みんなのシネマレビュー
サンダカン八番娼館 望郷 - Oliasさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 サンダカン八番娼館 望郷
レビュワー Oliasさん
点数 8点
投稿日時 2009-02-28 02:02:40
変更日時 2009-02-28 02:03:05
レビュー内容
事実の持つ圧倒的な説得力に言葉を失う。近代日本の黒歴史の陰で辛酸を嘗め続け、そして誰からも気づかれることなく忘れ去られた名もなき一般の民に誠実に光を当てた監督の(そしてもちろん原作者の)姿勢にまず敬意を表したい。現在、取材時点、そして回想の3つの時系列が巧妙に交錯し、その中で、現在に生きる私たちにも、重みを持って歴史を振り返ることができる仕掛けになっている。娼館の描写は、必要以上に湿っぽくせずにポイントを絞っているが、それでも元娼婦たちの苦難は伝わってくる。それは、最初に彼女の居宅であるあばら家を映すだけで、すべてが表現されているからである。そしてもう一つ、このドキュメントの重要な点は、内容はもちろんだが、それが明らかになった過程にある。当時はもはや誰もが忘れていた、もちろん当事者たちも決して語りたがらない、普通に聞きに行くだけでは誰も答えないであろう対象事実について、原作者は、誰もが躊躇するであろうあばら家(原作では、ムカデが畳の上を平気で這い回っていたとあった)に腰を下ろし、横になり、生活をともにすることによって信頼され、話を聞くことができた。その辺の経緯がきちんと描写されているのも素晴らしい。そして、このような事実の重みに真摯に向き合っていった俳優陣の頑張りについても讃えたい。
Olias さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-23またまたあぶない刑事34.20点
2024-05-22あぶない刑事55.66点
2024-05-17ファイト★ガールズ11.00点
2024-05-15今夜、ロマンス劇場で66.16点
2024-05-14ニューヨーク、アイラブユー55.69点
2024-05-13アドリブ・ナイト66.00点
2024-05-12悪魔とダニエル・ジョンストン44.00点
2024-05-07プロフェッサー(2007)55.00点
2024-05-06アメリカン・ユートピア67.00点
2024-05-02時雨の記24.80点
サンダカン八番娼館 望郷のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS