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タイトル名 |
マークスマン(2021) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-06-14 14:38:04 |
変更日時 |
2025-06-14 14:38:04 |
レビュー内容 |
リーアム・ニーソンって、「アクションができる人」では全然無いと思うのですが、成り行きでアクション俳優として祭り上げられ、一応、図体のデカさにも助けられて何となくそういう役をこなせてしまっている。というのはかつてのジョン・ウェインにも繋がるような。 今回演じているのは、かつて軍隊で狙撃手をやってた男、今では引退して牧畜業を営んでいるのだけど、亡き妻の生前の医療費で借金を抱え、住み家を追い出されようとしている。要は、もう居場所が無いんですね。 まるで、年老いたアクション俳優が、アクション映画界に居場所を無くしていくように。 で、ひょんなことから、麻薬組織に追われる少年を匿い、逃避行の身となって、ロードムービーが展開される、という趣向。 追っ手のリーダーとしては、この主人公に恨みがある、ってのは分かるんだけど、ここまで執拗に主人公と少年を追跡してくるのがイマイチぴんとこないんですけどね。ちょっと切迫感が無い。 あと、ロードムービーっぽい展開で、道中の出逢いに何かもう少し印象を残すものがあってもよかったのかな、と。地図を探しに入った店の店員のお姉さんとかは、割と印象的でしたけれども。 とは言え、ラストは、いいですね。主人公はただひっそりと、消えていくのみ。別に、リーアム・ニーソンが「アクション映画に出るのはこれが最後です」と銘打った訳でも何でもないんだろうけれど、なんか、そういう雰囲気が漂うラストになってます。 |
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