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タイトル名 |
ダ・ヴィンチ・コード |
レビュワー |
クリムゾン・キングさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-05-21 23:01:35 |
変更日時 |
2006-05-21 23:17:31 |
レビュー内容 |
「キリスト様には妻がいた!しかも娘までいた!!」と言われてしまっては、そりゃ敬虔な信者やヴァチカンは講義をするでしょうよ。 キリスト様は神様であって、カトリックは禁欲その他を強いて今まで厖大な利益(そして犠牲)をあげてきたんですから、今更キリスト様は人間で結婚もしていて天国への鍵は女性との云々と教義とまるで違う事言われれば、そりゃ枢機卿も「嘘っぱちです!買ってはいけません!!」と言うでしょうよ。教会は今までウソを教えていたという事で威厳(というか社会)が失墜しますからね。 …と、向うの方ではどえらい事になっているようですが、無神論者の多いこの日本の感覚で考えれば「だからどーした!?」の一言で片付けられてしまうんですよねぇ。 …とまあ、前置きは長くなりましたが、作品としては可もなく不可もなくといったところでしょう。長い原作といっても半分近くが回想と薀蓄の蓄積ですから、実際の時間軸に当てはめるとこんな仕上がりになるのは仕方ないでしょう(映画のほうでは幾つかの説について肯定派否定派両方の視点から描かれていましたが)。 まあ、それでも幾つかのなぞなぞは「ちょっとあっさり解き過ぎじゃない!?」というものもありましたけど。 しかしいくつかの場面の臨場感はなかなかいいと思いますし、特にラストの場面は音楽といいカメラといいよく出来ていたと思います。 元々原作の展開もイマイチだったので、ストーリー(題材ではなく)はイマイチなんですが、ラングドン教授役のトム・ハンクスをはじめ主人公以上の気合いが入ってるシラスを演じたポール・ベタニーやサー・リー・ティービングを演じたイアン・マッケラン、ファーシュ役のジャン・レノなどの演技は流石にすばらしいので、見て損はしないと思います。 |
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