|
タイトル名 |
トンネル(2001) |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-12-16 19:08:32 |
変更日時 |
2007-12-16 19:08:32 |
レビュー内容 |
壁の向こうとコチラ側、という視覚的な効果も巧みに織り交ぜながら、実際に行われた西ベルリンへの脱出劇を、サスペンス感あふれる映画に仕上げており、歴史の重みを感じつつも、娯楽映画としても充分に楽しめる作品だと思います。ラストのトンネル内部の光景が、感慨深いですね。人間が人間の都合で“壁”を作り、それに対抗するためだけに膨大な苦労のもとに作られたトンネル。“壁”さえ無ければ無用のトンネル。発見されてしまえばもう使用できないトンネル。無駄といえばこれほどの無駄もない、しかし大変な重みを持つトンネル・・・。ところで、「命がけの脱出劇を取材して金儲けするアメリカのTV局」、それを描いた商業映画こそが、本作、だったりするワケなんですけどね~。 |
|
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
トンネル(2001)のレビュー一覧を見る
|