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母なる証明 - あろえりーなさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 母なる証明
レビュワー あろえりーなさん
点数 7点
投稿日時 2010-06-30 14:32:23
変更日時 2010-06-30 14:35:55
レビュー内容
ポン・ジュノ監督の作品は本当にシナリオが素晴らしいといつも感心させられる。毎度のことながら、彼の作品に出てくる周辺の人物はやたらひどいのばかり。非協力的だったり、アホみたいな連中だったり、不条理極まりなかったりする。そういう連中はさておき、僕がいつも感心するのはストーリーの作り方、持っていき方が凄く上手いということ。たとえば息子がついに記憶を蘇らせ、母が犯人の男を見つけ対峙しようとする緊迫のシーンで、実は息子が~という見事なまでの裏切り展開が用意される。そして男を殺し、家で仕事をしている母のところに刑事が近づいてきたとき、観客は必ず「母がついに逮捕されるのか~」と思うわけだが、その刑事の口から出た言葉は「真犯人が見つかった」という意外なもの。ハリウッド映画と違って、なぜかポン・ジュノ作品のこういった二転三転は、観客にあらかじめ予測させることが出来ない、気持ちのよい裏切りである。これは僕の予想だけど、おそらく彼の作品は、彼が監督だけではなくて脚本も手がけているからこそ、こういう見事な裏切りが可能なのではないかと思う。シナリオの文章だけ読むと、おそらくは唐突にも思えるその筋書きを、うまいこと人間の心理的な描写で捉えた映像として表現することでその唐突さを回避し、観客に予測出来ない見事な裏切りを作り出しているんだと思う。 この辺の真骨頂ぶりには、素直に賞賛せざるをえない。
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