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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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2. かがみの孤城 《ネタバレ》 感動っぽい話ではあるが、どうも色々見えてしまい意外性がない。後半の間延び感、引き伸ばし感はいただけない。心の教室の関係性は気付けなかったのは我ながらふがいなさを感じた。が逆に感動のマックスはそこ位か。せっかく長い映画なのだからもう少し良いなあと思えるシーンや展開がほしかった。[インターネット(邦画)] 5点(2025-05-24 18:46:26) 3. ビーキーパー 《ネタバレ》 すかっとするけど。主人公が強過ぎる。スーパーマンが殺しまくるだけでストーリー性に欠ける。[インターネット(字幕)] 5点(2025-05-21 10:07:24) 4. 室町無頼 《ネタバレ》 マッドマックス風時代劇。最近見た中では最低点。とにかく村人たちの服が汚い。服の汚さがあざとい。やり過ぎ。奴隷のように虐げられた村人が、ひー、あわわー、と漫画チックにわめきたてる。素人劇団の舞台稽古以下である。こういう演出をよしとする監督もどうかしている。殺陣が無駄に長い。中軸としてある若者の成長譚について、知らない顔というのもあるが中庸すぎる顔だしどうもキャラが立ってない。今どき刃と刃を合わせるチャンバラは有り得なくて見てらんない。[インターネット(邦画)] 3点(2025-05-16 07:21:43) 5. 仕掛人・藤枝梅安 《ネタバレ》 それぞれ個別の案件に見えた仕掛けや登場人物が最終的に全部縦横に関係性があるってえ寸法だ。そりゃあさすがにつながり過ぎだぜ。日本のシナリオ界は、どんな映画でも登場人物やエピソードが余すところなく全て結びついていなければいけないと言う規則でも出来たのだろうか。繋がり過ぎていてなんだか気持ち悪いくらいだ。そういう細かな熱意は不要な映画だと思うのだが。とにかくスカッとすればいいのだよスカッと。[インターネット(邦画)] 5点(2025-02-15 16:11:18) 6. アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 《ネタバレ》 ドナルド・トランプの登り具合は単純明快でわかりやすいのだが、本当に野望が単純すぎて明快すぎて怖い。こんなにもお金と権力の野望にまい進できるなんて本当に人類なのだろうか。人間として突然変異の類に思える。異常としか言いようがない。ただただ怖さだけを感じる。深みは感じない。それはやはり失敗や挫折のなさゆえだろう。なにしろこの後本当に大統領にまで上り詰めるのだから。一方、弁護士ロイ・コーンの崩落ぶりはドラマチックで見ごたえがある。それにしても剛腕弁護士ではあるが、法律に長けているというより、盗撮盗聴恐喝賄賂脅しゆすりで法廷を根底からひっくり返して勝利をもぎ取るのだから呆れるばかりである。曲には詳しくないが挿入される音楽は当時の流行りなのだろうか。音楽、音効関係はなにげに良いチョイスが多いと感じた。[映画館(字幕)] 8点(2025-01-21 18:37:43) 7. 正体 《ネタバレ》 人を感動させる駒を全部揃えてみました、どうだ泣け。役者、人柄やシチュエーションの設定、音楽、展開等駒が過不足なく行儀よくお辞儀しながら入って来て一例して出ていく様子。感動する映画の作り方がうまい事は分かった。スーツ姿でしか登場しない山田孝之だがすごく体を鍛え上げているのがわかった。なぜなん。田中哲司がぱっとしない役なので仕方ないかもしれないが大根役者に見えて仕方なかった。[映画館(邦画)] 6点(2024-12-15 14:37:26) 8. シビル・ウォー アメリカ最後の日 《ネタバレ》 臨場感が凄い。力の理不尽さを痛感。アメリカですらこうなる恐れがある。どこに住もうと庶民にとって平穏な生活はたまたまなのかもしれない。