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タイトル名 |
バベル |
レビュワー |
omutさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-05-04 22:33:26 |
変更日時 |
2007-05-14 03:25:25 |
レビュー内容 |
決して好きなタイプの映画ではないのですが、とても楽しめました。微妙なタイミングで人生を狂わされてしまった人たちの悲劇です。子供を殺害された親の「あと数分ずれていたら、あと数メートル違う場所にいたら、子供は死なずにすんだ」という言葉を思い出しました。人生なんて数秒のタイミングで変わってしまうのだろうと思いながら見ていました。あと数㎝窓から離れていたらケイト・ブランシェットは怪我をしなかったかも、母親の自殺を見ずにすんだら菊地凛子の精神は別の方向に動いていたかも、ジャッカルがいなかったらモロッコの子供は何事もない人生を歩んでいたかも。そんな人たちが微妙につながっていきます。一番、印象的だったのはメキシコで預かった子供達を助けるために砂漠を歩く乳母のシーン。何故子供を置き去りにしたと問われ、不法労働が発覚して強制送還になってしまいます。みな悪意から他人を傷つけてしまったわけじゃないのに、結局、罪を犯してしまいました。悲しい人ばかり出てくる映画でした。 |
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