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1. ゴールデンカムイ
《ネタバレ》 原作ファンを失望させない実写化。
原作があらゆる要素全部乗せの超エンタメなので、実写化するのは相当大変だろうと思っていた(心配していた)が、こちらの想像を上回る良作だった。
冒頭の二百三高地から嘘臭さのないスケール感で一気に引き込まれる。山﨑賢人演じる杉元の戦闘シーンは肉体の重みを感じさせるナイスアクションで隙がない。役者は総じてすごく良い。
皆お待ちかねであろう羆シーン、1度目は光と暗闇の演出が上手。2度目は羆の巣穴からの定点撮影という実写映画ならではの見せ方。どちらもヒグマをはっきりと大写しにしないことを逆手に取ってリアリティを持たせる創意工夫が感じられた。エゾオオカミは及第点。
ギャグ要素はオソマのくだりがちゃんと面白いしアシリパさんの食へのこだわりが微笑ましい。白石のヌルヌルシーンでは劇場で笑いが起こっていた。
このペースでいくと5本程度で収まらないのでは?という懸念はあるが、シリーズ1作目だからこそ大切にすべきポイントを外さず丁寧に描いた点は好意的に評価したい。[映画館(邦画)] 7点(2024-01-28 01:48:14)(良:1票) 《改行有》
2. ソウル・ステーション パンデミック
《ネタバレ》 Netflixにて視聴。
韓国アニメ、ゾンビ物という事前情報のみで「新感染」の前日譚であることは鑑賞後に知りました。
「新感染」におけるゾンビは【感染後、比較的短期の発症】【運動能力が損なわれない、むしろ向上】【血管膨張】などが特徴で、その点は実写の表現をうまく踏襲していました。
アニメ描写は良く言えば写実的、悪く言えば終始冗長で、アニメーションならではの躍動感に欠け「これ実写でいいんじゃね?」と思いながら観ていました。
事件は元風俗嬢、ヒモ、ホームレスなど首都圏の下層社会に暮らす登場人物を通して描かれるのですが、【ゾンビx底辺】の掛け算は作品にあまり上手く作用しなかったように思います。
終盤に格差のコントラストを示すシーンがあります。
もしかすると韓国社会における何らかの問題提起なのかもしれませんが、それらの意図を作品から読み取ることはできませんでした。[インターネット(字幕)] 4点(2019-02-17 02:49:52)《改行有》
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