[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-08 18:31:26) 9. シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 あまりいい所がなく結局いいな懐かしいなと思ったのは効果音だけだった。経緯、設定、スペックにこだわり過ぎたし説明も長い。なんだっていいのに。もっと悪の結社に専念してほしかった。いちいち流暢な英語の発音にこだわる演出も違和感。誰も望んでいない事に力を注ぎ誰も楽しめない映画になった。飛翔シーンのCGがダサい。いかにもCG。そしてなぜかCGのくせに視点の縦横な移動がぎこちないもんだから空中間・躍動感の気持ち良さが感じられないという残念な始末になっている。[インターネット(邦画)] 5点(2024-12-07 19:51:37)(良:1票) 10. ルックバック 《ネタバレ》 雪国の雰囲気が出ていた。漫画家になっていく様子がわかった。登場人物を絞っているのがよかった。日本のアニメはすぐ人を殺す。主人公級キャラの死を扱えば感動的な話になるとでも。もう、そういうのを卒業してほしい。[インターネット(邦画)] 5点(2024-12-01 17:47:57) 11. ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ 《ネタバレ》 アクション撮るのが得意な監督が、欲を出してエモーショナルなストーリーも盛ろうとして、なんだかなーになる良い例。 それにしてもファームのモブ達が弱すぎる。やられ方がワンパターン。宮崎の暗殺者コンビのうち、マッチョな男性はなかなか良い味出してると思った。一方ツンとした女性の方は、存在がイマイチ意味がない。それなのに尺を取り過ぎ。心の揺れ具合も不要。主人公じゃないんだから。この映画が長くなった原因の一つである。短い日数の話だろうが、一日の中でどの時間帯なのか分かりにくく、あれ、時間が矛盾してネ、とかアーまあいいのかとか妙な違和感に邪魔されてしまう。全体的に血糊が多すぎる。[映画館(邦画)] 5点(2024-11-29 19:19:19)《改行有》 12. グラディエーターII 英雄を呼ぶ声 《ネタバレ》 スケール感に凝った大作であるが、うーんいまいち。後付けで盛りまくるヒーロー感。偶然過ぎる親子の再会。演説がうまいった事になっているがさほどでも。双子の皇帝がいい味出している所は良かった。[映画館(字幕)] 6点(2024-11-16 15:27:16) 13. アイミタガイ 《ネタバレ》 お涙頂戴・ハッピー・ラブ映画。あらゆる登場人物があらかじめ間接的につながり合い最後に結実して行く様は、よく出来ているし、出来過ぎている。そろい咲きサンダーロードだ。親友の死、我が子の死を中心点にしているため、偶然であり必然でもあるイベントが起こる度に涙が止まらない。お涙頂戴映画としては傑作。タクシーのシーンはたまらんぜよ。映画の技法としてはいまいち感。映画らしいショートカットがない。せりふ、俳優の動き、はてはエキストラの動きどれ一つとっても、行儀よく並んだ儀仗隊のように計算ずく。せりふも動きも基本的に相手待ちで、説明的。もっとカット出来るのに。まあそうしたら70分で終わる映画だが。[映画館(邦画)] 7点(2024-11-10 16:48:31) 14. ジガルタンダ・ダブルX 《ネタバレ》 暴れん坊のジャイアンが皆を幸せにする事に目覚めて行く話。無抵抗主義の話。RRRを観た事があると似てるなと思ってしまう。要は亜流のRRRだ。感動シーンはあるのだが、どうでもよいシーンも多め。特に最初の地元やくざの超わがままなジャイアン的ノリのエピソードの積み重ねはうざったい。[映画館(字幕)] 6点(2024-10-25 18:49:27) 15. マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 マッドマックス 怒りのデス・ロードと似たようなシーン多めで、えーまた同じの見せられるのー、となる部分はあるのだが、まあ怒りのデス・ロードにあやかった今作だしそれも覚悟して見ているからしゃあない。