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インポッシブル - 鱗歌さんのレビュー
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タイトル名 インポッシブル
レビュワー 鱗歌さん
点数 5点
投稿日時 2014-10-30 00:02:56
変更日時 2014-10-30 00:02:56
レビュー内容
題材が題材ですから、そりゃま「面白おかしいスペクタクル」として撮るっちゅう訳にもいかないんでしょうが、だからと言って、とりあえずリアルです、とりあえず実話です、ってなアプローチだけで、よいもんなんでしょうか。この時、津波に襲われた人にとって、それは突然のものであったから、映画でも前触れなく津波が襲いかかる。主人公の知らないところで津波が発生し、知らないうちにそれが迫りくる様子を我々だけに見せる、という見せ方もありえた(というよりその方が一般的か)と思うのですが、そしてそういう「演出」を通してこそ、災害の残酷さや人間の無力さが浮かび上がると思うのですが。で、その後も、混乱をただ混乱として描こうとする、なぜならこれは真実の物語であり、実際にこの主人公はこの時、混乱の中に置かれたのだから。そして、ケガの描写も、現場の描写も、医療の描写も、きっととことんリアルに仕上げたのでしょう。あとは登場人物たちの顔のクローズアップの連続。その結果どうなったかと言えば、多かれ少なかれ、“家庭用ビデオで撮ったみたいな”雰囲気が漂うことになっちゃう。実際の出来事を実際に目撃したように描く、ってんだったら、「津波の実際の映像」を前にしたときには、本作はどうやったって、負け、でしょう。再現に過ぎないのだから。いや、ホントに再現に徹している訳じゃなく、勿論、ここには演出があり、良さそうなシーンを入れようともしています。長男が、離れ離れの親子を再会させる場面なんか、いかにも良さげだし、主人公家族が再会を果たす直前のあたりなんか明らかに演出を伴うサスペンス。こういう、無難なことは、するのよね。なーんか、胡散臭い。ってそりゃ言われまっせ。で、結局、物語はといえば、主人公一家の個人的レベルの冒険物語に終始してしまい、(最後に少し飛行機からの災害地の俯瞰が登場するとは言え)未曾有の災害の圧倒的規模そのものがもたらす恐怖や絶望といったようなものも、残念ながらあまり感じることができませんでした。こういうのも主人公一家の視点に限定した「リアルさ」の一環なんですかね・・・。
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