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タイトル名 |
ファイナル・デッド |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-04-02 00:05:37 |
変更日時 |
2010-04-02 00:05:37 |
レビュー内容 |
何やらモンスターらしきモノが生息しているらしい孤島、そこにアホそうな若者たちが遊びにやってくる、とくれば、『13日の金曜日』あたりのノリを期待する訳ですが(要するに彼らが血祭りにあげられることで映画が盛り上がることを期待する訳ですが)。しかし期待しながら続きを観ていると、何と、モンスターらしきモノの正体は、単なるワンちゃんだったのでした。ワンちゃん達が尻尾ふりふり、若者たちに襲いかかる。そりゃまあ、映画の中で何に人間を襲わせると言って、ワンちゃんほど調教が楽なものはないでしょうから、ねえ。その代わり、あまり強敵には見えず、楽勝で勝てそうな相手、緊迫感にも欠け、「この映画を観て怖がれ」と言われてもツライものがあります。ワンちゃんに襲われては陸地のみならず海もまた安全でなない、ワンちゃんは泳げるのだから、ってな訳ですが、イヌかきで追ってこられても「かわいいなぁ」としか言いようがありません。それに、映画において、危機の中、集うのが老若男女であれば、その危機に立ち向かう映画として盛り上がるし、一方、集うのがアホそうな若者たちであれば、バンバン殺されてナンボの映画として盛り上がる。本作は後者を期待させておきながら、前者の路線を狙ってしまいました。しかもストーリーを語るのに精一杯で、印象的なシーンもあまり無い。という、物足りない映画なんですけれども・・・でも、でも、やっぱり動物パニック映画路線、いいですよねえ。好きです。中盤、窓に板を打ち付けたりして強引に「立て篭もり系映画」の様相を見せ、さらにはワンちゃんが板を突き破って襲ってくるあたり、「わー、こりゃ『巨大生物の島』だぁ」と、ちょっとうれしくなりました。 |
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