逆に言えば期待を裏切らない出来。あの世界観を再度浴びる事が出来たのだから案外楽しめた。最後の長々とした会話劇は要らなかった。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2024-10-04 17:17:45) 16. 侍タイムスリッパー 《ネタバレ》 泣けたし悪くはない。悪くはないんだが。どうも展開がとろい。ベタなだけになおさら。また全部台詞で説明はうるさい。言わずとも分かるような画作りが出来そうなシーンは少なからずあっただけに残念。見てしゃべり酔ってしゃべり出会ってしゃべり褒められてしゃべり失敗してしゃべり悲しんでしゃべり怒ってしゃべり感動してしゃべり。うーむ。映画らしいショートカット手法をもっと活かそうよ。まあ面白かったからいいんだけどさ。[映画館(邦画)] 6点(2024-10-01 21:34:56) 17. コヴェナント 約束の救出 《ネタバレ》 静かに着々と進む救出劇は味わいがあり、最後の兵器の出現も感動的。しかし、年を取ったせいか何かいろいろ雑念は湧き出てしまう。タリバンなら、敵なら、行動を阻むものなら、ドラマのお約束なのだから、動物のように何匹でも殺していいのだろうか。どっちサイドにも立てない自分がいる。正解がない中で、かりそめの正義をベースに進行する様子に、話がどう転んだところですっきりしない思いは残る。[DVD(吹替)] 6点(2024-09-17 16:40:45) 18. インサイド・ヘッド2 《ネタバレ》 女子中学生の繊細な顔の変化に圧倒された。日本のアニメでは出せない質感だ。アイスホッケーシーンも素晴らしいのだが、完全に想像の世界のはずのインサイドのアイデアあふれる仕掛けや描写が良い。思春期の悩みや葛藤は世界共通な事をあらためて思い知らされた。変に異性への恋心シーンを挟んで来ない所がすっきりしていて良い。シンパイが選択肢を煮詰めすぎてパニくってるシーンは笑ったが、笑うと同時に根っから心配性の私にはあるあるなので、身につまされた。心の中に救ってくれる要素を持っている人は幸せだ。うらやましい。 エンドクレジットで日本語吹き替えに大竹しのぶと多部未華子という女性俳優が混じっていたのに気づいた。声優に交じって全く違和感なかった。[映画館(吹替)] 7点(2024-09-05 19:14:50)《改行有》 19. オッペンハイマー 《ネタバレ》 歯車は回りだしたら止まらない。科学も政治も人類破滅の日も。今もその日に向けて着々と回っている。 長尺だがあまり飽きさせないとは思う。全体的にわかりにくい。まず公聴会のくだりがわかりにくい。登場人物が多めで見分けがつかないというか聞き訳がつかない。セリフだけで誰それがと言われても欧米の人名と実際の顔は対応が付かないよ。またカラーのシーンとモノラルのシーンの使い分けがわからない。誰かの解説に頼ればわかるようになるのだろうが、そうまでしたいとは思わないし、そうしないとわからないのであれば作り方の失敗と言える。ああいう愛人なら私も欲しい。[映画館(字幕)] 7点(2024-04-01 19:29:36)《改行有》 20. 哀れなるものたち 《ネタバレ》 猿は道具を得て人のようなものになったという。さて人のようなものは知恵を得て何になるのであろうか。聖書をなぞったといえば確かにそうなのだが、映像や道具立ての意匠がスタイリッシュで多彩な味付けが飽きさせない。ダンスシーンは素晴らしい出来。とはいえ娼館のくだりは長いし、遠慮なしのえぐい描写は悪趣味で気持ち悪い。最後、知恵を得て主人公周辺は社会正義と知識欲に固められ、あっぱれあっぱれめでたしめでたしと見える。しかしその一方、どうも慈愛からは遠ざかったように見えるのは皮肉であり滑稽である。人として生まれた以上どっちに向かってもどうあがいても誰も幸せになれないのかもしれない。[映画館(字幕)] 7点(2024-03-25 20:18:58)
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