を表面上演じるんです。この段階で友達ごっこなどは、逆に要らんのです。 金で買えないものの筆頭とは、(無償の)愛と(無償の)友情でしょうが、無いものが欲しくなるのはお金持ちとしては、微妙です。 多分与えられた御曹司には、それがわからないんでしょうね。自分で築けば、判るものが。 単にいけ好かない大金持ちと思っていたら、病気でした。結果から逆算して罹患していたということになるのだなぁ。いやあ奇妙なものです。 全編暗いムードに覆われていて、怖くて怖くてしょうがない。三人の演技がいいと云われるのも納得の面白さでした。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-29 13:24:29)(良:1票) 《改行有》

18.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 一目瞭然。難しいことを考えなくても判る内容だが、チューリングテストという言葉を初めて知った、とかいう人には向かない。 人口知能が発達することに対する人類としての不安は最低限共有できていなければならない。 そして、AIは人の想像を超えて恋愛ないし憐憫的感情に訴え、人間を欺いて見せた。人類は、人工知能にいずれは敗れるのだ。 興味深い内容だが、既に想定されている未来であるため、物語としての意外性は薄い。しかし、実験室を観るような楽しさがあった。万博感だ。 そしてAIと同じくらい予想できる未来、セクサロイドへの男の願望も同時に描かれている。だからこそ、人里離れた場所に秘密の実験室があるのだ。 エヴァの脱出は、普通に考えて防ぐことは可能だったはずだ。酔っぱらってカードキーを不正利用される程度で破られるようなチンケなセキュリティでは、だめだろ。 二重、三重の認証は常識ですよ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-12-28 23:11:31)《改行有》

19.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 因果関係の理解が難しい。恐怖に駆られて迷信のような噂話を信じてしまった。そのくらいなら、わかるが 殺した後に生き返ったりするのは國村隼が人ではないから、だとして 現実と夢の境目が判別できないのはシーンが変わってるのを編集で混乱するように繋いでいるから、・・・こういうの嫌だなあ 思わせぶりな既出の服装フラッシュバックが出てきてえ~もう一回見返さなきゃいけないじゃん。面倒くさいわ スムーズな鑑賞を阻むような要素が多すぎて・・・もういいかなって。 あまり面白い要素は見つからなかったかなあ。探求しても劇的に面白くなることはなさそう これが大ヒットっていうのは、そういう潮流みたいなのがあるのですか、海の向こうは[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-26 11:50:12)《改行有》

20.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 観る前はかなり風変わりな事件のような印象を受けたが、観てみれば意外とよくあるゴーストの話だった。 むしろビッグ・アイズという自分の知らないサブカル創作物が印刷物頒布による、現物ではないイラスト画を絵画の商売に持ち込んだエポックだったとは知らなかったので この映画の中では悪役になってしまった旦那の業績の巨大さを考えるべきなのかもしれない。 映画としては、やや物足りなかった。ティム・バートンと知って観ていたので、そも期待はしていなかったけれど、それでも比較的観れた方だった。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-08 22:36:05)《改行有》

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